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2005年06月06日(月) とてもとてもけわしく細い道だったけど


■南米予選 エクアドル2−0アルゼンチン

まあ、なんていうか、この結果は、エクアドルvsアルゼンチンというより、標高2850メートル×アルゼンチンというか、大自然の脅威×アルゼンチンというか、もっと端的に言えば、酸素×キリみたいな、地球×キリみたいな、うん、そんな感じ。

キリさんのスピードがいつもより3割減でクロスもあげられないのを見てたら、昨日読んだインタビューでキリさんが「もう20歳じゃないしね、30歳だしね〜」とか言ってたのを思い出し、千代の富士の「体力の限界…」なんてのまで脳裏を横切って、やたらとせつない気分になったんですけど、よく考えたらこないだのインテルじゃ普通に走ってたわけで、あの体力の落ちっぷりは高地のせいなんだわな。ペケペケペケルマン☆になってから平均年齢がさがってる代表だからちょっと不安になっちゃった☆ しかもエクアドル右サイドのバレンシア君(19歳)がこれまた絶好調で爽快な走りっぷりを見せるもんだから余計にね。バレンシアくんは子供の頃からアンデス山脈のてっぺんで裸足で郵便配達とかしてたんじゃないのかと思った。

まぁキリさんに限らず、アルヘン選手全員動きが重かったわけで。カンビアッソはやたらと元気だったけど。(ちょっと意外〜。まぁでもインテルでもずっと試合でてるしな……これからどんどんカピタンみたいな頼もしい存在になるのかしらん)

でもコロッチーニとサムエルとサネッティとカンビアッソとアイマールとキリさんが一気にピッチにいるなんて超ひさしぶりで、スタメン見ただけでもうお腹いっぱい、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、幻覚、疳の虫、ドライアイ、そんな症状が……。もちろん勝ってほしかったけど、勝つというよりゴール後や出場決定で喜んでみんなでイチャイチャしてるのが見たかったというか……(最低だ)……だってせっかくアイマールとキリさんが一緒にいるのにしょぼーんとしてるとこしか見れないなんて悲劇だ……

それからハーフタイムの埋め草映像が、またあのキリびいきの南米予選ハイライトでした……全然休憩時間にならなかったですよ、むしろメインディッシュでしたよ。去年の南米予選でのキリさんとアイマールの追っかけっこは何度見てもキュンキュンきて、ああもうライフ・イズ・ビューティフルっていうかむしろパブロ・イズ・ビューティフル。お前ら入籍したらどうなんだ。本気で提案。

あーあと萌えたところと言えば、キリさんが思うように走れなくてイライラしてて看板に八つ当たりしたりしてキレそうだったとき、カンビアッソがなだめに駆け寄ろうとしたけど、2、3歩走ってやっぱやめたとこです。何あの逡巡。青春の影だよ。きみのーこころーへつーづくーながいーいっぽんみーちはー……
ていうか私こまかいとこ見すぎだ、普通に怖い系。

でもそのカンビアッソがキレてしまって黄紙2枚、次のブラジル戦出場停止……あああ。どんな汚い言葉を使ったかは知りませんけど見た感じでは明らかにキリさんのほうがブチきれてたような……試合中もなぎ倒しまくってたし……よく無事だったなキリさん……
ただ警告は免れてもどーやらキリさん足が痛いらしいので次出られるかはちょっと微妙。アイマールとかも今回負けたからどうなのか。ただ今回負けてももう一回ちゃんとした標高のところで本気のプレーを見たいなぁと思います(そうじゃないとどうも視点が腐っちゃうんだよ……)……それで次でばっさりすっきりワールドカップ行き決めてほしいなぁ、頼むよペケペケペケルマン。


↓はいはいはいはい写真をくすねてきましたよ









あーRicoさんにおしえていただいたキリさんインタビュー、訳して載せようかな〜と思ってぼちぼちやってみたんですが、キリさんの一人称ってなにがいいのか、いつも困る。俺。僕。拙者。わい。儂。小生。おいら。おら。あーキリさんが「ワイは猿や!プロゴルファー猿や!」っていったら似合うな……。


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