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2004年03月15日(月) かわいい小鳥ちゃん


おー。マラソン選考、きゅ〜ちゃんが落ちたのが意外とショックです。感動のシドニー優勝のとき昼までスヤスヤ寝てて最後の10分しか見てないハイパー非国民ですけど。いやしかし寝起きの人まで感動させたんだからやっぱりすごい人なんだろうな。


蹴球界に指輪を探す旅。確かにポルトガル代表は指輪っぽいような…なんというかゴンド−ルっぽいですね…!ほどよく濃い顔っていうか。フィーゴ様までいくと濃すぎるんだけど。ジョアン・ピントさん、パウロ・ベントさん、ヌーノ・カプーショあたりおいしい(もぐもぐ)。引退してしまったパウロソウザさまの顔が好きでした。


スペインは大変なことになってるようです。
スペインいったとき、バルセロナでけっこう危険な学生運動してる大学生と会っていろいろ親切にしてもらったんですが、どうしてんだろ。やっぱり大きい旗もって銀行に殴り込んだりしてるんだろうか。ちょうど1年前のスペインは、大規模な反戦デモが毎週末あって、バルセロナじゃアメリカ系の会社や店の壁は落書きされまくってました。マックとかケンタとか、半分シャッターしめながら営業してました。なんだか国民の動きというものをリアルに感じました。


なんかweb拍手でめちゃくちゃ嬉しいはげましの言葉を頂いた。
就活ほどよくがんばります。


↓趣味ですいません、ドストエフスキー原作映画2本。

『カラマーゾフの兄弟』イワン・プイリエフ監督
3兄弟みんなハゲあがってた・・・!!役者はすごい演技だけど、設定年齢を大幅に上回ってるような気が…アリョーシャ20歳、イワン24歳、ミーチャ28歳だろ…!?アリョーシャは私の想像じゃミランのトマソンみたいな感じなのに…ミーチャはモストボイとか…脳内で美化され続けるカラ兄弟…
でもカテリーナとスメルジャコフはハマりまくりでした。スメルジャコフ超キモくてすてき。グルーシェニカ、原作の微細な描写がないと悪女100%であまり好感がもてませんでした。隣で母が「そんなに激しく生きなくていいのにねぇ」とか言ってた。グルーシェニカにそれを言っちゃお終いだよ…。
あとさぁー、最初から神とか屈辱とかのディープな話するのやめようよ…見てるひとみんな引くから…ね!映画ですよ!空気読んで!もっとはいりこみやすい、兄弟の紹介とかしなよ…
私のいちばん好きなシーンが削られてたのが寂しかったです。イワンの悩みがかなり重点的になってたので、監督はイワンびいきと見た。ちなみに私はミーチャびいきなのでミーチャの腹が出てるのが大変不満でしたが、あんまり演技うまくてミーチャっぽいので、だんだん腹の肉なんてどうでもよくなってきました。でもやっぱりすごいいい話だよな…感情に生きるミーチャ、知性で悩み続けるイワン、愛と救いのアリョーシャ。そういうのがよく出ててよかったです。ロシア語のセリフはかなり痺れた。本場は違うなぁ−。話せるようになりたい。
3時間半ある映画ですが、意外と平気でした。原作読んでないとつらそうですが。


『悪霊』アンジェイ・ワイダ監督
監督はポーランド人、舞台はロシアでも映画は都合上フランス語。めちゃくちゃだ…!返事は「ウィ」じゃなくて「ダー!」が聞きたかったのにー。「メルシィ」とか言うな!「トワエモワ」とか言うな!まぁフランス映画なのでそれはしかたないとしても、登場人物の名前がフランス風になってたのには驚いた。ピョートルはピエールに、ニコライはニコラスに。えぇー。
そしてたった2時間の映画なので登場人物も随分削られてるし、設定の説明も飛ばしてるし、しかも字幕でできる字数なんて限られてるわけだから、情報はものすごくすくない。原作読んでない人には全然わからないんじゃないだろうかと思いました。なんでピョ−トルが知事と仲いいのか、とか。 リーザはいったいなんなんだ、とか。みんな前置きなく自殺とか革命とか変な話するし、謎だらけ。
しかし降り積もる雪、湯気をたてるサモワール、ロシア正教、なんかはすっごく萌えー。あとピョートルがすっごいイメージ通りだった。シャートフはあまりにモサくて逆に好印象。結局シャートフのシーンではせつなすぎて泣いたし。キリーロフがサモワールを貸すシーンはすごくよかった。主人公はシャートフとキリーロフですね、この映画。そして本来の主人公ニコライはめちゃくちゃ影うすかった。もっとみんなニコライに心酔しまくってますってのがわかればよかったのになー。
ラストも随分削ってて、わけわからなかったのですが、原作では死ぬ人がいっぱい生きてたりしたのでいかに原作が残酷な話か、あらためて感じました。


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