|
2003年12月27日(土)
同窓会。
参加者はクラスの約8割。
変わった人もいれば、全く変わらない人もいる。
私は他クラスに友人が多かったので、クラス単位の同窓会では、予想通り所在無い状況だった。
同じクラスでは、鶴ちゃん、アキコ、ヨッシーと言う3人とよくツルんでいたのだが、その内2人が不参加だった。
「アキコちゃんにヨッシー、なんで来ないんだろうねぇ?」
鶴ちゃんがおっとりとした口調で言う。
「どうせ『海』でしょ?」
と、私。
『海』とは有明の海の事だ。ここら辺でピンと来なければ、理解する必要はない。
「え、そうなの?」
「いや、本人から聞いたワケじゃないけど。可能性的に一番高いでしょ」
「うーん、そっかぁ」
優しい鶴ちゃんは少し寂しそうだった。
攻撃的な私は少し腹を立てていた。
友情を蔑ろにされたようで、なんだか裏切られた気分だった。
後日、本人のウェブ日記と友人達の目撃証言から、2人とも『海』にいた事が判明した。
まぁしかし。クラスでは少数派のグループだった私達だから、この同窓会にに魅力を感じられなくても仕方が無い気もしてきた。
「そういや、トーガちゃんは『海』とかに行ってないの?」
「ああ、飽きた」
彼女は、面白いように納得してくれた。
相互理解の嬉しさよ。
女子は総じて、グループを作る。
私達グループと比較的仲が良かったヒロミさん達のグループと、久し振りの会話を楽しんだ。二次会もそのメンツで行った。
私が強気な発言やキツイ言い方をする度に、彼女らは苦笑いしてこう言う。
「変わってないね」
それでもあの時よりは、丸くなったと思うんだけどね?
|
|
|