白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年09月10日(水) 消しゴム太郎

仕事中、ボロリと消しゴムが欠けてしまった。欠けたまは8�弌滷隠沖弌�小指の先にも満たない小さな消しゴム片なんて、どうにも使いようがないので捨ててしまおうかと思ったのだが、たわむれに顔を描いてみた。黒ペンで目を。赤ペンで口と頬を。

……かっ、可愛い。可愛いぢゃあないか。

自分で描いておいて言うのもなんだけれど、素直で愛らしい表情の消しゴム坊やができてしまった(←何の脈絡もなく男の子のようだ)消しゴムに顔なんて描くんじゃなかった……ますます捨てられなくなってしまうではないか。あまりにも可愛かったので「消しゴム太郎」と名前を付けた。フルネームでは呼び辛いので「たろさ」と呼ぶことに。私は「たろさ」を引き出しの隅っこに置いておくことにした。

机の引出しをあけると、にこやかな笑みを浮かべて「たろさ」がいる。可愛いなぁ……なんか、和むなぁ。ホントのこと言うと「いい年してオカシイんじゃない?」と思う部分もあもある。それと同時に「人形のルーツってのは、こういうところからきているのかも」と思ったりもする。

ふとした悪戯心から「もの」に「顔」を描く。で。それにハマる。どんどんエスカレートしていけば立派な人形になる。私の「たろさ」は、あれ以上グレードアップはしないだろうけど、秘密の友人として末永く付き合っていきたい。会社に行く楽しみが増えてしまった。

「たろさ」をこっそり、隠し続けられるといいのになぁ。会社の人間に見つかったりした日にゃぁ恥ずかし過ぎる。別に悪いことしてる訳ぢゃないけど、私にも相応の見栄がある訳で。家に連れて帰れば良いのだろうが、なんとなく生まれた場所に置いてきたい気がして。もちろん、今の職場を離れる時は「たろさ」も一緒に連れて行くつもりだけれど。

「職場でのささやかな楽しみ」について書いてみたところで、今日の日記はこれにてオシマイ。


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【同月同日の過去日記】
2002年09月10日(火) ゴッホ展へ行く。

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