もへんじょ=だろの不定期更新日記
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2015年06月20日(土) ノー渋滞な京都南西

本来であれば昨日今日と酒乱祭だったのですが、残念な事に
人数が集まらずお流れに・・・・(涙)

しかし、酒乱祭から参加予定だった連中が居たので折角なので
日帰りで何処かに行く事にします!




ま〜メンツが確定するまで諸々ありましたが、俺、MICHEL、
もりへーの3人で京都に行って来ます♪




今回は京都と大阪の県境に位置する山崎の城址からそのまま京都の
南西の残りのポイントを見つつ洛中にて幾つか見学するプランで
行きます!


俺の仕事終わりに合わせて0時半頃、伊勢原まで出て来て貰い
駅前で2人を拾って合流します。
そのまま東名に乗って京都方面へとGO!!

足柄のSAでMICHELが運転を交代してくれると言うので
お任せして俺は寝ます(笑)





・・・・・・・・・・・・後で聞いたら、MICHEL。
運転交代して早々に眠気にヤられて危なかったそうです(滝汗)

助手席のもりへーに起こされつつ進んだそうです(マテ)


何とか立て直したMICHELの運転で無事に
大津まで辿り着いたものの(苦笑)、ここで工事による通行止めが!!


幸い時間帯指定の通行止めだったらしく、2人は大津SAで朝飯を
食ったり仮眠をとったりして時間を調整して突破したそうです!





で、そんな足止めがありながらも朝の8時には最初の目的地である
大阪の手前にある山崎市へと到着しました。

行きの道は高速も下道も土曜の朝だと言うのに、気持ち悪いくらいに
ガラ空きだったそうです(笑)

ま〜ここ最近は天気予報でずっと天気が悪いって言っていたから
皆して悪天候を警戒して出歩く予定をたてなかったのかな?



・・・・・・・・朝から晴天ですがね(笑)


まずは『宝積寺』の駐車場に車を停めてお寺を拝観します。
宝積寺は寺伝では724年、聖武天皇の勅命を受けたに行基が建てたと
伝えられる真言宗の寺院で、行基が山崎橋という対岸八幡への往来の
橋を建てた際に、橋寺として創建したと云われています。
また、聖武天皇が夢で竜神から授けられたという「打出」と「小槌」を
祀る事から通称「宝寺」の別名があり、大黒天宝寺として商売繁盛の寺
としても有名です。

更に歴史上度々この寺はクローズアップされており、まず一番有名なのは
豊臣秀吉VS明智光秀で有名な山崎の戦いでは秀吉の本陣となり、
禁門の変では尊皇攘夷派の真木保臣を始めとする十七烈士らの陣地が
置かれた場所です!


秀吉が一日で建てたと伝えられる三重塔や山門の金剛力士像、
水掛不動などを見学しました。


さて
山に登るよ〜



朝の8:30から山登りだよ〜(涙)


しかも、もう既に暑いよ
酷暑ってほどじゃないけど、どう贔屓目に言ったって爽やかって
感じじゃないさ(汗)

この山は天王山で、山崎の合戦ではこの山の上を取った方が
戦場を一望出来る為、お互いが奪い合ったと言われています。
この出来事から、どうしても落とせない大事な勝負を天王山と
言われるようになったそうです。


・・・ま〜薀蓄は置いておいて(ヲ)
日が昇ってこれ以上暑くなる前に撤収したいので黙々と頑張って
登りましょう(苦笑)


登山道の途中でやたらと元気なハイカーの爺さんとかに挨拶したり
されたりしつつも山頂手前の『酒解神社』へと到着です。
延喜式内社で山崎地方で最も古い神社だそうで、本殿の手前に建つ
神輿庫は鎌倉時代の建築で日本にある板倉式倉庫としては最古の例で
あり、国の重要文化財に指定されています!
大山祇神を主祭神とし、素盞嗚尊を相殿に祀っており、橘氏の先祖神で
あると云われていますが、創建の由来は不明(汗)
しかし奈良時代に建立されたという説が一番濃厚だそうです・・・


神社の参道



紫陽花が綺麗でした〜

まだ咲き始めの5割6割咲きって感じでしたが、それが逆にどこも
枯れておらず地面にも茶色い枯れ花が散っておらずに本当に綺麗でした!

