アメリ。アメリ。アメリ。 ツボを突いて来る映画だった。 とにかくかわいい映画、とかでもなくて、適度にブラックで、適度にくすって笑えて、適度にじわっとくる。 自分の殻をやぶれないアメリ。 夢想家のアメリ。 そういうのってちょっと“引きこもり”なわけで、なんか暗いイメージなのにそこをくすっていう笑いに持っていくってのがすごいなーと思った。 たぶんみんな、あーこれって私みたい!って思うんだろうな。 細かいディティールに凝っていて、プラモマニアみたいなそういう人にはたまらない映画だと思う。やっぱ何か違うな… ええと、好きな人がいるけどアプローチなんてとてもとてもできないわ、っていう人にはおすすめかも(笑)。 なんだかね、アメリの恋というよりも、ぶつかっていく勇気をいろんなひとからもらってる、そういうところがいいなーって思った。 やっぱりみんな、こころが乾いてしまっているんだと思う。 結局、そういう乾いたところをこういう映画で潤わせて、忘れてしまっていた自分の正直な気持ちとか、ひととひととの関係とか、そういうものを思い出したいって誰もが思っているんだろう。 フランスで「アメリ現象」が起きた、っていうのもそういうところからかな。 現代人ってちょっと自分のこころの中身に対して鈍感すぎるっていうか、見ないようにしてるというか。 知らんぷりしていれば生きるのは楽になるのかもしれないけれど。 ま、パリの景色とか地下鉄とか、ああ懐かしいなーっていうところもたくさんあって、満喫。
ところで映画館で観る映画って、言葉とか忘れちゃうのがもったいない。 ビデオだったら巻き戻せるし、好きなシーンが何度も観れる。 映画はそうはいかないので、かなり集中力が必要。 でも水を手で掬うように、指の間からどんどんこぼれていってしまう。 あー待って待って待って! でも次のシーンがセリフがーーーー。 ってな感じ。 だから月に何本も、とかは絶対に無理。
そろそろあたまも正常化してきたみたい。 車の運転も出来たし、映画も観てるし、美術館も行ってるし、本もまあ読めている。 ま、あさってから札幌だからそんなことも言っていられないや。 K子ちゃんにおみやげ何買おう。 いま、の東京スイーツかなやっぱ。
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