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2010年04月18日(日) 八方塞がっても他人事?



悪しき政治指導者とは・・・
何も決定しないことを決定し、優柔不断でいることを決意し、
成り行きまかせにするということでは断固としており、
変心しやすいという点では頑固であり、全力を挙げて無能であろうとする。
                      (ウィンストン・チャーチル)

米の鳩山政権不信、頂点…5月決着「期待せず」(読売新聞 4月18日)

沖縄の米軍普天間飛行場移設問題をめぐり、オバマ米大統領が12日の
非公式会談で鳩山首相の協力要請を「きちんと最後まで実現できるのか」と突き放したことは、
両首脳間にもはや信頼関係が成り立っていないことを示した。

 大統領が首相に直接不信感を伝えたことで、
米政府全体で鳩山政権と距離を置く姿勢が一段と強まりそうだ。

 普天間問題をめぐるオバマ大統領の厳しい態度について、首相は15日、
記者団に「進展がないと言われたなど、そんな話は一切ない」と否定した。

 しかし、関係筋は「大統領は確かに発言した。大統領の言葉を訳したのは
極めて優秀な通訳で、首相に伝わっていないはずがない」と指摘する。

 会談について、米政府の関係筋は「本来は鳩山首相から
『早期決着の約束を守れずに申し訳ない』と謝り、
自分の責任で決着させると言うべきだった。
首相は逆に、岡田外相とルース(駐日米)大使に協議させる、と人ごとのようだった。
大統領も堪忍袋の緒が切れたのではないか」と解説する。

 過去の日米首脳会談では、90年代の貿易摩擦などの際、
大統領が日本の対応を批判するなど双方の主張がぶつかったことはあるが、
大統領が首相個人に対する不信感を口にするのは、極めて異例だ。


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> 普天間問題をめぐるオバマ大統領の厳しい態度について、首相は15日、
>記者団に「進展がないと言われたなど、そんな話は一切ない」と否定した。

> しかし、関係筋は「大統領は確かに発言した。大統領の言葉を訳したのは
>極めて優秀な通訳で、首相に伝わっていないはずがない」と指摘する。


保身の為に嘘をつくとは最悪すぎます。

沖縄の負担軽減のため13年前から必死にアメリカを説得し、

辺野古住民を説得し同意を得ての移設だったのに、

決まりかけてた事案を俺の方がもっと上手く出来ると言って、

引っくり返した挙句にこの有様では何を言われても仕方ないです。

食事の席での10分トークも、

マスメディアではほとんど触れられていませんが、

イランへの追加制裁に協力するのを約束させられて、

イラン企業から資源提供してもらえるカードを手放してしまったのも問題があります。

米政府、「普天間継続使用」を日本に伝達へ(産経新聞 4月18日)

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり、
鳩山政権が目指す5月末までの決着が困難になっているのを受け、
米政府は飛行場を継続使用していくとの判断を固めたことが分かった。
複数の日米関係筋が明らかにした。米政府は今後、鳩山政権の出方を見守りながら、
継続使用する考えを日本側に伝えるタイミングをはかっていく。

米政府が普天間飛行場を継続使用せざるを得ないと判断したのは、
同案の与党内の調整が困難で合意できる見通しがないとみているからだ。

 迷走を続ける鳩山政権について、米政府高官は日米関係筋に、
「ハトヤマは事態の深刻さが分かっていない。
米政府は鳩山政権に期待するのをあきらめた」と語ったという。
その具体的な答えが、12日の核安全保障サミットの夕食会を利用した
10分間の非公式会談だった、という。


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・事案をひっくり返したのはほかならぬ鳩山首相自身。
・沖縄県民を期待させたのもほかならぬ鳩山首相。
・最低でも県外と言い続けているのもほかならぬ鳩山首相自身。
・トラストミーと言ったのもほかならぬ鳩山首相自身。
・約束を反故にしたのもほかならぬ鳩山首相自身。
・三月提示、五月決着と言ったのもほかならぬ鳩山首相自身。

オバマ大統領相手に「五月末までに必ず決着させるよう努力している」と
言ってみたところで、

鳩山首相が地元を相手に説得しているという報道が一切無いのが実情であり、

アメリカからみたら何もやってないと受け取るのが当然ですし、

平野官房長官は「決着」の定義を変えて誤魔化そうと企んでいるけど、

そんなことがアメリカに通用するわけがないのは明白で、

何の解決策にもなりません。

「普天間継続使用」を日本に伝達へが事実なら、

どう、責任をとるのでしょうか?見ものです。







名塚元哉 |←ホームページ