もへんじょ=だろの不定期更新日記
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2014年07月08日(火) 岡山洞窟&湯の旅(前)

世間は台風で大変だ〜!って言ってる最中、我々は旅に出ます(マテ)



しかも関東から台風に近づく西へとGO!!

まさに、逝ってきます☆



ま〜直前まで天気予報とか台風進路情報とかを考慮した末、何とか
台風が接近する前に行って帰って来れるだろうと結論を出しました。
・・・ま〜最後の決め手は「どうせ何時も通りに何とかなるだろ」
でした(苦笑)

参加メンバーは俺、老ちゃん、ミッキーの何時もの3人。
傘も持たずに出発です(笑)






0時頃に老ちゃんを拾って来たミッキーに我が家まで迎えに来て貰い
俺の運転で出発!

東名は何時以上にトラックが多くて新東名に入るまで
鬱陶しかったです(怒)




途中で何度か雨が降ったものの、土砂降りにはならずに、寧ろ殆ど曇り
状態の天候で西へ西へと進んで行きます。




特に眠くもなかったので、休憩も取らずに一気に大津SAまで
来ました!
朝の4:30には滋賀に居たので中々のタイムです♪


朝マックを食べようとしたのですが、朝マックは5時にならないと
注文出来ないってどうよ!?(涙)
朝マックの為に30分も費やせないので、売店でお菓子だけ買ってから
ミッキーに運転を交代して出発です。




朝8時
最初の目的地である『笹畝坑道』の近所まで来ました。

ですが、入場が朝の9時からだったので先に『吹屋』の街並みを
見学して来ましょう♪

江戸時代中期頃より、幕領地として吹屋銅山を中心とする鉱山町へと
発展し、幕末頃から明治時代にかけては銅鉱とともに硫化鉄鉱石を
酸化・還元させて人造的に製造し、ベンガラ(酸化第二鉄)として日本
唯一の巨大産地として繁栄を極めた山間の町です。

ベンガラ(赤胴)色をした古い家屋が建ち並ぶ町並みや
平成24年3月まで現役の木造校舎として国内最古とされていた、
『旧吹屋小学校』などを朝一の観光客がごった返す前の静かな
時間にマッタリと見学して来ました♪

いや〜
天候は曇り
雨が降らないだけでも御の字ですが・・・・・湿度がヤバイです(涙)



笹畝坑道の見学時間は朝の9時からだったのですが、8:30には
到着してしまい、やる事が無くて入口で待っていたら出勤してきた
係りのお爺ちゃんが直ぐに開けてくれました♪
感謝感謝です(笑)


江戸時代から大正時代まで操業した銅山で、ここは吉岡(吹屋)銅山の
支山でした。
銅山の歴史は大同2年(807年)。
古書に備中の産物に関する記載があり、吹屋の銅山としての記録は、
戦国時代尼子氏と毛利氏の争奪戦以来、江戸時代初期一時、成羽藩の
支配下にありましたが、大部分の間は、天領幕府直轄地で代官の支配下
で稼いでいました。

明治以降三菱金属(株)の経営となり、周りの小山を吸収合併し、
自家発電所を設け、削岩機を使い精錬等の作業を機械化し、日本で
初めて洋式溶鉱炉を造り、日本三大鉱山の一つとなりました。

後年は笹畝坑道は地下で本坑道と連絡し、黄銅鉱、磁硫鉄鉱(硫化鉄鉱)
が産出されていたそうです。


洞窟内は同じ湿度が高いと言っても、涼しくて何時までも入っていたく
なる魔力がありますな(笑)

この洞窟は過剰ライトアップもされておらず、薄暗い中を
只管大量に洞窟内に生息するコウモリが飛び回ると言った冒険心を
くすぐるシチュエーションでした!


洞窟見学後、外に出た瞬間に一瞬で曇ったメガネを拭きながら
次の目的地へと出発(苦笑)

お次は『高梁』にてご当地グルメの
「備中高梁インディアントマト焼そば」なる物を食します!!

