| 2001年10月23日(火) |
歴史の流れは厳しいもの(By E.T) |
皆さん今晩は、今日は歴史の流れに関するお話を一つ。
あれは去年の今ごろ、私は友人M(以後M)と 新作ゲームを買いに秋葉原に行きました。 相変わらず秋葉原は不思議な街で、 パソコンと高級羽毛布団がセットで売られていたり 電気屋の前で包丁の実演販売をやっていたり オタクショップが火事になったりと相変わらずの カオスぶりでした。
そんな街で私とMは目当てのものをゲットし、 少し歩きつかれたので近くにあった古本屋で一休み することにしました。 店の中でただなんとなく立ち読みしているとMが 『秋葉原うまいもの巡り』 と書かれた本を私に薦めてきました。 店員の「だらだら読んでねぇで買え!でなければハヨ帰れ」 的な視線を無視して二人でその本を読んでいると ある一軒のラーメン屋の特集を見つけました。 そのラーメン屋は古本屋の近くにあり 値段も安く、飢えた野獣寸前の私達にピッタリの店だと思いました。
そんな訳で二人して涎を垂れ流しながら 夜の秋葉原を疾走! 途中で国籍不明の薬売りのおっちゃんに 「睡眠薬とか気持ちよくなれるお薬 いっぱいあるよ〜」 と声をかけられるが無視! 「媚薬もあるよ〜」 急ブレーキ 反転 そして一言 私 「おっちゃん、ちょっと見せてや」 薬 「はいはい、どれでも見てってチョ」 M 「ほんまにこれ効くんか?」 薬 「バカ言っちゃいけないよ、私を誰だと思ってるの?」 だれやねん! 薬 「この薬使うだけでウハウハのアヘアへよ。 でも犯罪につかチャ、ダメダメよ」 犯罪以外の何に使えるんだ?
なんとか薬売りの魔の手から逃げ出し 一路ラーメン屋へ。
たどり着いたのは小さな雑居ビル。 さっきの雑誌ではラーメン屋はこのビルの四階 とかいてあった。 ダッシュで階段を駆け上る。 到着! しかしどう見てもラーメン屋とは思えない鉄扉 住所はここであってるはずだし、 意を決して扉を開け放つ!
目の前に広がるピンクのスポットライト! なぜか酸っぱい匂いのする店内! 壁にかかったセーラー服!!!
ぶ、ブルセラショップ!?
神さま、ラーメンは何所? この脂っこい生物ども(客と店員)はだれ? なんでBGMが松田聖子なの?
「あのー、ここにあったラーメン屋は?」 「去年の冬に潰れたよ」 さっきの雑誌は夏の増刊号・・・ 時の流れは恐ろしい。
そんな現実を知った18の冬でした。
PS まさかそのラーメン屋の親父も自分の店の後が ブルセラショップになるとは思わなかったろうな(泣)
PS2 (プレステ2じゃないよ) そこの勘違いしている君! 私達はそのブルセラショップで何も買ってません! もちろん私は紳士ですからね。
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