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2006年08月10日(木) 15日まで体と精神が持つのか朝日新聞。

【天声人語】2006年08月10日(木曜日)付

「夏のあらゆる星座が、われわれにいどみかかるようにして出ている」。
司馬遼太郎さんはモンゴルで、満天の星に押しひしがれるような体験をした。
「うかつに物を言えば星にとどいて声が星からはね返ってきそうなほどに
天が近かった」(街道をゆく・モンゴル紀行)。

 大草原を渡る風、空に浮かぶ雲、果てしない大地。
詩人ナツァクドルジがうたう。「広く大いなる荒野原/南のかたをさき守る
砂丘の海原/これぞわが生れしふるさと/モンゴルの美しきくに」
(田中克彦『草原と革命』晶文社)。

 チンギス・ハンがモンゴル帝国を創設して今年で800年になる。
帝国はアジアから欧州にまで版図を広げた。
そのころ西に遠征したと思われる兵士が、白樺(しらかば)の樹皮に
書き残した望郷の詩がある。「今やときぞ、我とびたたん/我は呼びかく/
我が母に、何にもましていとしき母に……今こそ我、故郷に帰らん」

 同じ13世紀、チンギス・ハンの孫フビライは
鎌倉時代の日本に遠征軍を送る。文永・弘安の役で、いずれも失敗した。
望郷の念を抱きつつ倒れた兵士もあっただろう。

 この元寇の後、北条時宗は鎌倉に円覚寺を開創した。
蒙古襲来による死者を、敵味方の区別なく弔うことが建立の一因だという。

 今日、小泉首相がモンゴルに飛び立つ。
星空の下で、元寇の時代にも思いをはせてもらいたい。
自、他国を問わない弔い方は、現代の追悼のあり方にも示唆を与える。
誰であれ、いやしくも一国を代表する人物なら、
他国の戦没者の思いにも目を向けるべきだろう。


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>チンギス・ハンの孫フビライは鎌倉時代の日本に遠征軍を送る

朝日新聞の基準では、日本が他国へ兵を送る場合は「侵略」で、

他国が日本へ兵を送る場合は「遠征」なんですか。そうですか。


>誰であれ、いやしくも一国を代表する人物なら、
>他国の戦没者の思いにも目を向けるべきだろう

外遊のとき普通に戦没者慰霊を行っているんだけどなぁ。

というか、この論理からすれば靖国参拝でギャースカ言ってる、

ノムヒョンとコキントウとコウタクミンと一国を代表する人物にも

当てはまるんだけどさ。


15日参拝の意向、重ねて示す=「いつ行っても同じ」−小泉首相

小泉純一郎首相は10日午前、靖国神社への参拝について
「日本の首相が戦没者に対する哀悼の念を表明するため
靖国神社に参拝する。これは当然のことだ」と強調した。
その上で「15日ならず、いつ行っても(中国などは)批判する。
いつ行っても同じだ」と述べ、15日の終戦記念日に参拝する意向を
重ねて示した。モンゴルへの出発前に首相公邸で記者団の質問に答えた。 

(時事通信 8月10日13時1分更新)


「マスコミは目を覚ませ」首相、靖国参拝報道を批判

小泉純一郎首相は10日朝、自身の靖国神社参拝をめぐる報道機関の論調について
「メディアは公約を守らないと批判する。自分たちの意見に
(公約の内容が)反対だと、守らなくてもいいのではないかと批判する」と指摘、
その上で「日本のマスコミもちょっと目を覚まさないと(いけない)」
と不快感を表明した。

首相は2001年の自民党総裁選で8月15日の終戦記念日に
靖国参拝すると明言したが、これまでは見送っている。

首相はさらに「賛否両論があるのに、いつも首相を批判すればいい
(のか)」と強調。「よくわたしを批判するテレビの評論家と
コメンテーターに意見を聴いてみたい。
首相を批判すれば格好良く見えるのだろうが、
少しは冷静に目を覚ましてもらわないと」と重ねて指摘した。

公邸前で記者団の質問に答えた。

(共同通信 2006年 8月10日 (木) 12:29)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

日本の記者って、毎日のように

「靖国参拝するかしないか」を質問しているようですが、健忘症なの?

ホント、いつ行っても大騒ぎするので同じことですよね。

というか、行く前から騒いでますが。

思い起こせば、首相就任後の初参拝をした2001年8月。

「中国が日にちを前倒しすれば騒がない。」とか言って、

福田康夫官房長官(当時)らが要らぬ入れ知恵をしたから、

小泉首相もそれを信じて二日前倒しして13日に参拝。

でも、結局前倒しして参拝しても中国は大騒ぎしました。

どうせ同じ騒がれ方なのですから、最初の年(2001年)にちゃんと

15日に行っていれば良かったのにとつくづく思います。

これは小泉首相も同じ気持ちではないかと考えられます。

関連リンク;
産経の記者による会見の全文書き起こし。
小泉首相の靖国関連ぶらさがり全文(国を憂い、われとわが身を甘やかすの記さま)

オマケ画像:
朝日新聞昭和三十三年三月二十六日
A級戦犯措置 関係国と公文交換 個々に赦免、減刑

朝日新聞昭和三十三年四月八日
A級十戦犯、赦免される



当時の朝日は決議に文句を言ってなかった。





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