朝早くから開店している「夢風船」と言うスーパーの中にある
フードコーナーで食べました。

写真で見た時は、焼きそばの上にトマトソースが掛かっている物だった
のですが、調べた老ちゃん曰く「店によってだいぶ違うらしいよ」との事。

店員の兄ちゃんに「インディアン3つ」と注文して、彼が作るのを
ドキドキハラハラしながら待つ事数分・・・・・

冷蔵庫から赤い物体を取り出して、徐にザクザク切り刻み出した時点で
嫌な予感しかしねーー(汗)



・・・・予想通りに焼きそばの上に乗っけて完成




俺ら3人

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・生トマト食えません(爆)



インディアンとはカレー味の事らしく、結構ガッツリと肉も入っていて
お得な焼きそばから・・・・・トマトをパージして食います(涙)


濃厚な焼きそばの味の中に微かに残る生トマトの酸味とエグ味に
難儀しながらも皆で頑張って食い切りました!!


次!
『草間』地区にて「草間そば」を食います!!

連戦?
麺類は続けて食っても消化が良いから無問題です(マテ)


昔から水が貴重だった草間台地では、稲作の代わりに、小麦や野菜や
たばこ、そしてそばの栽培が盛んでした。
その名残で今尚そばの産地として有名です。

「そば道場田舎屋」なる畑と山の合間に建つ風情のある蕎麦屋で
食します♪

通常の蕎麦よりも短く、啜る喉越しはイマイチですが
蕎麦の香りやコシの強さ、汁の味と中々に美味かったです!




食後、3連戦にはならず(笑)
お次の目的地は『満奇洞』
過去に訪れた「動の井倉洞」(過去日記参照)に対し、「静の満奇洞」と
言われる洞窟です。

昭和4年に情熱の歌人与謝野晶子が「奇に満ちた洞」と詠んだことから、
満奇洞と呼ばれるようになりました。

洞穴は、平面に発達した迷路のようになっています。
総延長は450m、最大幅25mで、洞内は無数のつらら石・
カーテン・洞穴サンゴが発達した見事な景観が広がります!!

やや過剰なライトアップでしたが(苦笑)
洞窟内に広がる地底湖や岩々、地底湖上に掛かる橋などが
ライトアップされていてとても幻想的で美しい景観でした!


・・・・ただ、洞窟の入口まで蒸し暑い中を地味に急な上り坂を
思っていた以上の距離を登って行くのはキツかったです(汗)




洞窟から出た直後は再びメガネが曇って前が見えなくなり、拭き拭きして
からの出発になります(笑)

今後は流石に洞窟では無く『うかん常山公園』にて
石の風ぐるまが7つも並ぶ「風の舞台」の草原にて湿度が高い
今日にしては珍しい爽やかな風に吹かれてサッパリしつつ
「有漢常山城」址でもある園内にて、ヤっちまった模擬天守閣や
郭、土塁、空堀などを見学しました。

有漢常山城の築城年代については定かでは無いそうですが、鎌倉時代の
初頭に承久の乱に戦功のあった相模三浦氏の一族秋庭重信が有漢郷の
地頭職に任じられ時に築城されたのではないかと云われています。

・・・見学中、薮から結構大きい蛇が出て来てカエルに襲い掛かり
喰らったのを目の前で目撃してしまったので、その後の見学は
全員足元超要注意で進みました(滝汗)





次、また洞窟です(笑)
今日3つ目の洞窟は『備中鐘乳穴』
平安時代に編纂された「日本三代実録」などの歴史書にも名を残すという
岡山県指定天然記念物!
文献に残る日本最古の鍾乳洞です!!

お疲れ気味で留守番していると言う老ちゃんを置いて2人でGOです!



入口目指して駐車場から山道を下って行くと
苔むした石で舗装された下り坂に出ます。









ミッキー滑る!





再び歩き出して

再び滑る!!




