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2005年07月15日(金)
停止ボタンを押される前の逃走
 仕事の話をしている最中、根拠もなく「大丈夫っしょ」と言われると呆れる。どれだけ僕が丁寧に言葉を練って説明・解決を試みても、思考の停止した脳に理解や同意を求めるのは難しい。無教養や思考停止を原因に命を奪われることがあり、その数例を目の当たりにした。また、考えることが出来る境遇にありながらも思考を止めたら、僕が僕である必要性を失ってしまう。訳も分からず周りに流されるのだけはどうしても避けたい。出来ることならば互いの考えを衝突・融合させながら、新しいものを創造できる環境に身を置きたい。そんな思いが、転職を強く決意させた。本来ならば、今の環境で周囲の思考回路を活性化させるべきなのは十分に承知している。けれど、会社の人事部門との間で退寮勧告及びその取消騒動が今年初めに起きた時、「ここは深く考えた方が損をする会社なのだ」と予感した。そして、その予感はこの半年で確信になった。「ここではないどこか」ではなく、具体的な転職先を決めて今年中にそこに移りたい。今の会社にいたからこそ構築できた人間関係もあるけれど、それを失ってでも逃げようと思う。


 特別に思う人に特別に思われなくても構わない。但し、忘れられるのは怖い。どれだけ仕事の能力が認められても、どんなにギターが上手く弾けるようになっても、自分の書く文章を一千万人に読んでもらえても、特定人が気付かなかったら何も成していないのと同じだ。 //


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