もへんじょ=だろの不定期更新日記
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2016年06月15日(水) 懐かしの佐渡(前)

2009年の第5期に行って以来の超・久しぶりに佐渡行きです!
(過去日記参照)

今回のメンツは俺、老ちゃん、ミッキーの・・・何時もの3人(笑)




いや〜
昨日の夜は閉店後も色々大変で(過去日記参照)家に帰ってからも
メールを打ったりデータを纏めたりで超大変でした(涙)

しかも勝手にVerUPしやがったウィンドウズ10が
意味不明なエラーを引き起こしてPCが立ち上がらずに、結局OSの
再インストールをする羽目になってストレスマッハです!(怒)


何だかんだで伊勢原まで出て来てくれた2人を予定よりも40分も遅れて
回収でした(汗)


そこからは圏央道を使って一気に新潟へ!!
途中、群馬と新潟の県境周辺で濃霧と豪雨で大変な事になりましたが
ま〜それでも何とか予定オーバー分を取り戻して予定以上早く
新潟へと着けそうです♪


本当は余裕をもって新潟9:20発のフェリーを予定していたのですが、
このペースで行けば1個前の始発のフェリーに間に合いそうです!!



何とか5:40に『新潟港』へと到着に成功!!
港の駐車場に車を停めて急ぎ足で乗船券を買って、すぐに停泊中の
フェリーに乗り込みます。

6:00に出港♪


即・爆睡!!(笑)



8:30に佐渡の玄関口『両津港』に到着です。

レンタカーは元々の予定で12時からの予約だったので、まずは
予定を変更して貰う手続きを取り・・・・・・の前に朝飯です(笑)

港の食堂で「岩ノリ蕎麦」を食いました!
岩ノリがメッチャいっぱい乗っていて磯の香が凄くてとても
美味かった♪


食後、若干迷ったものの港近所のレンタカー屋に辿り着き
サクッと手続きを済ませてレンタカーでGO!!


まず・・・・と言っても、幾つか目的地が見付からずにスルーしたり
ウロウロしたりしての、結果的にの最初の目的地(苦笑)
『黒木御所跡』です。
承久の変で配流された順徳上皇の仮宮跡で、皮つきのままの丸木で粗末
な宮であったことから黒木御所と呼ばれました。
上皇は帰京することを唯一の支えとしていましたが、幕府は認めず
「存命益なし」として絶食して果てられたそうでう。

勿論宮内庁管轄=黒木御所跡は外柵で囲われています(涙)
外側から見える範囲を見て来ました。
ま〜建物などは流石に残っていないのですけどね・・・



さて、続いては佐渡と言ったら!的なスポット!!


そう!金山です♪
俺と老ちゃんは前回来ているのですが、その時は時間の都合上2コース
ある内の1つしか見てなかったので丁度良いのでリベンジです!
(過去日記参照)

序に当時、見なかった周辺の関係施設もちゃんと見学しておきましょう!
まずは『大立竪坑』
明治10年に完成した大立竪坑に関係する施設で、濁川右岸の斜面中腹
に立地する鉄骨造の櫓です。
竪坑内にケージを昇降させるための施設で、昭和13年の大立竪坑捲揚
拡大計画に伴って同15年に建設され、平成元年まで稼動しました。
この竪坑櫓の構造は、ケージの昇降に用いる上層部の櫓と、坑内から
運搬してきた鉱石の貯蔵に用いる下層部の貯鉱舎に分かれています。
このうち、上層部の櫓は、鉄骨トラス構造で高さ約13.9m、ケージ用
の滑車2基を備え、竪坑内につながるガイドレールが敷設されています。
現在坑口は塞がれていますが、かつては竪坑の地下にケージを吊り下げ、
作業員や採鉱・坑内保全用の資材、鉱車等の運搬が行われていたそうです。

本当に山肌に聳える錆びた鉄の櫓です!



そのまま少し山道を下がって『佐渡金山』入口へ
恐らく日本で一番有名な金山でしょう!