水色やピンク、紫と色とりどりの紫陽花を眺めていたら予想以上に
時間を使ってしまった(苦笑)
気を取り直してラストスパートで山頂を目指します!

神社から10分の掛からずに山頂『山崎城址』に到着!

山崎の戦い後、大坂城が築城するまで豊臣秀吉が本拠地とした城で、
宇治川、木津川、桂川の合流するところで、山城と摂津の国境にあり
山麓には西国街道があり、河川を含め軍事、経済、交通の要所!
京都への圧力と、防備、外圧を防ぐ両面を持った地で、京の都を治める為
にはこの地は絶対に外せないポイントでした。

遺構としては、本丸の礎石跡、石垣、井戸、門柱礎石が辛うじて残って
いる程度ですが、資料から見ると当時はかなりの防御力を持った城だ
ったようです。



下山時も紫陽花を眺めてしまい、再び若干のタイムロスをして
しまいました(苦笑)

9:30過ぎには下山。
朝から1時間の山登りは結構ハードでした(汗)



後は車に戻り、エアコンをキンキンに効かせて一気に冷え冷えです♪
運転を交代して、MICEHLには後ろで休んでいて貰います。
洛中方面へと来た道を戻り、まずは洛南エリアの見学し忘れていた
『御香宮神社』へと立ち寄ります!

京都市伏見区にある神社で、通称御香宮(または御幸宮)
神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神を祀る
伏見地区の産土神です。
創建の由緒は不詳だそうですが、貞観4年(862年)に社殿を修造した
記録がある事から歴史の古さが伺えます。
伝承によると862年に、境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲む
と病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったと云われて
おり、それが神社の名前の由来になったとの事。

今でもその水は境内から湧いており、ペットボトル持参で汲みに来ている
人がたくさんいました。

京都にしては良心的で、拝観中は駐車料金は¥0でした♪




お次は洛西エリアに入り、これもまた未到達で終わっていた
『松尾大社』と『鈴虫寺』を拝観します。


まずは松尾大社から拝観しました。
大宝元年(西暦701年)に社殿が創建された京都で最古の神社の
一つで、日本第一の醸造の祖神として有名です!
境内の亀の井の名水が酒に変わったという逸話は有名です♪
上賀茂神社(玄武)・八坂神社(青龍)・城南宮(朱雀)・
松尾大社(白虎)・平安神宮(中央)
と京都の四方と中央を守護する神社の1つでもあります。

楼門をくぐると、一之井という水路が流れている特殊な造りの神社で
その先の境内の中央に拝殿があり、その奥に本殿が建立されています。

この本殿は桁行3間、梁間4間の特殊な両流造をしていて、更に箱棟の
棟端が唐破風形になっている他に類がない特殊さから「松尾造り」と
呼ばれています!


拝観後、来た道を少し戻り鈴虫寺へとやって来ました。

流石に辺り近所が狭いのと有名さでかなりの観光客がおり、
今回のイベントで唯一混んだ場所ですね(笑)

ま〜それでも全然普通に車が動き、観光に不便の無いレベルですがね♪


鈴虫寺・・・正式名は華厳寺
年間を通して鈴虫を飼育している事から鈴虫寺として呼ばれています。
様々な種類の竹を集めた庭園や、わらじをはき、願い事を一つだけ
叶えるという「幸福地蔵」
そして恋愛成就や縁結び祈願の黄色いお守りでも有名な寺です。

享保8年(1723年)、学僧の鳳潭によって創建されました。
鳳潭は華厳宗の復興を志して創建したと云われています。

後、この寺で有名というか特徴的な事は
お菓子を食べながらお茶を飲みつつ、鈴虫の鳴き声を聞きながら
坊さんの説法を聞く鈴虫説法でしょうかね(笑)

若干、喋り方がおネエっぽい様な気がした坊さんの楽しく分かり易い
仏教とは?生きるって?幸せって何?的な話でしたが結構盛り上がって
50人くらいで聞いていました♪

この説法は、京都市内の寺院の中でも特に積極的な拝観者招致策を展開し、
成功した例として注目されているそうです。


鈴虫寺の石碑に「鈴蟲寺」って書かれていたのが・・・・・・
凄い嫌でした(涙)
何だか普通に人を襲って喰ってそうな感じだし、絶対に毒持ってるよ
その鈴蟲!!(汗)





