ちょろりの役員様日記
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今日は夕食時はさっぴーがバイトに行き、 りょうたんは相変わらず行方不明なので、弟ひっぴーと二人だった。
ひっぴーは、さっぴーと双子である。 男と女の双子で、特にさっぴーがあんなにアホなので苦労したようである。
さっぴーののことをあほだとかバカだとかさんざん書いているが さっぴーはW大学生なので頭はいいのかもしれない。
同じ高校に通っていた。 ひっぴーは寡黙でおとなしい方なので、理系の男子クラスで ひっそりと生きていたようだ。
当然、さっぴーと誕生日が同じ日である。 毎年誕生日に、さっぴーのアホ仲間の女の子が、 男子クラスにズカズカと入ってきて、
「HAPPY BIRTHDAY!!!」 と大量のクラッカーを鳴らして、本当に恥ずかしい思いをしたそうである。
そんなひっぴーも、今は天下の東大生である。
中学1年の時点で東大に入ることを先生に予告されていて その期待通りの道を進んだようだ。
所詮ちょろりーの弟なので、そんなにキレモノではなく、 なまけもので、出世とかはしなそうなタイプである。
相変わらず寡黙だが、大学院の試験も受かり 今は研究室で、勉強をしている毎日である。
ひっぴーが何を研究しているのかわからないが、 化学実験とかするのではなく、パソコンでなにやら計算をえんえんとしていたりして、理論を研究してるようである。
一度、家のメールアドレスに添付ファイルが送られてきて わけのわからない暗号がズラズラと書かれていたので あたしはコンピューターウイルスだと思って削除してしまったが、 ひっぴーの計算式だった・・・。
消されてしまったのに、 「まあいいわ。」と言うようなのほほんとした弟だ。
今日は珍しく興奮して、 「研究室の謎が解けた!!!」
とあたしに報告してくる。
ひっぴーは、前から大学の研究室のジュースなどを冷やしておく冷蔵庫に 大量に、にんじん が入っていることに大いなる疑問を感じていたそうだ。
前述の通り、ひっぴーの研究室は実験をするわけではなく 理論やシステムを研究するので机とパソコンがあるくらいである。
なぜ?大量のにんじんが?
今日判明した。
研究室メンバーの一人が、 にんじんを丸のまま、生でかじっているところを目撃したそうだ。
「おやつ?!」
「あの人ウマ?」
かなり動揺したそうだが、普段から無表情なので その動揺はばれなかったようである。
その人はいつでも研究室にいて、いつでもパソコンの前にいるのだが、 いつでも2チャンネルを開いてるらしい。
やはり、東大にはおかしな人がいるようだ。
姉として、その人と仲良くなるように。
という指示を出しておいた。
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