鉱山の歴史は古いのですが、正直何時からかは不明です。
しかし今昔物語集の巻26・第15話に
「能登の国の鉄を掘る者、佐渡の国に行きて金を掘る語」という段が
あるので、少なくとも今昔物語集の成立年代と推定される11世紀後半
には少なくとも砂金等の形で佐渡で金が産出することは知られていたよう
ですね

専ら鉱山としての歴史が明確に始まるのは江戸時代からです。
慶長6年(1601年)、佐渡は徳川家康の所領となります。
同年、北山(金北山)で金脈が発見されて以来、江戸時代を通して
江戸幕府の重要な財源となりました。
江戸時代初期にかけての最盛期には金が1年間に400kg、銀が40t
以上採掘される、当時としては世界最大級の金山であり、産銀についても
日本有数のものであり、江戸幕府による支配体制の要の一つでした。

見学コースは2つあり、前回通った江戸時代の採掘の様子を再現した
見学コースと、近代の採掘の様子を再現したコースがあります。


まずは前回行っていない近代コースから周りたいと思います!

トロッコや巨大なドリルなどロマンあふれる展示に胸踊らされながら
進んで行くといったん外へと出ます。

そのまま鉱山の上まで歩けるルートがあり、登って行くと
『道遊の割戸』が目の前で見る事の出来るベストスポットへと
行く事が出来ました♪

佐渡金山のシンボルとも言われている風景で、山が割れています。
もうザックリと割れています。


金を掘り過ぎて山、割りました。
しかも機械化される前の人力でやりました。
人類の欲の象徴です(笑)


再び入り口から入り直して、今度は江戸時代の採掘コースを見学!

ま〜無駄にイケメンなマネキンさんが人力で掘り進んで逝く様が
展示されています。

1つ1つのコースが結構長いので2つ合わせてだと、ここだけで
2時間くらいは居ましたね〜

流石は日本一の金山です!(笑)



金山から出て、山道を下って行き町の方まで戻ると見えてくるのは
『北沢浮遊選鉱場』です。
近代遺産の象徴で東洋一の浮遊選鉱場と呼ばれた施設群の跡地です。
発電所やシックナーなど鉱山の近代化に貢献した施設群が密集して
残っています。
もともとは銅の製造過程で行われていた技術であった浮遊選鉱法を
金銀の採取に応用し、世界で初めて実用化に成功したものです。

戦時下の大増産計画によって大規模な設備投資がされ、1ヶ月で
5万トン以上の鉱石を処理できることから東洋一とうたわれました。

コンクリートの骨組みやタンク、建物などが大量に密集して
残っている廃墟ですので何とも言えない迫力がありますね・・・

正直、観光コースの金山よりも見る価値ありでしょう!!



さて、これにて一応金山関連の観光は終了〜
そろそろ腹が減ったので飯処へ移動しましょう!

・・・・の前に、道すがらもう1件見てからにしましょう!!

『小川台場址』
佐渡は天領であり、海岸線も長いため58か所の遠見張番所を含む台場
があったそうです。
小川台場跡は佐渡の外海府(金北山のある大佐渡山脈の西側)にある
旧相川町小川集落の西方に飛び出た海成段丘の先端部にあります。

佐渡奉行は文化5年(1808)年に殿見崎に台場を造り、異国船への
備えを始めました。

・・・・しかし当時設置された小さな大砲1門では、どう考えたって
異国船には対抗出来ない為、嘉永3年(1850年)に島内で鋳造した
追加の大砲とそれを設置する新しい台場を造りなおしました。
これが現在の小川台場です。
台場は45m×17mの広さに砂盛土で整地され、平面形は扇形で海側に
土塁を築き、内側に3か所の大砲を乗せる砲台を造り、それぞれに登り口
があります。

ま〜結局、一度も異国船との交戦はおろか実戦はありませんでしたが、
幕府の砲術修行などに関する海防政策にあわせて、佐渡奉行所の地役人
たちがこの台場で訓練をしたようです。

佐渡でも有数の現存して遺構がハッキリと残る貴重な台場です。




ご当地グルメの「鰤カツ丼」を食べましょう!!
「めおと岩ドライブイン」にて食しました。
読んで字の如し!
鰤のカツ丼です♪

脂いっぱいのジューシーな鰤カツがアゴ出汁で味付けられていて
アッサリ、でもジューシーな肉厚な鰤が・・・・・


ご飯が止まらん!!!(汗)


食後、折角なので目の前の海に見える観光名所『夫婦岩』もちゃんと
見て来ました(笑)
夫婦岩って言うと、三重県のが有名ですが佐渡の夫婦岩も
夫婦のように同じ形の岩が寄り添うように並んでいました。
「古事記」の国生み神話に由来するとされる岩だそうです。
まさに夫婦の様に素晴らしい風景でした!

