あれは私がまだ中校生だった時の事、 何時のように無銭旅行に励んでいると(ヲイ) 一軒の食堂が。
隣に女子寮! 近くに女子高!! 向かいにはケーキ屋!?
良!ここだ!!ここしかない!
丁度小腹も空いていたことで ノリと勢いだけで店に入る!
そこは予想どうりの別世界♪ だって店は満席!みんな女の子!! これで燃えなきゃ漢じゃないっしょ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 居心地悪いっす(泣) 何ていうか動物園のパンダ状態。
早く食べて店を出ようと壁にかかっているメニューを端から見ていく 「ハンバーグ定食」「チャーハン」「酢豚定食」「カツどん」 (女の子が多い割にはゴッツイメニューだな〜) 「ラーメン」「A定食」「春風ルンルン定食」「焼き魚定食」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・な? 「ラーメン」「A定食」「春風ルンルン定食」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん? 「A定食」「春風ルンルン定食」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何〜〜!! 春風は良いとして(良いのか?) ルンルン???
ここの店長の趣味か? 周りのノリに無理して合わせたのか?
・・・・・・・・・・・・・食ってみて〜〜〜〜! 漢として!いや、一人の人間として食べたい!
だが、しかし、この雰囲気(居心地の悪いハーレム状態)の中 手をあげて注文するのも恥ずかしいのに よりによって「春風『ルンルン』定食」だぜ?! もうたまらなかバイ!(泣)
そんな時、私の中でもう一人の私が覚醒した! (E.Tよ、お前はただの子羊として このまま狩られるのを待って生きるのか?) (負け犬に成り下がり生きていくのがお前なのか?) (心に愛と勇気を!) (常識と戦う為の牙を!自由を羽ばたく為の翼を!!) (今こそ目覚めるんだE.T!!) (お前はもうスピル○ーグの手下じゃないんだぞ) (自転車のカゴに乗らなくても月まで行けちゃうだぜ!)
そうだ!俺は月まで逝けるんだ(意味不明)
「すいませ〜ん!!」 店内の視線が俺に集中 「春風ルンルン定食一丁!!」 言った!言ったやったぜコンチクショウ♪(笑) 周りからの失笑。 予想通りとはいえチョッチ辛い(泣) 店員 「はいよ〜」 (厨房に向って) 「B定一丁!」
・・・・・・・・・・・・・は? B定?ってB定食?? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 始めからそう書けや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!(激怒)
結局出て来た定食は ご飯にみそ汁、煮物に菜の花のおひたし(この辺が春風らしい) ¥600
なんだか世界の真ん中でアイを叫びたくなった一時でした。
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