昨日の夜…＜民主党代表選＞菅首相が再選（毎日新聞 9月14日）民主党は１４日午後、臨時党大会を東京都内のホテルで開き、任期満了に伴う党代表選で党所属国会議員が投票した。１１日までに郵送された党員・サポーター票、地方議員票とともに開票した結果、菅直人首相（６３）が小沢一郎前幹事長（６８）を上回って党代表に再選された。菅首相は近く内閣改造・党役員人事を行う方針。小沢氏の処遇が焦点となる。菅首相は党員・サポーター票２４９、地方議員票６０、国会議員票４１２の計７２１ポイント。小沢氏は党員・サポーター票５１、地方議員票４０、国会議員票４００の計４９１ポイントだった。---------------------------------------------------------------------どちらが勝っても僅差で勝利すると思っていましたが、菅氏のトリプルスコアでの勝利になりました。日刊ゲンダイはこう書いていましたが、「党員・サポーターは菅優勢」はマヤカシだ（9月10日）とくに、党員・サポーター票では大差です。だいたい、3か月前に嫌われて辞めた人間が、総理大臣になろうなんてこと事態が虫が良すぎるという話です。しかも、小沢を担ぎ出したのが嘘ばかりを言って信用を無くして辞任した脱税王の鳩山だし。政治とカネの問題も、幹事長時代には「説明を尽くした」「検察の不起訴が答です」なんて言って逃げていたのに、代表選に名乗り出たとたんに、総理になったら国民の皆様に説明しますだなんて、だったら、幹事長時代に説明しておけよって、マトモな感覚を持ち合わせたサポーターなら思いますよね。ところが、地方議員、国会議員票では、ほとんど差がなかったというのが、民意との乖離、地方議員や民主党の異常さを如実に物語っています。政治とカネの問題が多く、それを自らで払拭していない人物が総理大臣になったら、野党からの追及で国会が空転、予算成立するものさえ成立できなくなってしまうというのは容易に想像できるのですから、マトモな感覚を持ち合わせていたら支持なんてできませんよ。小沢が負けたことは喜ばしいのですが、更に嬉しいのは、小沢の周りに居た議員やマスメディアやネットの取り巻き連中が図に乗れなくなったこともいいですね。明日の小沢の太鼓持ち番組『スーパーモーニング』が楽しみです。きっと、お通夜のような状況で、サポーター票の支持が得られなかったのは、小沢を悪人のように報道したメディアが悪いとか言って、自分たちを慰めることでしょう。菅氏の続投ですが、菅氏もダメすぎてあまり支持されていないので、対抗馬が問題の多すぎる小沢でなく別人なら、民意の反応も変わって、再選にならなかったかもしれません。ところで、菅派も小沢派も挙党一致や結束と、やったら結束を連呼するというのは、強調しないとバラバラになる可能性のほうが高いからです。ただ、挙党一致を強調しても党内二分でねじれるでしょうし、国会でもねじれ、どっちにしろ法案が通らなくなり解散総選挙になるんじゃないでしょうか。小沢落選でメシウマ状態。