・・・・美味い物食ってお腹が満たされている時って何でも
美しく見えますからね〜(マテ)



さて、そのまま徐々に島内を南下して行き次に訪れたのは
佐渡の島の真ん中ら辺にある『下国府遺跡』です。
9世紀前後の須恵器、土師器なども多数出土しており、元禄検地帳に
「下国府」の地名で記載があり、国府に関連する官衛または官舎的な
建物があったと考えられています。
佐渡の山脈を背景にした四角形の遺跡で。二重の濠に囲まれており、
2棟の掘立柱の建物跡があります。


続いて『阿仏房妙宣寺』へ
ここは前回も来たのですが、良かったのもう一度訪れました。
日蓮大聖人の直弟子阿仏房日得の自宅を阿仏寺としたものが前身。
日蓮宗佐渡三本山の一つで、蓮華王山妙宣寺と名乗りました。
山門、仁王門、本堂、祖師堂、庫裡と素晴らしい造りの建造物が
多く残る寺ですが、何と言っても一番目を引くのは境内にある五重塔
(高さ24.11m)でしょう!
この五重塔は新潟県内唯一のもので、国の重要文化財に指定されています。
他には直江兼次と繋がりが深く、寺の宝物の中には直江兼続が奉納したと
伝えられるやりの穂先が今もあるそうです。

・・・新潟唯一の五重塔は佐渡に有るんですね〜(笑)
そして、この五重塔の最上階には僧侶のミイラが安置されている
らしいですよ!!(汗)

そして、前回は知らなかったのですが実はこの妙宣寺
城址だったんですね!
かつては佐渡守護代竹田本間氏の居城だったそうです。

本間氏が上杉氏に討伐された時に、寺の為に便宜を図ったのが
直江兼次だったそうです。



続いて、こちらも2度目の参拝になる『度津神社』にも立ち寄りました。
五十猛命を祭神に交通の守護神として島民から信仰されています。
927年の延喜式神名帳に記載されている佐渡の式内社9社の1つで
佐渡の国の一ノ宮です!
ミッキーは来た事無かったので折角なので立ち寄りました。

1470年の洪水により社地、古文書等が流失したため、現在の位置に
移ったとされていますが詳しい事は不明だそうです(汗)



さて、島の南の西側
俺的には今回のメインかな?
前回は時間が無くて行けなったエリアです!
『宿根木』へ!!

佐渡金山が栄えた17世紀を経て、北前船の寄港地として発展した
小木海岸の入り江の集落で、狭い平地で迷路のような路地に今も100棟
を超える板壁の民家が密集しています。
狭い敷地をフル活用する為に、家と家の隙間に小路は通り、水路が通り、
路地の三角の空きスペースにも三角形の家を建てる程の
密集っぷりです(笑)
海が目の前で、海風が強いので板の屋根の上に重石を並べている
「石置き木羽葺屋根」が多いのも宿根木の特徴だそうです。
船大工の技術が結集した宿根木の町並は、国の重要伝統的建造物群保存
地区に登録されています。


追加で近所にあった「佐渡國小木民俗博物館」へ立ち寄りました。
・・・と言っても、ここの駐車場に車を停めて宿根木を観光して
いたのですがね(苦笑)

元々は車を停めただけで入る気は無かったのですが(マテ)
扉の隙間から見えた物に一目惚れして突撃です!!!


一目惚れしたもの・・・・
江戸時代の和船(千石船)を再現した「白山丸」です!
かつて造船で栄えた宿根木で作られた図面を元に、忠実に再現した
そうです!!

1/1フルスケールです!!

しかも船内の中まで入って見学出来ました!


1/1の当時の船なんて見る機会もそうそう無ければ、直接中まで入って
見れるなんて、もう超感動です!


いや〜良い物を見せて貰いました♪

そろそろ時間的にも宿のチェックインの時間が迫って来ていますが
これは見ておいて良かったと断言出来ます!!

