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2004年08月02日(月) 声を合わせてポハーダ!


昨日の夜、家(閑静な住宅街)のまわりでこんな生き物を見た…



・ネコとフェレットとアライグマの中間みたいなやつ
・異様にしっぽが長い(ひきずってる)
なんだったんだろー



マガジンのトゥ〜リオ漫画感想。
「谷間の世代を呼ばれた代表に火をつけた男。炎の国ブラジルから、たった一人で切り込んできた、闘将・トゥ〜リオ!言葉を手に入れ、仲間を手に入れて、“がんばる”という言葉の本当の意味を知る!キミを襲う大感動の大渦、本番直前の超特大特集企画だ!!」という熱い文句…うっわ、こういう鬱陶しいの、たまらなく好き…。
■私は3月4日の日記で「少年誌に例えるならエメ→ジャンプ、トゥ〜リオ→マガジン、アレックス→サンデー、だよな〜」と言ってたらしいので、ある意味予知かもしれん…。個人的にはマガジンはあんまり好みじゃないんですけど、たしかにこうやって載ってみるとトゥ〜リオの熱さ(+暑苦しさ)ってこの雑誌にぴったりだなぁ。前は小野が漫画化されてた気がするけど、それはここまでそれっぽくなかった気がする。素で少年漫画化する男、トゥ〜リオ…
■話の流れは、ブラジルでスカウトされて高校に入り、日本語がわからない中で孤独を味わいつつも、頑張って仲間を得ていき高校選手権出場、水戸での活躍、帰化、代表入り、五輪予選での活躍、しかしそんな時の肉離れときて、おもしろいことにストーリーの最高潮があの怪我してベンチから応援したときのことになってて、日本が勝ったあと「お前の魂はずっとピッチにあったんだから…」と鈴木K太がこっぱずかしいこと言っておいしいとこ持っていって、終わりでした。一番大事なとこで主人公がベンチから熱く応援しまくるだけという、前衛的な漫画…。でも話としては「がんばる」と「つらくても帰らない」みたいなのが芯で通っててすごいまとまっててよかったです。最初は読むのも恥ずかしかったけど、松葉杖なしで立って脚が震えてるとことか、うっかり感動した…。もうすでにトゥ〜リオ好きな人は読んで楽しいけど、やっぱあんまり知らない人が読んで感動して応援したくなるっていうのがこの漫画の狙いなわけだから、そのへんはけっこううまくいってるんじゃないかなぁ。(しかし広島での2年間がたった1コマ…それはどうか…。)
■でも巻頭インタビュー読むと広島やめたあと、まったくブラジルに帰らなかったわけではなく「いったん里帰りした」と書いてあったのでどっちなんだと思いました。
■今までバレーボール漫画描いてた人みたいですけど、今のトゥ〜リオはそれなりに似てたな…変な髪型も…。高校時代とかはちょっとかっこ良すぎるような気も…。図書館で勉強してるとこなんか医者っぽいし、広島入団会見のとこなんか政治家っぽいよー。マガジンなだけにそれっぽいよー。ていうか、トゥ〜リオさんは左のまゆげが一カ所欠けてるけど、こんな昔からないんですか…? 絵だとスカウトされた時から欠けてる。
■オリンピックの他のメンバーも一応描かれているんですけど、達也が…!達也がかっこいい!本物もかっこいいけど本物より意志が強そうでかっこいい!あー…彼の登場がこれきりなのは惜しい…。こりゃ〜来週から彼を主人公にしてサッカー漫画「TATSUYA!」連載始めるしかないよ!というかっこよさです。それから鈴木K太はかっこよく描いてあるけどあんまり似てない。もともと目鼻立ちが目立つようなかっこよさじゃないもんな。その他選手は結構漫画絵というより写実的な感じだけど、平山の顔は絵にされると妙に変だった…平山はむしろ藤子不二雄絵とかだったらおもしろそうだよな…間延びして…
■どこまで本当にあったエピソードなのかよくわからんけどコンビニで水も買えないエピソードとかちょっとグッときたよ…ただ渋幕的にはアレだよな〜留学生に対する扱いとかサッカー部の現状とかがバレてちょっと痛いのではないかと…。チームメートもときどきいじわるに描いてあるしさー。
■漫画もいいけど巻頭のインタビュー&伝説もかなりよかったー。番長伝説萌え…。
■というわけで次回はTATSUYA!でおねがいします…でも既婚だと少年漫画的にはキツいのかなー




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