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2005年06月26日(日) 同胞を奪還できない日本国は国なのか。

<拉致被害者>座り込み延べ2500人 3日間の日程終了

本日、3日間にも及ぶ座り込みが終了しました。

昨日の座り込みに参加した方のブログをご紹介します。

「座り込み2日目報告」(Bule jewelさん)
「座り込んできました!」(プロテクトX −傍観者たち−さん)
「支援者の強い絆、同時に沸くある種の違和感。」(logさん)
「フォラツェン医師との再会------家族会座り込み2日目」(酔夢ing Voiceさん)
「あの国の大きさと日本の小ささ」(tarochan.netさん)

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.06.25)■座込みさらに増加

>ドラマのような一場面もありました。外車(大使館)ナンバーの車が
>座込みの傍に静かに駐車し、名前も名乗らず飲物を差入れて立ち去っていきました。
>ナンバーを照会したところ、何と米国大使館の車でした。
>我々もテロとの戦いを米国と同じ気持ちで戦っています。
>家族会への静かなエールには感動しました。


他にも多くの方が、座り込みに参加され、

その感想をブログなどに書き込まれています。

(今日も参加された方は、後ほど感想をアップする事でしょう。)

そんな方々のブログなどを読んでいると、

「東京に住んでいれば、座り込みに参加しているのに!

でもしかし、心臓の悪い私が行けば、炎天下でぶっ倒れ、

かえって迷惑になってしまうだろうから、

せめて、冷たい飲み物やおしぼりや冷えピタとかを差し入れしたい!!」

こういう気持ちをどこにも発散できなくて、

「ああ、もどかしい!」という気持ちに駆られます。

初日、2日目ともに座り込みに参加された議員は、

西村眞悟さんだけだったそうです。しかも、最初から終わりまでです。

(きっと、今日も座り込みに参加された事でしょう。)

西村眞悟さんの行動は、まさに「言行一致」です。

それに引き換え他の議員さんといえば、拉致議連に所属する議員であっても

座り込みの場に来ても「頑張ってください」とか声をかける程度。

3日間のうち、1時間でも、いやたったの30分でも同じ場で座り、

熱を吸収したアスファルトからの照り返しにより伝わる

あの気分の悪くなる熱波の中、命懸けで自分の意思を伝えるご家族と

一緒になり辛さを共有する行動が出来ないようならば、

西村さんと安倍さんを覗く議員の方々は、

ブルーリボンを着けている資格はないのではないでしょうか。

(座り込みに参加していない私が偉そうに言うのもなんですが。)

政治家の99%が、こんなヘタレぶりでは

小泉首相だけを攻めても仕方ないような気がします。

この国家はもはやダメだという気持ちに駆られます。

情けないかな日本政府に見切りをつけ、

アメリカに解決を求める運動にシフトしてもいいんじゃないかと思うぐらい。

そして、ろぐさんのブログを読むと、運動(世論へのアピール)の

難しさがこれまで以上に感じられましたし、

また今回の座り込みで、今までよりもさらに政府に対する不信感や憤りなど

惨憺たる気持ちが強くなった人が多いのではないでしょうか。

こういう気持ちにさせる国家の責任は非常に重いです。

小泉首相は、これまで誰も恐れ手を出す事のなかった拉致問題に

取り組んだ事へは評価をしています。

ただ、その重い扉を開けたからには、中途半端で終らせず

最後まで責任を持って解決へ向け全力を尽くすというのが

「男」がとるべき責任ではないでしょうか。

アメリカに経済制裁を止められていたり、

国家間の枠組み上、あらゆる面から見て日本単独での経済制裁が

難しく踏み切れない理由が根底にあるのだとしても、

一度、家族の方々だけと対面し、ご家族の話を聞き、

自分の考えを述べるべきだと思います。

例え、それがご家族の方にとって100%納得の出来るものでないにしても。

この猛暑の中、三日間座り込みをされた70代〜80代までの

ご高齢の家族の姿とそれを支援する多くの人達をを見て、

何も思わないのであれば、「貴方には人間の血が流れていない。」とか

「金豚に何か弱みを握られているのか」などと批判されても仕方がありません。

最後になりましたが、三日連続の座り込みを実行したご家族の方々、

その支援者の方々、そして座り込みに熱い気持ちを持って参加された全ての方々、

周辺を警備に当たった警察官の方々、暑い中、本当にお疲れ様でした。

この暑さと精神的疲労によって体調を崩されませんように。

そして、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」という諺の通り、

(意味:一身を犠牲にする覚悟で当たってこそ、
     窮地を脱し、物事を成就することができる。)

この三日間の座り込みが、新たな打開策へとつながるきっかけになる事を祈っています。





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名塚元哉 |←ホームページ