テンション上がってウハウハです(笑)
そんな感じで次の目的地『赤泊城』へと向かいます!
赤泊城は、赤泊港を見下ろす比高50mほどの山上にある戦国時代末期に
本間一族の羽茂本間氏によって築かれた山城です。
羽茂本間対馬守高貞が、弟であった三河守高頼にこの地を与え、港支配の
為に築城させたのがこの城であると云われています。
城山の麓に平城と呼ばれている場所があり、現在赤泊小学校の敷地と
なっていますが、ここに平素の居館があったものと推測されています。

城は主郭部がよく残り、二郭との間には巨大な土塁がありました!
土塁の高さは8mもあり、佐渡の城郭に見られる土塁の中でも最も
巨大なものだそうです。

駐車場にて凄まじく人懐っこい野良猫の襲撃を受け、3人ものメロメロ
にされてしまい、20分くらい足止めを食らいましたが(ヲ)
何とか誘惑を振り切って見学を再開します!!


実はこの赤泊城・・・・・・・・




佐渡で唯一のヤッチマッタ模擬天守が建つ城としてその筋では微妙に
有名です(マテ)
模擬天守のような展望台が建ち、中には赤泊村の伝説に関する様々な
資料が展示されいます。

ま〜頂上の展望台からの景色は素晴らしかったのですが、建物の中の
蒸し暑さは異常だったよ(汗)
入った瞬間に空気の重さと熱さにビビったからね!!



本日の宿は両津の港の近所なので、東へ東へ島内を戻るのですが
宿に向かう前に最後にもう1件!
『姫埼灯台』へと立ち寄り見学しました。
この灯台は佐渡で初めての灯台として、1895年に点灯しました。
現存する日本最古の鉄造りの灯台で、その歴史的・文化的価値を認められ
何と「世界灯台100選」にも選ばれています!

白いシックな感じの造りの灯台が海と空の青さに栄えて綺麗でした♪
・・・・でも、殆ど人が訪れていないのか蜘蛛の巣が凄かった(涙)


さて、若干飛ばして何とか予想通りの時間で宿へと到着する事に成功!
今日の宿は両津港にある「金沢屋旅館」

とても古い旅館で、1887年(明治20年)に建てられた、築120年
オーバーな正真正銘の・・・・・・・・・・元遊郭!!(爆)


古い中にも何処か艶っぽさが残るのはそう言う事ですかね〜(笑)


部屋も部屋番号の板も当時のままだそうです。
部屋に通されて荷物を片付けたら・・・・



久しぶりのガンプラタイム!(マテ)
元とは言え、遊郭でガンプラ作ったのはおそらく世界で
俺くらいだろう!!(爆)

作りかけだったMGフリーダム(過去日記参照)をフリーダムな俺が
作ります♪


飯はまさに島!って感じでカニの餡かけやエビの丸焼き、サザエの壺焼き、
刺身、焼き魚、煮魚、海藻、汁物も魚のツミレと海鮮オンリー!
肉が一切出て来ないのが高評価♪


途中、米が尽きてお代わりを貰おうかと宿の人を呼んだのですが
お爺ちゃんとお婆ちゃんが2人でやっている宿なので、呼んでも
中々聞こえないのか来てくれません(汗)

・・・・空の御櫃を持って「お代わり下さ〜い」と宿の中を徘徊する
ミッキーがマジで狂気だったね〜
新手の妖怪かと思ったよ(滝汗)



食後、部屋に戻ってゴロゴロしてから近所のコンビニに買い出しに
出掛けます。



・・・・酒を飲んでいないのに何で徒歩で来ちゃったんだろう(汗)
コンビニに着いてからマジで凹みました。

結構遠かったし、外は蒸し暑いし・・・
更にイキナリ雨まで降って来るし(涙)


買う物買って、雨が上がった隙にダッシュで宿へと帰ります(苦笑)


宿に戻って、風呂に入ってスッキリしてからコンビニで買った地酒を
飲みつつ明日の予定を確認しながらガンプラ作ってから就寝です・・・

いや〜
今日は予定以上に調子良くて周り過ぎたので、明日はマジで行き先が
残っていません!
・・・船の時間までどうしよう(汗)


ま〜何とかなるでしょう!!
そう思い込んで寝ます(ヲ)

明日も(違った意味で)色々と頑張りましょう!



続く


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