TOHGA嬢の生活



話すことは何も無い

2004年02月03日(火)

 とあるCDを借りる為に、後輩の家へ遊びに行った。

 この後輩は面白くて好きなのだが、どうも長く話していると疲れを感じる。

 お喋りなのだが、喋りに違和感がある。

 なんとなく一方通行で、会話のキャッチボールと言うよりは、バッティング練習?千本ノック?

 とりあえず彼女はバットで球を打ち、それは大体ホームランで、私はただ外野で柵越えを見てるだけ。そんな感じ。



 彼女の話を聞くと、子供の頃は部屋の隅でずっと本ばかり読んでいたのだとか。

 本人いわく、小学生か中学生かまでは、無口で根暗な性格だったらしい。

 なんとなく納得。



 後輩は、家族の話をよくしてくる。

「先輩の家族って、どんななんですか?」

 ある拍子にそう問われて。

 何を話せば良いのか分からなくなった。

 私の家族は、話すネタには事欠か無いハズなのだが。

 彼女の様な、正月に徹夜でマージャンしたとか、家族にしか分からない特別な挨拶とか、最近父親のした珍行動とか、

 その手の話題が一切思い当たらない事に気がついた。

 いくつか無理やり引き出したが、話したいと思うほど面白い内容ではなかったので、その時は適当に誤魔化して、お茶を濁した。

 < あの時、ああしていれば…  …見る?  この時は知る術もなかった… >


TOHGA [はい、もしもし?] ここで逢ったが
人目!!