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2004年05月30日(日) あちゃー、日本の保有する天然ガス・石油も中国に取られるぞ。

中国、日中境界海域に施設  東シナ海 ガス採掘へ建設

>東シナ海で調査活動を続けてきた中国が、日中中間線ぎりぎりの中国側海域で、
>天然ガスを採掘するための施設建設に着手したことが二十七日、
>航空機からの本紙調査で確認された。
>資源が日本側にまたがれば埋蔵割合に応じて配分を中国側に求めることができるが、
>日本側に具体的な資料はなく、中国側が独占する可能性が大きい。
>採掘には米国と英国・オランダの石油企業が一社ずつ加わっており、
>日中間の新たな懸案に発展する恐れがある。 

>■資源独占の恐れ

>採掘施設は「春暁ガス田群」と呼ばれるガス田群のうちの「春暁」で、
>日中中間線から中国寄りに約五キロの距離にある。東シナ海に
>中国が一九九八年に初めて造った海上ガス田「平湖ガス田」は
>中間線から約七十キロの距離にあり、春暁ははるかに日本側に寄っている。

>春暁ガス田群は九五年、中国が中間線をはさんで中国側と日本側での試掘に成功し、
>豊富な天然ガスを確認した。日本側での試掘は無断で行われた。

>採掘施設は今月二十三日、巨大なやぐらが海底に設置され、
>二十メートル四方の足場が海面に姿を見せた。年内には完成し、
>海底パイプを通じて中国本土の寧波に年間二十五億立方メートルの
>天然ガスが送り込まれることになる。

>               (中略)

>東シナ海に眠る石油や天然ガスは黒海油田に相当する推定七十二億トンとされる。
>その大半が日中中間線の日本側にあるとみられている。

>石油や天然ガスなどの地下資源が複数国にまたがった場合、
>埋蔵資源の体積に応じて配分するのが国際常識とされる。

>だが、日本政府の調査は地質構造を探る程度の基礎調査にとどまり、
>配分を求める根拠を持ち合わせていない。
>このため、専門家の間では春暁ガス田群の建設によって東シナ海が事実上、
>「中国の内海」となる可能性が指摘されている。


イラクでジャーナリストの橋田さんと小川さんが銃撃されたニュースがあるとはいえ、

このニュースを一番影響力のあるTVでは、これっぽちも報道しませんね。

唯一『ズームイン』で、辛坊さんが取り上げたぐらいでしょうか。

境界海域の中国ガス採掘施設、省庁責任“なすり合い”

>東シナ海の日中境界海域で中国側による新たな天然ガス採掘施設の
>建設が明らかになった二十八日、東京・永田町の自民党本部で
>「海洋権益に関するワーキングチーム」(武見敬三座長)の会合が開かれ、
>政府に厳しい批判が集中した。海底に眠る膨大な天然資源をみすみす中国に
>奪われる可能性がありながら、有効な対策を持たない政府。
>官庁間で責任をなすり合う構図も見え隠れし、議員からは
>「権益を守る意識があるのか」と怒号が飛んだ。 

>午前八時、非公開で始まった会合には衆参国会議員三十二人が集まった。
>説明のために呼ばれた内閣官房や外務、防衛、資源エネルギーなど
>各省庁の担当者に、議員から厳しい叱責(しっせき)が浴びせられた。

>「十年前から中国は調査しているのに、日本はなぜやらなかったのか」
>「中国に天然資源をすべて持っていかれていいのか」。
>興奮した声が、部屋の外まで聞こえてきた。

>今年三月、尖閣諸島(中国名・魚釣島)に中国人七人が上陸。
>島の領有権に危機感を抱いた自民党は、外交調査会に同ワーキングチームを設置、
>日本の排他的経済水域への侵犯を繰り返す中国の海洋調査船などへの対策を
>検討するため、週一回のペースで会合を開いてきた。

