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2001年10月19日(金) 危機管理の出来ない国民性

用事があって観れないため、ビデオ撮りしていた月曜の『TVタックル』をようやく観る。
今回は日本の平和ボケと危機管理能力について討論されていた。
日本人の危機管理能力のなさは子供時代の教育の失敗と大人の幼児性からくるものだと僕は思っている。
日本人は何の根拠も無く、「世界は絶対安全なもの」といつからか信じこみ始めている。
子供が学校でドッジボールをして突き指すると、「あってはならないこと」と
学校や「加害者(!)」の親の管理責任、という話になるし、
先の花火大会の事件でも危険な場所に突っ込んでいった人たちの判断力
のなさはなぜか棚上げにされて「警察の管理責任」の問題になる。
株で失敗すると、証券会社に責任を求める。
サリンを撒いたテロ集団オウム(現・アレフ)をいつまでも平気で野放しにしていたりする。
我々は自らを、「誰かに安全に管理されて、好き勝手をしていてよい幼児」だとみなしているのである。
そして事故などで安全性が砕け散ると、「人のせい」にする。
これはまさに幼児そのものの心的衝動ではないか。
そして、現代日本人特有の他人に対する思いやりのなさが、危機管理を疎かにしている証拠なのだ。
他人を思いやれば「自分の大事な人に何かあっては困る」と全ての事に眼を配り、
危ない物を徹底的に排除できるはずである。







名塚元哉 |←ホームページ