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2002年06月24日(月) 選ばれた11人の気持ちを踏みにじるな。

昨日の日記にメールで多くの意見を頂きました。

僕は反韓主義者ではありません。

韓国人の友だちもいます。

数年前、わざわざ遊びに来てくれた韓国の友人もいます。

日本がベスト16止まりからの嫉妬でもありません。

僕が言いたかったことは、

たとえば日韓戦のとき、

日本人が韓国を侮辱する横断幕を掲げたら

どうなるでしょうか?

単にスポーツだけにとどまらず

政治問題に発展することは必至でしょう。

天の利・地の利・人の利がある

ホームだからこそ、慎重にすべきなのです。

同じ屈辱をイタリア選手やスペインの選手が味わったのですよ、

これがアンフェアーでなくて何なのですか。

いま韓国全土で、気持ちは100%W杯に向いていて

冷静に物事を判断しろと言っても無理でしょう。

しかし、やがて負けたとき、優勝したとき、

“祭り”は終わるのです。

熱が覚めれば物事がきちんと見えてくるでしょう。

一部の事を現地又はTVで見た他国の人々が、

韓国人全員が卑怯だと思い込んでしまう。

その結果、選手や、W杯でボランティアをしている人達、

そして多くの韓国人ひいては韓国全体の

評価を下げるかもしれない行為を非難しているだけです。


FIFAも誤審を認めた、イタリア、スペイン戦。

スペイン代表で、主将のイエロ選手は、

今大会で、代表を引退することを宣言していました。

100%の力を出し尽くしての負けなら、

イエロ選手も、寂しいけど、

どこか清々しい気持ちで、

きっと後悔はしなかったでしょう。

しかし、最後の試合となってしまった

韓国とのベスト4を賭けた試合が、

2回のミスジャッジで幕を閉じた事は

今まで歩んできたサッカー人生を否定されたのと

同じぐらいとても悔しいことでしょう。

明日、韓国との試合を控えた

ドイツGKのカーンは、

「私たちにも不利な判定が一つか二つあるだろう。

それはよくあることで、

ホームアドバンテージというものだ。

それにペースを乱されないようにすることが大事。

審判に抗議しようなんて考えないことだ。

ゴールが認められないことがあっても、

さらに1点決める努力をすべきだ。

2点目が認められなければ、

3点目を決めるんだ。」と、

覚悟を決めたコメントを発表しています。

今後、数十年W杯はアジアでは開催されないことでしょう。

だからこそ、正しいジャッジの下、

後味の悪いことのないよう、スター選手のプレイをじっくり観たい。

明日の試合こそは、そうなることを願っています。




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「明日のドイツ戦まで寝て待つわん。」


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名塚元哉 |←ホームページ