>政府批判の先頭に立ったのは、舛添要一参院議員。ガス田開発を伝える
>二十八日付の本紙報道を取り上げ、
>「海底資源が日中中間線の日本側にあっても、調査もしていなければ所有権を
>主張できない。中国が採掘を始めれば、資源を全部持って行かれる。
>どこの役所が最初に問題提起するのか」。

>しかし、各省庁の説明は責任のなすり合いとも取れる内容だ。
>「(外務省が)中間線を画定させないと、試掘はできない」(エネルギー庁)。
>「中国側に抗議しようにも、根拠となる(エネ庁の)資源データがない」(外務省)

>舛添議員は、「内閣官房も、外務省も自分から動こうとしない。
>まったく無責任だ」と憤慨する。


日本側の対応は、いつもの事が起こってから大騒ぎするパターンでホントに情けないなぁ・・・。

今回、建造中なのはガスを採集する施設とされていますが、

ガスが出るからには、その地点または近隣で石油が出るからです。

中日中間線近く海底油田 中国が試掘に成功

>この油田は上海沖約四百五十キロ、北緯二八度二○分、
>東経一二四度五六分に位置し「春暁三井」と名付けられた、
>中国新星公司と上海海洋石油局が昨年十二月に
>海底下約三千七百五十メートル付近の石油層からの試掘に成功。

>日産天然ガス百四十三万立方メートル、原油などの採掘が見込まれ、
>上海と華東地区のエネルギー供給に貢献するとしている。

中国・沿岸海洋資源(ガス・石油)の開発状況

日本と中国の調査結果はほぼ一致しているように、

少なく見て400兆円、多く見て500兆円程度の原油埋蔵量が確認されています。

これは、世界一の産油国、サウジの埋蔵量に次ぐレベルではないでしょうか。

<尖閣諸島周辺海域油田の将来性>

>サウジアラビアに次いで世界第二の産油国イラクの原油推定埋蔵量は
>1125億バレル、イラン・アザデガン油田の推定埋蔵量は260億バレル、
>それに対して尖閣諸島周辺海域の原油推定埋蔵量は、

>日本側調査 1095億バレル(1969年及び70年の調査)

>中国側調査 700億〜1600億バレル(1980年代初め推計)  

>と言われています。つまり、尖閣諸島周辺海域にはイラクに匹敵する
>油田が存在するということになります。欧米の海底油田探査会社に
>調査を依頼すれば、より詳細なデ−タが得られるものと思います。
>いずれにしろ、その海域に油田が存在することは確かです。

尖閣諸島に眠っている埋蔵量は、少なく見てもイラクに軽く匹敵するように、

日本は実は資源大国であったのです。

しかもこのことは、1960年代からわかっていました。

それに目をつけたメジャーから共同開発の提案もありました。

日本は資源小国どころか、産油国で、世界第二位、

北海油田の10倍以上とも言われるほどの膨大な

石油資源が日本にあり、日本は単純計算すると、

実は無税でもやっていけるであろう国家だったのです。

それなのに、小学生の頃から資源が何もない無い日本と

教えられてきたのは何故なのでしょうか?

政府も、これらのエネルギーには関心がないのも不思議です。

その点、中国の指導層は、ほとんどが技術者であるため、

他国の資源も調査して、なんとか手に入れようと考えており、

このしたたかさと強引さがある意味羨ましいです。

日本ってオーストラリアの石炭の開発にも巨額を投じているんですよね。

採掘量の半分は日本に持ってきています。

エネルギーの分散化はリスク回避として上策だけど、自分の国土に

眠っている莫大な資源をドブに捨ててまで他国に金出してるなんて、

笑いたくても笑えませんね。トホホ・・・。

関連リンク:
【中国】日中境界海域で資源採掘施設 [05/28](まとめサイト)
「国家主権」に鈍感な国は、民を殺す (酔夢ing voice)
米安保50年 踏み越える中国船 資源調査 日本は黙認

>中国艦船の観測を続けている杏林大の平松茂雄教授は
>「中国は日本側で石油資源を確認し、日中共同開発を提案する腹積もりだ。
>日本が拒否すれば、独自開発に乗り出す」と予測する。




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名塚元哉 |←ホームページ