山田詠美「メン アット ワーク」って対談集を読んでいる。 最初の石原慎太郎は読んだこともないし、なんだか難しいことばっかり言っていてよくわからなかった。 作家同士の対談って難しい言葉が多い。 私はそれでも言葉を知ってる方だと思うから、こりゃ文学部の人とかにしかわからないんじゃないか?と思った。 ま、勉強不足の負け惜しみなんだけど。 あー私ってほんっと負けず嫌い。 そういえば村上春樹を二人とも否定っていうかけっこうこき下ろしていて、 Amyは村上春樹の読者と彼女の読者は重ならないだろうって言っていた。 はあ。私はどっちも好きなんだけどなあ。 Amyは口説く方で、村上春樹は口説かれるのを待ってるんだと。 そりゃー確かに村上春樹は、主人公の元に女の人がいきなり現れて、メイクラブしたりってのは多いけど。 ノルウェイの森、のミドリみたいな女の子がよく出てくる。 私はミドリがけっこう好きなんだけどな。
ところで、3人目の井上陽水が面白かった。 エロティシズムについて、なのよー。 なんか去年ちょっぴり内田春菊で考えたけど難しくって。 うーん私とは無縁の世界かもと思っていたけど、そうでもないかも。 いまこの瞬間に全部手に入ってしまうのを、 我慢するストイックさ、がエロティックだっていうの、 何かわかる気がする。 やっぱり恋愛ってそういうエロティックな要素が必要不可欠だな〜って思った。 付き合う前のデート重ねてる段階って、めちゃくちゃエロティックじゃない? この人が欲しい、って思いながら一緒にごはん食べてるだけ、とか。 って誰に言ってるんだか(しかもこれって日記間違ってるな)。
あと、“日本には退廃をよしとする文化がない”っていうの。 ふしだらで、しどけない退廃的な人と、ジェントルマンがいない。 おお!って感じ。 本当、日本人ってそういう文化がないと思う。 だからレディファーストが自然にできる人とかに会うと、かなりやばい。 退廃とかもね。 やっぱり精神的に未熟なんだと思う。 社会全体が。 フランスの“アメリ”現象が、日本だったら起こり得ないだろうっていう。 フランスは社会的に成熟してるって驚いたってM-ちゃんも言っていたけど。
修論の合間にこんなことを考えてるけど、 “灰色の脳細胞”は活性化されてるかな〜
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