「民主党」のままが最多…民主・維新の党名公募(読売新聞 3月7日)合流を決めた民主、維新両党は7日、新たな党名を検討する新党協議会分科会の会合を国会内で開いた。 4〜6日に実施した党名案の一般募集には約2万件の応募があり、民主党関係者は「『民主党』のままとする案が最も多かった」と語った。党名の大幅変更に消極的な意見が強い民主党内の状況が反映したとみられる。同党は今後の協議でも「民主」の名称が残るよう維新側への働きかけを強める構えだ。 赤松広隆党最高顧問は会合後、募集に1万9933件の応募があったことを明らかにした。具体的な名称は明言しなかったが、関係者によると、「民主党」のほか「立憲民主党」や「民進党」などがあった。男性の応募が87%で、年代別では40代(22・5%)、50代(17・8%)、30代(17%)の順だった。最大野党が名前を変えるという大きな出来事のはずなのに約2万通しか応募がなかったというのが不人気振りを現しているような。ツイッターでは、「新党滅却」や「民捨党」や「セミみたいに五月蝿いだけなのでミンミン党」など面白い名前で応募していた人をたくさん見かけましたが、集まった政党名で、どこまでが本気でどこまでがネタだったのか知りたい気もします。応募最多が「民主党」という結果になったのは、変えなくて良いという意思表示なのだと思いますが、これって、民主党側が分析したような、党名の大幅変更に消極的な意見が強い民主党内の状況が反映したんじゃなくて、お前ら中身は一緒なのに名前を変えて違った党のように装うなボケ!ってことで、最大限の批判を込めた嫌がらせなんじゃないかと思いますよ。◆皇室典範見直し、当初要求…国連女子差別撤廃委(読売新聞 3月9日)国連女子差別撤廃委員会が7日に発表した日本の女性差別に関する報告書を巡り、男系男子による皇位継承を定めた日本の皇室典範が女性差別にあたるとして、見直しを求める内容が報告書最終案に盛り込まれていたことが8日分かった。 複数の日本政府関係者が明らかにした。政府が反論し、最終的に記述は削除された。 政府関係者によると、最終案は4日、同委から政府に示された。皇室典範が女性天皇を認めていないことに「concern(懸念)」を表明し、見直すよう求めていたという。 政府は、在ジュネーブ日本政府代表部を通じて、〈1〉十分な議論もなく皇室典範に関する意見を突然盛り込むのは手続き上の欠陥がある〈2〉国民の支持を得ている世界の王室・皇室制度を取り上げるのは不適切――などと反論し、削除を求めた。政府関係者は「反論しなければ、そのまま掲載されていた。報告書の作成過程に疑問がある」と語った。この件以外にも日本の漫画やアニメの非実在の子供にも人権を与えて表現を厳しく制限させようとか、日韓で話し合いの付いている慰安婦問題で日本側にクレームをつけてきたりと、国連女子差別撤廃委員会がいくつか注文をつけていますけど、これって我が国のフェミニズム系左翼団体がいつも主張していることとまったく同じで、自分たちが気に入らないものは権威を利用したり外圧を利用して排除させようという、伊藤和子弁護士をはじめとするNGOなどの左翼団体によるロビー活動の効果が国連にも浸透しているのがよく分かりますよね。皇室が誕生してからの伝統である皇室典範を女性差別だと批判するのは、女性司祭を認めない正教会やローマカトリック教会は女性差別だと攻撃するのに似たふざけた話で、女性のローマ法皇がいないのは差別だと言い出したら、国連への批判はどうなるかとかは考えられないのでしょうか。 自分が気に入らない理解できないからといって、左翼系の人に多いのですが、権威などを利用した圧力によって、他人の表現の自由や内心の自由や信仰の自由やその国の歴史伝統や価値観に踏み込んで、排除させようとする行為って相当に危険だと思うんですけどね。それは、いつか自分にも返ってくるかもしれないという想像力もないんでしょうか。今回は日本政府はよくこの外圧を跳ね返したと思います。