白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2014年07月09日(水) 踏み込んでいいライン。

以前も日記に書いたのだけど、2軒隣に住んでいる一人暮らしのお婆さんが、だんだん大変な事になってきた。

昨年まではお元気だったのだけど、今年に入って痴呆が一気に進んでしまった。決まった日にゴミが出せなかったり、あられもない格好で外に出てしまったり、帰り道が分からなくなって迷子になったり。とは言うものの、今のところ「まだらボケ」という段階らしくて、普通に話が出来るタイミングがあるから難しい。

昨日は玄関扉がずっと全開になっていて、防犯的に考えても危ないので近所の人と連れ立って「泥棒が入ってきたら大変だから鍵をかけた方がいいですよ」と声をかけた。「すいませんなぁ、頼りないことで」と普通に対応してくれたのだけど、どうも排尿・排便の失敗があるらしく、家の中は凄い臭いだし、ズボンも汚れていた。「少し汚れているみたいだから、着替えてくださいね」と声をかけたのだけど、どこまで踏み込んでいいのか分からずにいる。

私は知らなかったのだけど、いつの間にか数社から新聞を取らされているらしい。それなのに新聞を家に持って入らないので、郵便受けがパンパンになっている時があるらしい。昨年までは決まった時間に新聞と郵便を取りに出ておられたけれど、今はそういう事も出来ないようだ。何社もの新聞が入るようになったのは最近らしく、ぼんやりしているうちに契約してしまったのかも知れない。

全く身寄りの無い人ならどうにでも手助け出来るのだけど、同じ市内に娘さんが住んでいるので、どうしたら良いのか分からない。娘さんはご主人の方の親の介護をしているらしく、連絡してもあまり訪ねてこないとこのと。息子さん近くにいるようなのだけど、こちらも没交渉。うちのご近所は良い意味でのお節介な人が多くて、心配している人が何人もいるのだけれど、どこまで踏み込んでいいのかが判断できずに手をこまねいている。

こういう場合、どうするのがベストなのだろう。まったくの寝たきりとか、痴呆とかならともかく、普通の時も多いだけに難しい。近所の人達でなんとなく気を配るようにはしているけれど、あのままで大丈夫なのか心配だ。娘さんか、息子さんが何らかの対処をするのが1番なのだけど。

ニュースなどで孤独死等が取り上げられるけれど「分かっていたけれど何も出来なかった」というケースも多いのではないかと思う。どうしたものかなぁ……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2013年07月09日(火) ワガママな母。お洒落な娘。
2012年07月09日(月) 週末の色々。
2008年07月09日(水) 肉派。魚派。
2007年07月09日(月) 白浜旅行後日談
2004年07月09日(金) 完璧な花婿。
2003年07月09日(水) 色々と。ダラダラと。
2002年07月09日(火) 少々難アリの魅力。

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