思いつき日記
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2005年07月19日(火) review

●『忘れ雪』(新堂冬樹著・角川文庫刊)

この作品は何だ!こんなに凄まじい作品は、いままで見たことも聞いたことも
勿論読んだこともないぞ!ジャンルなどという枠組みなんか軽くはみ出す、
定形外の面白さと感動とでも言うべきか。昨日まで知らなかったオレのバカ!
って本気で叫びたくなる傑作長編です。

本編581頁の大作ながら、ほとんど今朝からの一気読みで読了!飯を食って
いる、トイレに行っている暇すら惜しいと思える、息もつかせぬ展開。読む前
の人に差し支えない程度に内容を紹介しましょう。

序章における二人の出会いの場面の美しさ・暖かさにまず感動。第一章で
「次どうなるの?」というわくわく感をもたせられて、第二章で運命の波濤に
翻弄される二人に胸を痛める。そして、一気にサスペンス風な急展開を迎える
第三章!悲鳴を上げそうになりながら読み進めると、物語は容赦なくクライ
マックスへ驀進する!そして…

私が読後に一つ気づいたことは、この世の中で人間の情念ほど気高く、美しく
、強くそして恐ろしいものはないのではないかということです。これは読んだ
人なら多かれ少なかれ感じるのではないかと思います。

とにかく読んでください。読書が好きだ嫌いだなどど、ぐだぐだごたくを
並べている場合ではありません!

「読みきりがぶ読みありがとうございましたっ!」と素直に言えるこの一冊、
読まずにいるのはもったいないおばけが出るよ(笑)!

長々ととりとめのない話を、失礼しました。



薦めた甲斐があったってなもんだ笑
それにしてもやはり国語の先生は語彙が豊富だなぁ


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