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2006年01月21日(土) レットビー、レットビー


最近うっかりするとハウスダスト的存在になりがちなので、今日はデート的なものをしてきたんですが……最悪だった……ひょっとしたら好きになれるのかもしれないなぁなどと思っていったけど、ああ…
自分が悪いとか相手が悪いとかそーいう問題でなく、あー、もう、いつどうして自分たちが合うだなんていう不幸な勘違いにお互いとらわれてしまったのだろう…という感じの。でも私もなぁ、生理がひどくて途中で貧血になったりとかお茶でむせたとか、そんなんばっかだし、そもそも雪も積もってるしさ、寒いし、足の指とか感覚ないし、もー、あーあーあー。(反省

まー、誘われた時点で自分がBrokebackMountainの原作読んでウハウハしてたっていうのからしてもうだめな気がするんですけど…
それにへこんで帰ってきてから懲りずに勢いで残りを読破しましたけど…せつなかった!こりゃ全米が泣くよ!Let be, Let be!
(そういやちなみに放置してた読書ブログで最近BMについて書いたりしてます怖いくらいに)

こーゆーとき最近ボブディランの「Don't think twice, it's all right」(のライブ盤)を聞くのですが、いい曲ですよ…。「くよくよするなよ、これでいいんだ」っていう訳がすごくいいと思う……
「ふたりはろくに話もしなかったんだもの、くよくよするなよ、これでいいんだ!」てね。



↓最近みた映画(書きだめ


「キングコング」
やっぱピータージャクソンはすごい。ロードオブザリングの監督でして、私はあの映画の、登場人物の魅力、壮大な景色、息をつかせぬ展開、苦手だった戦闘シーンすらも楽しく見れるところ、そして何よりも泥まみれのおっさんキャラのエロくささがものすごく好きです。今まで、あれは役者自身の持ち味だと思っていたけど、どうもそれだけじゃないらしい…。だってキングコングにも泥まみれお色気オヤジの最終兵器みたいの出てくるんですよ。どうにかしてくれ!あまりのお色気にクラクラしながら、ピータージャクソンはエロくさい泥まみれ親父を描く天才なのかも知れない、と思いました。ロードオブザリングで王様,執政あたりのよごれっぷりにグラグラきた人は「えー?巨大ゴリラが大暴れする映画でしょ?」と敬遠せずにみたほうがいいですよ!

まーそれだけでなく、ナオミワッツも申し分なくエロいし(…)、CGもここまできたかというほどすごいし、なんといっても話がすごくせつないし、よかったです。まさかキングコングの戦闘シーンで涙ぐむことになるとは、思いもしませんでした!

「ミスタ〜アンドミセススミス」
あんまり期待してなかったけど(…)おもしろかった!テンポがよくって洒落たアクション。映画館で見たせいか、ほんとに爽快でした。
ラストが「明日に向かって撃て!」だったらどうしよう、と途中でヒヤヒヤしてしまった。まあハリウッド娯楽作だからそれはないんでしょうけど…。とにかくそんなふうに真面目に心配してしまうくらい、いつのまにか、華麗でかっこよくてお茶目なスミス夫妻が好きになってしまったわけで。(ネタバレ兼疑問→あーでもラストはひっかかるなぁ。何故助かったのかわからないもの。あのカウンセリングはイメージ的なもので、あのあと本当はふたりで殺されてしまっていた、なんてのは無しでしょうかね〜
あ、何気に殴られてる人がファイトクラブのTシャツ着てたのがおもしろかったわ。

「レディジョーカー」
途中から半分くらい見た。あんまり期待してはなかったですけど、やっぱり美形で汚れや疲れの色のない主演刑事にはときめかん…あとロマンチックなシーンが削られてる…。
晴子以前の高村作品は「HERO」並のドラマチック映像で再現してくれないものかなーと思います。あと見てないけど「Sin City」で使われたっていう、モノクロに印象的なとこだけ色ついてるって手法も「李歐」に似合いそう……

「アレキサンダー」
高校で世界史やってた頃から、歴史上のアレクサンドロスが好きでした。若き王!果てなき東方への夢!というのに非常にロマンを感じるわけです。
しかしこの映画では…。人間としての弱さを描くっていうのはいいけど、すくなくとも歴史上の偉大な王なんだから、東に向かった理由をもっと大きなものにしてくれればよかったのに〜と思いました。弱々しすぎて兵士相手に演説してるのが同一人物とは思えないもの……。これを見てしまうと、「アビエイター」での大富豪レオ様の孤独っぷりと飛行機狂いっぷりの表現は見事だったなぁ。
でも最後のほうの映像はサイコで好きだ!と思っていたら、撮影にクリストファードイルはいってた…おおぅ…



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