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2009年01月19日(月) なぜか盛り上がらない西松建設の裏金献金

裏金疑惑の西松建設 関連政治団体/政界に4億2000万円 森・二階・小沢氏ら

(一部抜粋)
準大手ゼネコン「西松建設」(本社・東京都港区)の
関係者が設立した政治団体が十年以上にわたって、
政界に四億円を超すカネをばらまいていたことが二十日、
本紙の調べで明らかになりました。
同社元幹部が海外事業でねん出した多額の裏金の一部を横領したとして
業務上横領罪で九日に起訴されましたが、捜査の行方も注目されます。

これによると、自民党は、二階俊博経済産業相が率いる
「二階グループ」に四百六十六万円、二階氏に二十万円、
藤井孝男元運輸相三百六十万円、森喜朗元首相、
尾身幸次元財務相に各二百万円、林幹雄前国家公安委員長百万円など。

 民主党も、小沢一郎代表一千万円、同党岩手県連三百万円。

 このように幅広く、政界にばらまいた原資は、
年間三千万―八千二百万円におよぶ会費と、
「新世紀政経懇談会」という名目で年三回開催した政治資金集めのパーティーです。

 しかし、会費を払った会員数が、千四百十人という年(九六年)もあれば、
十三人しかいない年(〇六年)があるなど、不自然さも。
毎年六百万円前後の収入があったとしている
パーティー券も誰が購入したかは、いっさい不明です。

 西松建設の裏金が問題になっているだけに、
この政治団体の不明朗な資金の流れも解明が求められています。

(しんぶん赤旗 2008年12月21日日)


東京新聞 12月30日 西松建設 社員の寄付装い献金? 亀井静氏後援会へ

読売新聞 西松建設の資金に複数ルート、タイ受注工作や献金か

西松建設:裏金を違法献金の疑い 東京地検が幹部ら聴取

準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が海外から無届けで持ち込んだ裏金の一部を、
OBが代表を務める政治団体を通じて複数の国会議員に献金していたことが、
同社関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、政治団体を隠れみのに、
政治資金規正法で禁止されている企業献金をしていたとみており、
同法違反と外為法違反の両容疑で、幹部ら関係者の一斉聴取を始めた。
不透明な資金の解明を進める方針。

 同社関係者によると、営業担当幹部が95年、
退職して政治団体「新政治問題研究会」を設立。解散する06年末までに、
毎年総額1300万〜7500万円を、自民党の二階俊博経済産業相や
民主党の小沢一郎代表など与野党幹部の資金管理団体などに献金した。

 裏金は同社が東南アジアで建設工事を受注した際に経費を実際より
高く見せかける経理処理などで捻出(ねんしゅつ)。
幹部の指示で、海外事業部副部長だった
高原和彦被告(63)=業務上横領罪で起訴=らが
税関に無届けのまま国内に持ち込んだとされる。
海外での裏金作りは少なくとも十数年前に始まり、
総額は10億円以上になるといい、
一部は政治献金の原資になったとみられる。

(毎日新聞 2009年1月14日 2時30分)


違法献金、現社長が発案・指示…西松建設幹部が供述

準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が、
OBを代表にした二つの政治団体を使い、国会議員らへの企業献金を続けていた問題で、
複数の同社幹部が東京地検特捜部の事情聴取に対し、
こうした献金システムを発案し、政治団体の設立の検討を指示したのは、
同社の国沢幹雄社長(70)だったと供述していることが、
同社関係者などの話でわかった。

 両団体の会費は実質的に同社が負担しており、
他人名義での献金や政党以外への企業献金を原則禁止した
政治資金規正法に違反する疑いがある。
こうした工作に同社のトップが関与していた疑いが強まった。


両団体名義で行われた国会議員などへの献金や
パーティー券購入などの総額は計約4億7800万円。
2004年〜06年には、民主党の小沢代表の資金管理団体に1400万円、
自民党の森喜朗元首相の資金管理団体に300万円をそれぞれ献金していた。

(読売新聞 2009年1月16日03時07分)


西松建設子会社が政界工作の窓口? 資金提供、裏金流出も (1/2ページ)
西松建設子会社が政界工作の窓口? 資金提供、裏金流出も (2/2ページ)

準大手ゼネコン「西松建設」(東京)の外為法違反事件で、
東京地検特捜部に元社長の宇都宮敬容疑者(67)が逮捕された
子会社「松栄不動産」(同)が、西松の政界への資金提供の窓口だった
疑いのあることが16日、分かった。
松栄は民主党の小沢一郎代表が党首を務めた旧自由党の政治資金団体などに献金。
西松が小沢氏ら国会議員8人の資金管理団体に事実上の企業献金を
行った際のダミーだった政治団体の代表は、松栄の監査役を兼務していた。
特捜部は松栄を通じて裏金も政界に流れていた可能性があるとみている。

一方、西松はOBに2つの政治団体をつくらせ、与野党の国会議員側などに
約4億8000万円の脱法的な政治献金をしていた。
16〜18年の間、最も献金額が多かったのは小沢氏だった。
松栄の監査役を務めていたのは、このうちの一つ「新政治問題研究会」の代表者で、
代表者は西松の土木営業本部営業管理部長などを歴任、
退職して7年に同団体設立と同時に代表者となっていた。
特捜部は同団体と松栄は一体で、松栄が政界工作の窓口だったとみており、
「表」の献金以外に、裏金が政界に流れていなかったか注目している。

 また、宇都宮容疑者は、特捜部が西松本社を捜索した昨年6月、
松栄を退社しており、特捜部はその経緯にも関心を寄せている。

(産経新聞 2009.1.16 23:22)


「西松」幹部にパー券購入依頼、政治家「隠れみの」認識か

準大手ゼネコン「西松建設」(東京都港区)が二つの政治団体を使って
企業献金をしていた問題で、政治家側から政治資金パーティー券を購入する際、
本社や支店の幹部らが窓口になっていたことが分かった。

 政治家側はパーティー券に番号をつけて管理しているケースが多く、
後で政治団体から購入代金が振り込まれても、
同社への販売分だと分かる仕組みになっていたという。
政治家側も西松建設が政治団体を隠れみのにしていたことを認識していた可能性が出てきた。
(以下省略)



(読売新聞 1月18日4時0分)


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去年末に、しんぶん赤旗が報じた西松建設の裏金が、

自民や民主などの大物政治家に献金されているのではという疑惑。

新聞では、赤旗に続けとばかりに、

続報として新たな疑惑などが次々に報道されています。

しかし、一番注目しそうなテレビのニュースでは、

まったくと言ってもいいほどに報道されません。

企業から政治家への献金は違法ではありませんが、

西松建設は、なぜ法を侵してまで献金しなければならないのか。

ただの献金であるわけがないと思うのが普通の感覚ではないでしょうか。

そんなことで、

とくにTBSやテレビ朝日は自民党が大嫌いなのですから、

ニュースやワイドショーなどで、

森喜朗元首相や、

今の麻生内閣の閣僚である二階俊博経済産業相が絡んでいる

裏金献金疑惑を徹底的に追及すれば、

鴻池氏の女性スキャンダルなんかよりも、

麻生政権潰しに利用できて、

念願の民主党政権の誕生に近づけるかもしれないというのに、

ところが、ほとんどダンマリを決め込んでいます。

やはり、この話題に触れれば、

一番、献金を貰っている額の多い

民主党の小沢代表についても報じなきゃいけなくなるからでしょうか(笑)

そういや、こんなに大事件ならば民主党は

必ず「証人喚問」の大合唱になりますが、

それすらないのも滑稽ですね。








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