何度もズリズリ滑っては「このサンダル!滑る!!苔滑る!!!」と
独りで大はしゃぎ♪
全く、落ち着きの無い31歳もいたものです(苦笑)






いや〜



入口からしてスゲーーーーー



洞窟の入口って言うか、岩の裂け目です。

その裂け目の奥に地下へと道が続いています・・・


辺りが鬱蒼とした森の中なので、マジで黄金のお宝とか眠ってそうな
雰囲気が凄いです(笑)


洞窟の全長約800m。
現在はそのうち約300mが観光洞として公開されでいます。

入口から入ってすぐは狭く天井も低い、如何にも〜な洞窟が続きますが、
徐々に奥へと進んでいけば・・・・

いきなり天井が高くなり、ドームの中の様な開放感のあるエリアへと
出ます。
そのエリアには高さ3m、直径5mの特大サイズの大石筍「洞内富士」
や、日本一とも言われる22階層の鍾乳石からなる「五重の塔」など、
大迫力の石のオブジェが並びます!!

開放的ですらある高い天井のホール内に並ぶせいで、まるで石で造られた
博物館や美術館の様な気もしてきます。



今日は洞窟を3つも見ましたが、ここが一番凄かったです!





さて、またも洞窟から出て一瞬で真っ白に曇ったメガネを拭いてからの
出発です(笑)


次は『勝山高田城』
三の丸の遺跡が有名?で来て見たかったので、次の目的地の途中に
あったので立ち寄ったマニアックな城址です(笑)

来るまで鎌倉幕府の有力御家人であった三浦半島の三浦氏の傍流が
築いた城だった事は知りませんでした。

天文17年、三浦氏は尼子氏の重臣宇山久信に攻められ落城。
永禄2年に奪還!
しかし、永禄8年に備中松山城主三村元親によって攻められ再び落城(汗)
高田城は、その後毛利氏と宇喜多氏の争奪戦が繰り広げられたそうです。
江戸時代、明和元年に三河西尾から三浦明次が23,000石で入封。
高田城を修築して勝山城と改名します。
以後三浦氏は、10代続いて明治に至りました。 


古い街並みや作り酒屋の蔵が綺麗の建ち残る城下町や
山の麓の三の丸の館跡の遺跡を見学後、狭い山道を車でガンガン登り、
二の丸(現在はグラウンド)で野球の練習をしている中学生に
不審な目で見られながらも山奥の本丸を目指します!!

二の丸から馬洗い場から堀切を経て遊歩道を山頂の本の丸へと登るのですが


・・・・・・・・・・・草が凄い生い茂っていて先に進めません(涙)




無理をすれば突入出来そうですが、全員サンダル(汗)

更に全員の脳裏に過るのは、先程の有漢での蛇(涙)


誰かが呟いた「きっとあんなのがいっぱいこの中に居るんだろうな〜」
で一気に心が折れます(泣笑)


特に本丸に凄い遺構が残っているわけでもないし、一番見たかった
三の丸と予想以上に綺麗だった城下町で楽しめたので・・・

これはこれで良し!って事で敵前逃亡です(笑)




さてさて、いい加減に一日中半端じゃない湿度の中で洞窟に潜ったり、
山に入ったり、坂道を登ったり・・・
たまに洞窟内でクールダウンしていましたが、汗が!
汗がヤバイ!!


ってな訳で、宿に入る前にやって来ました『湯原温泉』♪

美作三湯と呼ばれる3つの名湯の1つ!
湯原ダムの下流、旭川沿いに食堂や射的屋などが広がる、どこか懐かしい
雰囲気の温泉街です♪
播磨の名刹、書写山圓教寺の名僧、性空上人が重病で倒れ、その時夢枕に
天童が現れて、この湯を暗示したと云います。
性空はその地に赴き、平癒。
それ以後、薬湯として広く知られるようになったと云われています。
また、豊臣政権の五大老の一人である宇喜多秀家の母が病を癒したと
云われ、その御礼に秀家が浴室を修繕したという逸話もあるくらいに
由緒のある温泉ですが、郷土史によればもっと古い歴史からこの地では
温泉が湧いていて湯治に使われていたそうです。
川辺の無料駐車場に車を停めて、「湯本温泉館」と言う日帰り入浴施設
で温泉を楽しみます♪

肌が痛いほど熱くもなく、適度な熱さの無色透明な湯は
湿度で参っていた我々を素晴らしく癒してくれます(笑)

露天風呂は無かったですが、またも貸切状態でマッタリと温泉を
満喫する事が出来てラッキーでした☆


風呂上り、お約束の瓶牛乳を飲んだり
売店で過去のイベントで食べた「蒜山焼きそば」(過去日記参照)
のタレが売っていたので買ったりしました。

・・・そうか
岡山の北の端の方だから、もう鳥取が近いんだね〜
そう言えば一通り見て回ってしまったから、最近は全く鳥取には
行っていないな〜

次に行くとしても、隠岐と絡めてになるかね?
それとも行く場所が尽きてきたら、再度行ってみるのもありかもね(笑)




さて、ここも宿がある美作三湯の1つ『湯郷温泉』も高速のICが
近いので、一気に高速を使って突き進みます!!

