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2002年11月08日(金) 北朝鮮と中国 二つの国の墓穴

今回のNGO「北朝鮮難民救援基金」の事務局長で

ジャーナリスト加藤 博 氏の拘束事件は

様々なことを私たちに教えてくれたのではないでしょうか。

日本国民の多くが『北朝鮮難民救援資金』の存在を知り、

過去、日本政府が支援したお米は飢えで苦しむ人々には一切渡らず、

「愛国米」と名を変え没収され、

軍人や役人だけのお腹に収まっていたことも、明らかにされましたよね。

金体制が崩壊しない限り、

これから、日本が経済&食料援助しても、

今までと同じように経済支援は軍事費用に使われ、

食糧援助は軍人・役人を満腹にするだけです。

次に、食料援助をする場合は、

船に食料を乗せて終わりとするのではなく、

北朝鮮の市民一人、一人に直接手渡ししてほしいです。

今回の事件で、国際援助が一番必要な人に行き渡っていないという

事実が国際世論に知られることになり、北朝鮮は墓穴を掘りましたし、

その北朝鮮と友好国にある中国は

難民条約を批准しているにも拘らず、条文内容を堂々と無視する国で、

それどころか外国人を拘束した場合ただちに

相手国公館に通報することを定めたウィ−ン条約すらも守らないこと。

そして、中国公安局は、少しでも抵抗すると「中国政府に反抗するのか」

「私たちは北朝鮮の保衛部と親密な関係にある。

何の痕跡も残さずに引き渡すことが出来るのだ」と言ったそうです。

ジャーナリストにこんなことを言えば、メディアで喋られるのにね〜。

この二つの事実がアジアのみならず世界の国連にまで知れ渡ったことで、

北朝鮮も中国もへたな処理ができなくなった点はよかったと思います。

今後、金体制が国際世論の怒りの恐ろしさを十分に知ることになるでしょう。

う〜ん、それにしても、

加藤氏が30日から拘束されていたのに、

なぜ、メディアは積極的にこの事実を取り上げなかったのでしょうか。

今回、加藤氏が無事に戻れたのも、ネットのおかげだったりするんですね。






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名塚元哉 |←ホームページ