2008年08月19日(火)→→→エーミール

夏旅行のためにケストナーのエーミール2作を読み直すことに.ケストナーの岩波単行本シリーズはすべて持っているが,いかんせんサイズが大きくて電車の中では読みづらいので文庫を買う(岩波少年文庫).奥付を眺めてみると初版が2000年?おかしいなーと思いあとがきを読むと訳をし直したとのこと.ということは私が持っている古いエーミールとは訳がちょっと違うらしいのでこれはまた比べてみなければ…飛ぶ教室も丘沢先生の新訳が話題になったけどそのちょっと前に岩波版も刷新されていたとは.そして肝心のエーミールは児童書にしておくにはもったいないくらいやっぱり傑作でした.正直,変な最近の小説よりずっとおもしろいし泣ける.飛ぶ教室でも思ったけれど,子どもの正義っぷりとやんちゃ子供を自由にさせる大人の懐の深さがいいなあと思う.最近の日本のお受験・縛りまくりor野放しの二極化された感じとは全然違ってうらやましいくらい.エーミールでは「教授」とそのお父さんなんかに象徴されています.飛ぶ教室ではマルティンと正義先生と禁煙さん.エーミールのいい子っぷりにも涙です.しかしベルリンの街をちょっとでも知っているとエーミールと探偵たちの舞台の「距離感」がわかって面白い.エーミールのおうちがある「ノイシュタット」はドレスデンのノイシュタットだろうし,昔はそこから動物公園駅やフリードリッヒ通り駅に電車が直結していたのかーなどいろいろ想像できて楽しいです.古い本も引っ張り出してきて比べてみなくては.


     
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