過去のイベントで、この湯郷温泉だけは来た事があった(過去日記参照)
ので、宿は残りの2つで取りたかったのですが、宿泊プランの数が
ここ以外は全然少なくて、結局二度目の湯郷温泉に(涙)


ま〜でも、台風が近づいていたり、食事の間が壁紙張替え中で
使えなかったりと色々あり、訳ありプランでかなり格安で泊まれたので
全てOKです!(ヲ)
1200年余の歴史がある由緒ある温泉で、延暦寺の円仁法師が西国巡礼
の途中、白鷺が足の傷を癒しているのを見て、いで湯の発見を見たと
伝えられる由緒のある温泉です。



高速まで使って一気に湯郷まで来たのに、IC降りて直ぐにあった
大きな古本屋に入ってしまい、三人ともマジで欲しいものを探し出したり
道路を挟んで向かい側のショッピングセンターにも寄って普通の本屋で
買い物したり、夜呑む地酒を購入したりと無駄時間を満喫してしまい
ました(笑)

そんなこんなで何とか18時前には宿に到着です(苦笑)
今日の宿は「竹亭」と言う旅館です。

何でも湯郷温泉で一番古い露天風呂がある旅館らしく、予約の段階から
非常に楽しみでした!


部屋も広くて綺麗だったし、荷物を置いたら速攻で向かった露天風呂も
竹林に囲まれた風情のある露天で、適度な熱さの湯にマッタリと
浸かって竹林が風にそよぐ音を聞きながら今日の疲れを癒します♪

途中から貸切状態になったので、益々癒されます(笑)




晩飯も、そもそも最近は日帰りだったり、一泊でも素泊まりが多かったので
宿の飯って言うのが久しぶりでした!

瀬戸内のタコしゃぶや地鶏の鉄板焼きを始めとしたメニューで
非常に美味かった!!

食えない物がたくさん出てくるとキツいけど、宿の飯って言うのも
やっぱり良いよな〜と3人で改めて実感しました(笑)



食後、部屋でゴロゴロしつつ先ほど買った地酒で乾杯♪



肴が売店で買った「きび団子」って時点で色々アウトな気もしますが
地酒も含めて岡山一色!って事でヨロシク!!(苦笑)

750mm2本を呑みきって、23時で露天が閉まる前に
再び風呂にGO!

15分前にギリギリ間に合いました(汗)



夕暮れどき。と言っても、さっき入った時は全然まだ明るかったので昼?
の露天風呂とは違い、オレンジの灯りでライトアップされた夜の露天を
満喫致します♪


いや〜
ライトアップされた竹林と夜空を見上げながら入る温泉って言うのも
非常に乙なものですな(笑)




風呂上りは大人しく部屋に戻り、暫しTVで台風情報を見たりして
明日の旅に備えました。

・・・いや〜結構近い福岡とかまで暴風圏に入ったし(汗)


熊本とか鹿児島、沖縄の中継が悲惨な事になってるし!(滝汗)



頼むから明日の夕方まででいいから天候よ、保ってくれよ〜!!!


ま〜まずは8時に起きて朝飯を食うか。って言うか食えるかが
勝負ですな(ヲ)

晩飯が美味かったので期待出来るし、宿飯が久しぶりなので朝飯も
食っちゃおうかな〜と画策しているので、頑張って起きなくちゃ!

頑張れ俺!


ってな訳で、そろそろ1時になるので流石に寝ます・・・
それではまずは初日、お疲れ様でした!
明日も・・・・きっと天候含めて諸々何とかなるでしょう!(笑)


続く


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