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oneday  ぽぇ



 
 自閉症裁判

先日、恵比寿へ行ったおりに見つけた
「自閉症裁判」という本。

浅草で起きた
あの「レッサーパンダ」の事件です。

物語の世界では無く
克明な検証を積み重ねた
真実のドキュメンタリーなのですが
事件その物だけではなく
その周辺の人々にもスポットが当てられていて
私には、本文よりも衝撃的でした。

小説でも読んでいるかのようで
現実としてストンと落ちて来ないほどに
信じ難いものがありました。

出版されてから
想定内のクレームや反発はあったようですが
本の回収騒ぎなども起きずに再販もされ
巷に厳として流通している事からも分かるように
公には認知されているのでしょう。

本そのもに関する感想はありませんが
妹さんの歩んだ人生
そして、被害女性の来し方の
その、あまりにも対照的な人生に愕然とし
妹さんの置かれた立場や
未来を断ち切られてしまった被害女性の無念さは
私の能力では
理解も受容も出来ない程の不条理さに
人間として考え込んでしまいました。

毎日のように深い緑の中に身を置き
考えて考えて考えて・・・います。

出来ない言い訳を探すのは止めよう。
努力によって出来る事は実行しよう。

私の人生が、どう展開して行くのか
未来は想像するのみですが
柔らかさの中に強い芯を根付かせたいですね。

私が自分を磨けば磨くほどに
宙は精神的に豊かになり
私の言葉を素直に聞けるようになって
落ち着いて来ているように見えます。

ふわりん からの箴言や
この本から教えられた事を決して忘れずに
毎日を積み重ねて頑張ろうと思いました。

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本の賛否には踏み込めませんし
事件や、その周辺の事を考えると
とても複雑な思いを感じていますが
書店で出遭ってしまった以上は
読まなければならなかった本だったと考えています。

「今まで生きてきて何一つ楽しいことは無かった。」
と、言った妹さんは
兄の事件から約1年後
支援者の手厚い保護のもとに・・・。

2005年06月19日(日)
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