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2006年07月10日(月) どうなる国連安保理の制裁決議案!?

日本は騒ぎ過ぎと韓国 制裁決議効果にも疑問示す

韓国青瓦台(大統領官邸)は9日、北朝鮮のミサイル発射問題に関する
声明を発表、「無理に日本のように未明から大騒ぎする必要はない」と述べた。
声明は盧武鉉政権が同問題で積極的な対応を取っていないとの国内からの
批判に反論したものだが、日韓の姿勢の違いが浮き彫りになったことで、
今後の連携に影響が出る可能性もある。
 また青瓦台の宋旻淳・統一外交安保政策室長は同日、聯合ニュースに、
日米などが国連安全保障理事会に提出した制裁決議案の効果に疑問を呈し、
制裁自体にも批判的な見方を示した。

(共同通信 7月10日0時5分更新)


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靖国神社参拝やら教科書やら海洋調査やらと

国家の安全に関わるミサイル発射に比べれば、

大したことの無い問題に国全体で大騒ぎする国には言われたくはない。


鳩山幹事長 北朝鮮問題で首相のアジア軽視の外交姿勢批判

民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日、東京都内で行われた党の会合で講演し、
日米両国などが国連安保理に提出した北朝鮮への制裁決議案に
中国とロシアが慎重姿勢を示していることについて
「(日本は)近隣諸国に認められた国として活動してきたか。
小泉外交が破たんした結果だ」と、
小泉純一郎首相のアジア軽視の外交姿勢を批判した。
(以下省略)

(毎日新聞 7月9日10時12分更新)


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仮に小泉首相が靖国参拝を一度も行わず外交も中国(アジア)重視だったとしても、

軍事同盟を結び国益で北朝鮮をかばっている中国が、

非難決議案に賛成する可能性はほぼゼロ%でしょう。

ほんと、鳩山氏の毎度の政治外交音痴ぶりにはまいりますね。

ここまで言い切るなら、

先週、小沢・菅・鳩山トリオで中国詣でしてきた際に、

会談した胡錦濤を説得して賛成を取り付けいたのなら、

小泉外交批判をしても説得力がありますが、

それすらできずに、なんでも小泉批判に持っていけば

良いというものではないことをいい加減に学習したほうがいい。


安保理決議早期採択で一致…外務省幹部と米国務次官補

外務省の谷内正太郎次官らは10日、
来日中のクリストファー・ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)と会談し、
北朝鮮のミサイル発射問題をめぐる国連安全保障理事会での
制裁決議案について、早期採択を目指すことで一致した。

 6か国協議再開の必要性も確認した。

 ヒル次官補は同日午後、都内で外務省の河野雅治総合外交政策局長、
佐々江賢一郎アジア大洋州局長らと、同日夕には、外務省で谷内次官と会談した。
谷内次官は会談後の記者会見で、中国の武大偉外務次官が
訪朝したことについて、「横目でみながら、
決議は決議で進めていくということだ」と語った。

 一方、麻生外相は10日夕、新潟市で講演し、
「世界中が『この決議案でいい』と言っている中、拒否権を持った1国が
『議長声明にしよう』と言っている。拒否権を持った国におもねって、
国際世論を無視することは出来ない」と述べ、
決議案に反対している中国をけん制した。

(読売新聞 2006年7月10日21時3分)


中国外務次官ら「説得」訪朝 制裁決議案採決回避へ 瀬戸際

北朝鮮のミサイル発射問題で苦境に陥っている中国の回良玉副首相や
武大偉外務次官らが10日午前、平壌に向けて出発した。
日本などが国連安全保障理事会に提出した北朝鮮制裁決議案の採決が
11日未明に迫る中、北朝鮮最高指導部との直接交渉で6カ国協議への
復帰やミサイル発射の凍結を働き掛け、決議案の採決を回避するのが狙いだ。

 決議案に反対する中国は、厳しい状況に追い込まれている。
共同歩調を取ってきたロシアが「棄権するのでは」との観測が強まる中、
各国から「ミサイル発射を支持するのか」との非難が集中。
拒否権を行使して採決を阻止すれば北朝鮮とともに国際社会から孤立し、
棄権すれば決議案を黙認したことになり、
北朝鮮との同盟関係に亀裂が入るのは必至だからだ。

 どちらの選択肢も避けたい中国の李肇星外相は9日、
国連安保理事国(15カ国)のうち11カ国の担当者と電話で会談。
拘束力のない議長声明の採決を働き掛けたが、同調する理事国はなく、
胡錦濤国家主席が回副首相に託したとみられる金正日総書記への
メッセージと武次官の説得工作に望みを託した格好だ。

 だが、残された時間は少なく、北朝鮮が6カ国協議復帰などに
応じる可能性は「極めて低い」(日本外交筋)とみられる。
10日朝、北京空港に到着した武次官らの一行は、待ち構えた報道陣を
避けるように車で滑走路に入り、チャーター機に乗り込んだ。

=2006/07/10付 西日本新聞夕刊=
(西日本新聞 7月10日17時8分更新)


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小泉首相は10日の採決に拘らなくても良いと会見で言っていましたが、

延期されれば、中国の根回しで反対に回る国が増えるかもしれないし、

北朝鮮を説得して6ヵ国協議に戻させて制裁を回避させるかもしれません。

6ヵ国協議なんて北朝鮮に取ればただの時間稼ぎ。

6ヵ国協議が行われてきましたが、なんの成果も得られず、

北朝鮮としては時間稼ぎの結果、テポドン2や新型ノドンの

テストが出来たのですから得をしていた事になります。

今夜、安保理で採決されるかが次の戦略へ進める分かれ道。

先延ばしは日本にとって不利になるでしょう。


米、週内にも独自制裁へ 国連安保理と2段構え

ブッシュ米政権が北朝鮮の長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射を受け、
国連安全保障理事会での決議案をめぐる結論が出る今週にも独自に、
対北朝鮮制裁の強化に踏み切る方針であることが10日、分かった。
クリントン政権時代の1999年に緩和した「対敵国通商法」に基づく
経済制裁の再発動などを想定している。
米政府高官ら複数の政府関係者が明らかにした。
 国連安保理と「有志国連合」という2段構えで制裁強化策を
模索している米政府は、既に北朝鮮に対する金融制裁などを発動しており、
今回の制裁強化は象徴的な意味合いが強い。
しかしテポドン2号の発射に対する対抗措置を明確に示すことにより、
北朝鮮への圧力強化を主導していく考えとみられる。

(共同通信 2006年(平成18年) 7月10日)


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アメリカは安保理が失敗した場合の保険もちゃんと考えてあるようです。

国連に関係なく制裁するのなら、中国は拒否権を使う意味すらないね。





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