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2007年04月08日(日) ひとこそしらねかわくまもなし


愛犬アルカージィ君が天に召されてから一年半(このへん参照)、いまだにアルカージィ君のことを語っていると涙がこみあげてくるわたくしではございますが、このたび、また犬を飼うことになりました。
母がいい子がいるよと言っていたので、今日家族そろって見にいって決めてまいりました。アルカージィ君とは同じ犬種で、色違いです。同じ犬種ってどうなのかなとも思ったのですけど、やっぱりそういった葛藤を飛び越えるくらいかわいいのですよ、アメコ

お店ではいろいろと触らせてもらいました。子犬を抱くなんてアルカージィ君子犬時代以来、10年ぶり。13キロのアルカージィ君をひょいひょい持ち上げていた私にとって、寝起きでよろよろしている子犬はあまりにちいさすぎておそろしかったです。「うぉぉ…ちいさい!かるい!なんてかよわい存在なのだ…うまれてたった40日で親元を離れるなんてなんてあわれなことだろう…」と思うだけで涙が。なんか犬関係では妙に涙もろい。
そして家族会議の結果、飼うことに。父も犬がいないと休日暇そうだし母も寂しそうだし、ちょうどよい機会かしら、とね。とりあえず決めはしたので準備をして来週末に引き取りにいきます。ああ、緊張する…!ひさしぶりだけど、きちんと育てていけるかな。マイペースで幸せいっぱいで能天気な子にしてあげられるようにがんばらないと。アルカージィ君にしてあげられなかったこととかもいっぱいしないと。うん。
でも仕事あるからあんまり平日面倒見れなくて悲しい。ああ仕事辞めたい。いや、辞めちゃだめだ。ミルク代をしっかり稼いで定時に帰れるようにきっちり仕事しなければ…!が、がんばる!

名前はキリか、ルーファスか、エヴゲーニィ・パーヴロヴィチか、ガヴリーラ・アルダリオノヴィチとかそのへんにしたいと個人的には思うのですが、試しにさっき部屋でパルちゃんに向かって予行練習してみたところ(暗いよ)、
「キリ」って恥ずかしい
いつも「キリさん」って敬称込みで呼んでたからさ…呼び捨てだなんて…私たちまだそんな関係じゃないわ!(殴ってください
でも犬に敬称込みはおかしいしな…
というわけで、「よしっ、犬の名前はルーファスがいいって言うぞ…で、でも、はずかしいな…えーと、いつ言えばいいのだろう…やっぱり来てからかな…」と悶々と考えていたのですが、さっき母親が急に

母「あ、あんたの好きな歌手、誰だっけ?ほら、あの」
私「えっ、る、ルーファス?」
母「ルーカス?犬の名前それにしたら?」
私「えっ」
母「あーでも呼びにくいか」
私「そ、そんなことないよ!ルーファス!ルーファス!いけるって!」
母「呼びにくいじゃない」
私「『ル』にアクセントをつければよいのだよ!」
母「呼びにくいよ」
「ルーファスって言うのはラテン語で『赤』を意味する古代ローマから続く由緒正しい名前であり、ちょうどあの子犬のような赤茶色の髪のひとにつけられた名前なのですよ!アレクサンドロス大王伝を書したクルティウス・ルフスもまたしかり!ちなみにロシア語で『赤』というのは『美しい』という意味でもあるのですよ!?素晴らしい名前じゃあないですか!」

という非常に格好悪い提案の仕方になってしまいました。
まだねばるけど採用されないかもしれん…うっうっごめんよ失敗したよルーファス…


あっそういえば私が数ヶ月前にこっそり試しに作ってみてどこにも宣伝してないルーファスウェインライト様賛美ブログを見てこられた方がいらっしゃるようなのですが、あれはこっそり作ってこっそり書いてみてやっぱりこっちとの兼務が無理そうだったので、消してしまいました…。そのため現在はこっちにルーファスネタがダラダラ流れております。ただ生活がすこし落ち着いたらルーファスの扱いをどうにかしなければならないな〜うぉ〜どうしよ〜どうもしてねえけどどうにかしなくては〜ああああ〜人生がつづいていく〜こわい、こわいよ〜…と常日頃から思っておりますので、それまでもしよかったらこの日記でものぞいてやってくださいませ…


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