時刻は13:30
流石に夜中とか明け方にコンビニで買ったパンとかしか
食べていなかったので空腹がヤバイ!(涙)

取り敢えず、京都のご当地グルメは高くつくのは100も承知なので
初めからご当地物を食うきは0(苦笑)




取り敢えずガッツリ食えればそれで良い♪





で、俺とMICHELのチョイスはすき家か餃子の王将!(マテ)
先に出て来た方で決めようって事で次の目的地へと向かう途中、車内で
皆で必死に店を探します!




・・・・・・・・・あった


あったよ、餃子の王将!!




早速入店、そして注文♪
やって来た卓に乗り切らないんじゃないかって不安になる量(マテ)


ラーメン食って、餃子食って、チャーハン食って、唐揚げ食って・・・




もう大満足☆





・・・・腹一杯で動きたくないわ(汗)




チョッと長めの食後の休憩後、再起動をかけて何とか店を脱出です!


餃子の匂いを周囲に撒き散らしながら重たい腹を抱えてやって来たのは
『三十三間堂』
京都市東山区にある仏堂。
建物の正式名称は蓮華王院本堂。
同じ京都市東山区にある天台宗妙法院の境外仏堂であり、同院が所有
管理しています。
元は後白河上皇が自身の離宮内に創建した仏堂だったそうです。

ま〜有名なのは江戸時代から始まった「通し矢」でしょう!
江戸時代、各藩の弓術家により本堂西軒下・・・・・長さ約121m!
で矢を射る「通し矢」の舞台となりました。
縁の北端に的を置き、縁の南端から軒天井に当たらぬよう矢を射抜く
狂気のイベント!!
伝統に因み、現在は一月中旬の「楊枝のお加持」大法要と同日に、本堂
西側の射程60mの特設射場で矢を射る「三十三間堂大的全国大会」が
行われています。
弓道をたしなむ新成人参加者が振袖袴姿で行射する場面は、しばしば
ニュース番組等で取り上げられています。
一般的には「通し矢」と呼ばれていますが、60mは現在の弓道競技の
「遠的」の射程であり、軒高による制限もないから、かつての通し矢とは
まったく違う健全な?イベントです(笑)

流石にメジャースポット!
この旅にしては珍しく若干混んでいました。

・・・・・それでも若干ね(笑)

拝観料を払い境内に入り、まずは三十三間堂の長い長い本堂を外から
見学します。
因みに三十三間堂の「間」は長さの単位ではなく、社寺建築の柱間の数を
表す建築用語だそうです!
長さが三十三間あるから三十三間堂って訳では無いのですね(汗)


外を一周してから本堂内へと

堂内には国宝である「木造千手観音坐像」を始め、その左右には長大な
階段状の仏壇があり、1000体の千手観音立像が各10段50列に並ぶ
とんでもない光景が広がります(汗)
最後に千手観音立像は本尊の背後にも1体あり、計1001体!!

それ以外にも両サイドに風神、雷神像。
千体仏の手前には二十八部衆像が横一列に並ぶ大迫力な厳かさです(笑)




・・・京都に危機が訪れた時、この1001体の仏像が飛び立ち
仏敵に突撃&殲滅する!・・・・・・・と面白いのにな〜と
その絵面を想像して吹き出しそうになったのはココだけの話で(ヲ)


ま〜色々度肝を抜かれ、かつ感動した三十三間堂でしたが、何より一番
感動したのは・・・・・・・・・・・








駐車場代¥0には一番感動した(マテ)




次の目的地で今日は最後!
三十三間堂を出てすぐ近所にある『智積院』へとやって来ました♪

因みにここも駐車場代¥0で、着いて早々に感動を噛み締めます(笑)

本尊は金剛界大日如来。
千葉県成田市の成田山新勝寺、神奈川県川崎市の川崎大師平間寺、
東京都八王子市の高尾山薬王院と並ぶ真言宗智山派総本山の寺院です。


元は紀州の根来山にて代表的な寺院の一つとして栄えていたのですが、
豊臣秀吉と対立し、その結果滅ぼされます。
その後、なんとか逃げ延びて京都の東山にて再興を図ります。

