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2005年07月15日(金) みんな知らずに吸ってるアスベスト

アスベスト被害、製品業者の死者374人 経産省調査
今後10万人死亡!? アスベストの恐怖(読売新聞)

『ワイドスクランブル』を見て驚いたのですが、

石綿(アスベスト)は、建築素材だけに使われていた素材ではなく、

1980年代までは、ベビーパウダー(中高年の方はシッカロールまたは天花粉と言う。)、

ドライヤーの絶縁部、トースター、タバコ(洋もく)のフィルター、

理科の実験に使う石綿金網まで、

他にも、↓こんな感じに使われていたんですね・・・。

アスベストの恐怖より一部抜粋

> 実は人体に及ぽす悪影響が日本で指摘される80年代まで、
>アスベストは防火カーテン、トースター、ヘアドライヤー、道路舗装、
>パッキン、水道管、ベビーパウダーなど、約 3000千種類もの製品に使われていた。
>驚いたことに補修用の車のブレーキライニングには
>いまだアスベスト製品が使用されているという。  
>環境省の調査によれば、幹線道路に近づくほど大気中の
>アスベスト濃度が高くなっており、路肩に近づくほど濃度が高くなっている。
> これはブレーキの摩擦によってアスベストが飛散した結果と考えられているのだ。
> 「EUやアメリカなどではアスベストの使用開始が日本よりも早かった。
>このため、まさに今、悪性中皮腫などの発病がピークを迎えています。
> 日本ではこれからそのピークが来ると予測されます。
>国の対応が遅れ、何の対策もとられないまま長期にわたって
>アスベストを使用してきたので、
>発症する患者もまた長期にわたって増えると予測されます。  

----------------------引用終了-------------------------------

1996年7月1日付質問とお願い内容についてのメモ

>水道水に多量のアスベストが含まれていて、
>それを使って密閉した部屋で加湿器を使用すると、
>部屋にアスベスト繊維をまき散らすことになるという例さえもある

アスベストについて考えよう

>*日本ではもう使われていないのではないのか*
>今まで電話などでいろいろなところに問い合わせても、
> もうアスベストは使われていないといわれてきた。
>しかし、わが国のアスベストの使用量は、現在でも、
>年間約20万トン この量は、ロシアに次ぎ、
>中国と第2位を争っていると言われる。

>*どこに使われているのか*
>現在、アスベストの代替化は進んでいると言われるが
>まだ、アスベストを使っている車も走っている。
>吹き付けアスベストは、原則的に1975年に禁止されたが
>その後、他の建材の吹き付けに混ぜて使っている例もある。
> 戦後、盛んに行われた吹き付けアスベストを使った建物は
>今も多く残されており、これから取り壊しのピークを迎える。

>吹き付けアスベストは、飛散性があるものとして特に問題にされるが、
>実際に使用されている量は、スレートなどの、一般に、
>アスベスト成形板と言われる建材の方が遥かに多く 我々の身近かにあふれているが、
>解体にあたって、法規制がないため影響は、むしろ大きいのではないかとも考えられる。

-------------------------引用終了-------------------------------------

吹き付けアスベストは、原則的に1975年に禁止されていますが、

現在でも、他の建材の吹き付けに混ぜて使われているので、

今後もアスベスト被害が出ることでしょう。

また、戦後、盛んに行われた吹き付けアスベストを使った建物は

今も多く残されているので、これから取り壊される時に、空気中に飛散するでしょうし、


>*アスベスト被害を防ぐため*
>地震などによって倒れた建物に、吹き付けアスベストが使用されている場合近寄ったり、
>そのままで解体したり、解体中に側にいたりしてはいけない。
>特に子供を解体現場に近づけない。


神戸なら、95年の震災後の倒壊した住宅などの解体作業で、

空気中に多く飛散していたのでしょう。

当時は、防じんマスクを着けて外出していましたが、

アスベストは軽く尚且つ腐敗もせず、服や何かに付着するか、

吸い込まれるまでは空気中を永遠にただようそうですから、

風に乗って遠くから運ばれたアスベストを

知らずに吸ってる可能性は大いにありますね・・・orz

欧州では、ノルウェー84年、オランダ91年、ドイツ93年、 フランス96年など

に全面禁止されております。

これに対し日本は青石綿と茶石綿の使用禁止が95年で、

白石綿も含めた原則禁止は04年10月。全面禁止は08年の予定だそうです。

欧州に比べ日本の規制の対応スピードは遅すぎます。

このようなことを考慮しても、今後、全面禁止にしても

アスベストを使った素材は社会に残るわけで、日常生活の中で、

微量であっても知らずに吸っているし、これからも吸う可能性はあるので、

アスベスト(石綿)製品メーカーの従業員や、

吹き付け作業に関わった人間じゃないから「自分は安心だ」とは言い切れません。

吸った時点で皆潜伏期間中と言えてしまうのではないでしょうか。

マスコミは、国のせいだ、国のせいだと連呼しておりますが、

石綿を扱う企業人ならだれでも、これの危険性は知っていたそうです。

それでも、多くの企業は石綿の利便や利益に拘り、労働者の一部の人も

使命感とお金のために自分の命もいとわず作業をしていた。

これは、つまり、良心的な企業人がいなかったことを意味します。

安全軽視で事故を起こした鉄道会社や航空会社や関西電力と全く同じです。

良心的な企業人になるインセンティブがないからこそ国の規制が必要なわけです。

マスコミは国にだけ責任を押し付けようと躍起ですが、

危険な物質と承知した上で、本格的な規制を怠った国と、

利益優先で安全を軽視した企業両方の責任ではないでしょうか。

ちなみに、北朝鮮では偉大なる将軍様が考えた安くて丈夫な脅威の建築素材として、

石綿スレートを国家事業の一つとし、今年から工場をフル稼働して作っているそうです。

流石は、人民の命を考えない偉大なる将軍様ですね。


「重大な挑発」と抗議=東シナ海ガス田の試掘権付与−中国

>中国外務省の崔天凱アジア局長は15日、日本政府が14日
>帝国石油に東シナ海でのガス田開発の試掘権を付与したことを受け、
>渥美千尋駐中国公使を同省に呼び、「日本の行為は中国の主権と
>権益に対する重大な挑発かつ侵害だ」と述べ、「強烈な抗議」を表明した。

----------------------引用終了-------------------------------


〃∩ ∧_∧
⊂⌒(  ・ω・) はいはいわろすわろす
 `ヽ_っ⌒/⌒c
     ⌒ ⌒

なぜ中国の抗議コメント(韓国もそうですが)って、いつもそっくりそのまま

お返しできるような内容なんでしょうね?





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名塚元哉 |←ホームページ