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2006年10月30日(月) 造反組の復党は得るものより失うものの方が大きいのでは。

北朝鮮「米阻止できなければ核戦争」…韓国へ警告

朝鮮中央通信によると、北朝鮮の民族和解協議会スポークスマンは28日付で、
韓国に対し、「米国の凶悪な企図を阻止できなければ、
全民族が核戦争の災難を免れることはできないだろう」と
警告する談話を発表した。

 談話は、米国が韓国に対し、北朝鮮への金融制裁や
大量破壊兵器拡散阻止構想(PSI)への参加を「強要」しているとし、
「同族間の対決をそそのかしている」と非難。韓国に対し、
「米国の専横と干渉に断固反対し、米国の制裁に追従する反逆行為を
許してはならない」と求めた。

(読売新聞 10月30日11時18分更新)


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核実験をした後の声明では、

自衛のための核兵器開発で脅迫などに使わないとか言ってたのに、

ついに核兵器を脅迫の材料にしてますよ。

化けの皮が剥がれるというか、自ら進んで化けの皮を剥すなんて(笑)


造反組復党「反対」51%に・日経世論調査

日本経済新聞社の世論調査では、郵政民営化に反対して自民党を離れた
造反組の復党問題について「反対」が51%と「賛成」の33%を大きく上回った。
安倍内閣の発足1カ月の仕事ぶりは中韓歴訪などを理由に
「評価する」が5割を超え、順調な滑り出し。
ただ党内でも意見の割れる造反組の処遇を誤ると、
今後の政権運営の波乱の芽になりそうだ。

 造反組の復党は、自民支持層でも反対が47%となり、賛成の38%を上回った。
連立を組む公明支持層は反対が65%で、賛成派は31%。
民主支持層では反対が71%に達し、賛成は22%にとどまった。
「支持政党なし」の無党派層では反対が47%、賛成が32%だった。

(日経新聞 10月29日07:03)


<中川幹事長>郵政造反組の復党に「踏み絵必要」と発言

自民党の中川秀直幹事長は29日、フジテレビの番組で、
郵政造反組の復党問題について「(昨年衆院選の)政権公約、
安倍晋三首相の所信表明でも郵政民営化を実現させると言っている。
その踏み絵は踏んでもらわないといけない」と述べ、
造反組が郵政民営化賛成の立場を明確にすることが復党の条件との考えを示した。

(毎日新聞 10月29日22時8分更新)



-----------------------------(引用終了)----------------------------

自民党の首脳陣は、造反組の復党で入ってくる票の方が、

復党によって離れる票より多いと判断しているようですが、

何を根拠に、こういう判断に至ったのか良く判りません。

世論調査で反対派が多いのは、造反組=悪という単純な図式で

見ているということも含まれているでしょうが、

反対派のほとんどは、造反組を、たったの1年足らずで復党させてしまえば、

昨年の刺客を待ちだしてまで行ったあの選挙は何だったんだ?

せっかく抵抗勢力(利権議員)をうまく排除したのに戻してどうする。

という気持ちを表しているのだと思われます。

 それに、民主党を含めた野党やマスメディアに

恰好の批判材料を与えてしまってどうするでしょうか。

(野党やメディアにすれば、自民党批判のおいしいネタが増えるから
 願ったり叶ったりで、一先ずは復党を賛成するかも。)

安部首相としては、造反組の中に自分の考え方に近い人たち

(平沼氏や城内氏など)が多いので、

救済したいという情と復党して頂いて力になってもらいたいという利の

二つの気持ちがあっての考えなのかもしれませんが、

その数人を復党させる必要があって、他の人もついでに復党させるつもりなら、

有権者の特にイメージで動く無党派層に対して、

旧来の自民党に戻ったのだという印象を与えるだけでしかなく、

党としても安倍政権としても、

得るものより失うもののほうが大きいと思います。

小泉政権と安倍政権では、多少の政策や考え方の違いが出てくるとはいえ、

党としての原理原則を貫かないで、

政権としての信用や支持なんて得られるわけがありません。

小泉政権が、なぜ長期的に高支持を得られたのかと言えば、

それは筋を通してきたからです。

復党を考えている安倍政権も節操がありませんが、

造反議員の方々も「頼まれてもあんな党に戻るかもの!」と

自ら拒否するぐらいの感慨を見せてほしいものですが、

どいつもこいつも節操がなそうだから、

喜び勇んでホイホイと戻って行きそうですよね。

言う事がコロコロ変わるし、単に議員でいたいという

それだけに執着している人がほとんどだし。

特に野田聖子議員がその典型的なタイプ。

こういう人物をも取り込んで数合わせすれば人気を無くしますよ。

というか、一度反逆した人に情けをかけて復党させても有益にならないことは、

加藤紘一氏を見ていれば一目瞭然。

造反者に頼らず、若手議員を育てて勝てるようにするのが、

これからの、自民党の目指すべき道なのではないでしょうか。




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名塚元哉 |←ホームページ