関ヶ原の合戦後、江戸時代になると徳川家康の恩命により、当時の僧正
玄宥に東山の豊国神社境内の坊舎と土地が与えられ、智積院が再興され
ました。
その後、秀吉公が夭折した棄丸の菩提を弔うために建立した祥雲禅寺を
拝領し、さらに境内伽藍が拡充されました。

これが現在の智積院の大本です。


「利休好みの庭」と伝えられるこの庭園を始め、金堂、明王殿、収蔵庫、
講堂、大師堂、密厳堂、参門と現存、復元物を含め広大な敷地に
数々の建造物が建ち並びつつもゆったりとした空間をマッタリと
散策してきました♪

特に国宝障壁画が納められている収蔵庫は最高に見応えがありました!!
桃山時代に長谷川等伯らによって描かれ、祥雲禅寺の客殿を飾っていた
金碧障壁画が数点展示されており、「楓図」「桜図」「松と葵の図」
「松に秋草図」の国宝障壁画はダイナミックに大自然を描き出し、
豪華絢爛ながらも奥深い影を感じさせる素晴らしい作品でした!

他にも夜明けと夕暮れをモチーフにした襖絵や
春夏秋冬をモチーフにした襖絵など思わず足を止めて見入ってしまう
物が何点もあって、まるで美術館にいるかのような感覚が
ありましたね(笑)



更に、金堂の裏手から墓地に繋がる道




たくさんの紫陽花が咲いていて、六分咲き程でしたが色とりどりな
紫陽花と金堂の落ち着いた色彩がとても美しい絵になっていました!

いや〜
紫陽花は全く期待していなかったので、とても得した気分です♪




さて、時刻は16時
最後の智積院で思わぬ芸術鑑賞でいっぱい時間を使ったので
最初は昼に帰るのも微妙だな〜って思っていましたが、何だかんだで
夕方まで遊び尽くす事が出来ました(笑)

後は高速に乗って真っ直ぐ帰りましょう!!


市内を土産も買わずに出発したので、途中のSAで土産を買ってから
帰ります。
折角なので滋賀に入ってすぐの大津SAで『琵琶湖』を眺めてから
帰りましょう♪



帰りの高速も全然渋滞が無く、三重でMICHELに運転を交代して
俺は爆睡!


で、起きたら足柄SAの手前まで来ていました!
いや〜、あの後もずっと道路は空いていたのね♪


今回は秦野中居ICで降りずに、2人を大和まで送っていくので
最後に海老名SAで晩飯を食ってから横浜町田ICで降ります。



大和のもりへー宅前で2人を降ろす前に今日の精算〜



もりへー「お金、無いです・・・・・」




って、ヲイ!!

もりへー「チョッと待ってて下さい!駅前のコンビニで下ろしてきます!」



で、MICHELと2人で車内で
「あいつ、最後にやらかしたな〜」って笑っていたら
ションボリともりへーが帰ってきました。


どうした?(汗)


もりへー「ATMが使えなくてお金、下ろせなかったです・・・」


MICHELと2人で大爆笑!
最後の最後に完璧にオチつけたな、もりへー☆(笑)


取り敢えず次まで立て替えておいてあげます(苦笑)



笑いの余韻が残るMICHELと凹むもりへー
対照的な2人に見送られて俺も家に帰ります(笑)



0時前には帰宅!
いや〜今回は土曜日の京都って事でかなり渋滞などは警戒して
いたのですが、気持ちが悪いくらいに軽快に進みましたね〜

行きの高速も帰りの高速も、京都市内の道も、観光地の駐車場待ちも
一切0でしたからね!!!
悪天候と悪天候の間の好天!
最高に隙間を縫ってクリティカルな観光日和を一部の少数の人間で
満喫出来た素晴らしい1日でした♪

願わくば、次に京都に行った時もこうであって欲しいものですね〜



それにしても、日帰りイベント鉄板の京都も流石に行き先がだいぶ
減ってきたな(汗)
ま〜修復工事が終わった場所とかを追加していって繋いでいけば
OKかな?(苦笑)


キャンプが出来なかったのは残念でしたが、それも楽しい1日でした!
お疲れ様でした〜!!


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