今日、バイト先でゴミの片付けをしていた時の事です。 ゴミの日だったので、ゴミの袋をまとめて収集場所へ 運ぼうとしている時でした。
カサカサカサ
!
この気配は奴だ!奴がいる!! 姿は見えないが間違いない、奴だ!!! 何処だ? 何処から来る!?
辺りに只ならぬ緊張が走る
私が、最後のゴミ袋を手にしたその時!!
暗闇を切り裂いて飛んでくる漆黒の光! アーモンドの様なフォルム!! 2本の触覚はご愛嬌!
そうです、「全国の主婦の敵」 「台所の悪魔」「黒いアーモンド」「たろーさん」の名を 欲しいがままにしている奴 『ゴキブリ』です!!!!
奴は、私と目が合うとまっすぐに飛んできました(泣) 猛スピードで突っ込んでくるゴキ野郎 お恥ずかしいことに、その時私は本気で足がすくんでいました(泣)
それでも刻々と近づいてくる死の弾丸!
奴の足の付け根がハッキリと肉眼で見えるくらいまで奴が接近した時 再び奴と目があった(気がした)。
・・・・・・・・・・その時、私の中で何かが切れた
「ハァーーーーーーー!!!」 手にしていたゴミ袋を捨て壁に立てかけていた箒をつかみ 気合一閃叩き切る!! 吹き飛び、壁に激突するゴキ野朗♪
奴を殺って一安心と油断する間もなく1匹目と同じ軌道で飛んでくる 2匹目のゴキ!! くっ、陰刀か!! (陰刀=投げナイフなどを予め同時に2本投げ、1本目と同じ軌道で 2本目を投げ1本目をかわして油断している敵に2本目を当てるという 技である) 箒で叩き切ろうにも1匹目を渾身の力で弾いた後なので 体勢が崩れている(汗) ガードも回避も間に合わない(泣) このままここで奴に食われて死ぬのか? ・・・・・・・・・嫌だ、嫌じゃ〜〜〜〜〜〜〜!! 「死ぬ訳には、いかないんだよ〜〜〜〜!」 箒を離し右手で左手を殴り、その勢いで裏拳をセカンドゴキに叩き込む! この間僅か1秒前後
一人勝利の余韻に浸っていると後ろから バイト先のマスターに声をかけられる。 「E.T、お前ゴミ片付けに行って何一人で踊ってるんだ?」 ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・(泣) まさかここで「ゴキブリと死闘を演じていました」などと ほざける訳も無く『一人でゴミ捨て場で踊っていた奴』の 汚名を被って生きていくことになりそうです(泣)
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