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2004年08月15日(日)
仕事終わって帰り道、近所の某スーパー辺りを歩いていたら、自転車乗った多分女子大生に声かけられた。 「明石○てどっちの方ですか?」 アカイシ○?! 彼女はスーパー側から免許センターへ向かう直線にいる。 「明石○は……東向陽○が向こうだから多分そっちの方ですけど」 私は彼女がやって来たとおぼしき(私から見て)左遥か前方を指差した。 この場合の「そっち」とは、いくつかの団地を乗り越えた向こう側を指す。 「じゃあ、富ジャスって、どういけばいいのかわかります?」 富ジャス?! なんだってこんな時間にこんなところで私は富谷ジャス●の場所を聞かれているのか。私の意識は一瞬遠いところを向いた。 「富ジャスも……向こうですね。この道真っ直ぐ行くとどちらかとちうと町中出ちゃうんで、少なくとも今の進行方向は逆ですよ」 「じゃあこの道真っ直ぐ逆に行けばいいですか」 「いや、真っ直ぐ行くと山に突き当たっちゃうんで、その前に左に曲がる必要ありますけど……自転車で行く距離じゃないと思いますよ」 正確には、真っ直ぐ行って左曲がって真っ直ぐ行って右に曲がったりなんだり。(ちっとも正確じゃない!) どのくらい遠いかと言えば、中学の時分の私が、普通に自転車を乗り回していたより更に遠く、かつ私は一度も行ったことがない。つうか、およそこの団地の人間にとっては車ならまだしも自転車乗った姉ちゃんに、21時を回った後に聞かれるとは思えないような場所だった! 再三私が自転車で行くのは勧められないと忠告したにも関わらず、彼女はわたしの示した方向へ走り去っていった。
果たして彼女は、無事に目的地へとたどり着けたのだろうか。 微妙な気掛かりを残した一日だった。
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