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2005年05月08日(日)
黄金の時たちが過ぎること
 黄金週間は殆どを家で過ごした。友人から温泉に誘われていたが断った。気分を変えるには行楽が有効だったのかも知れない。けれど、改めるべき心境は割と根が深そうで、温泉に浸かってお酒を飲んでも表層しか洗われない気がした。連休の間は自転車で都内を走り、ギターを練習して、送別会に備えて「贈る言葉」をテクノバージョンで作ったり、小説を読んで時々文章を書いた。連休が明けても胸中は依然として泥濘に浸かっているけれど、なすべきことの位置付けが少し見出せた。今の僕には、それだけで連休の意義があったと認めたい。なすべきことを列挙して、それらに着手できていない原因を洗い出す。今まで逃れていた鏡と向き合うのは苦行でもあるけれど、温泉でも温まらない心の深層を取り戻すために必要な行為なのだと痛感した。


 お茶の水の書店でファン・シネの「スタイル」を立ち読みして、身体を動かすことの大切さを思った。 //


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