白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

目次過去未来

【検索からお越しの方へ】
日記内検索をご利用いただくか、読書関係のお探し物はHPへお越しくださいませ。
当日記は移転しました。下記で更新を続けています。
引越し先 白い木蓮の花の下で


2003年07月06日(日) つくづく不可解。

今日は運転免許の更新へ行ってきた。
平日に休みを取って行きたいところだったのだけど休み辛い状況なので
仕方なく、渋々、嫌々、休日を捧げたんである。

私は自動車の運転って、どちらかと言うと苦手なのだが
それでもドライバー歴10年のキャリア。
免許取得時は「年齢×1万円」で免許が取れるという時代だったのにも関わらず
20歳の私は、オートマ限定だったのに30万円かけて免許をとった。
要するに、平たく言うと、落ちこぼれだった……ってことである。
当時は、憂鬱な気分で免許証を手にしたものだったが
なんだかんだ言って今ではそれなりのドライバー。
当たり前だが、右折も左折も普通にできるし、車庫入れだって平気である。
縦列駐車はいまだに自信がないけれど……てな感じ。

日曜日に免許の更新なんて行くもんぢゃない。
人の多さと、行列と、待ち時間にウンザリしてしまった。
暇つぶし用にと図書館で借りた本を鞄に入れていって正解だったなぁ。
社会人ってのは色々と忙しかったりいるから、日曜日に是が非でも
……なんて思ってしまうのだろう。私のその一員なのだし。

それにしても驚いたのは免許の更新にカップルで来ている人が多かった……ってこと。
ラブラブ・ファイヤーな若いカップルだけではなくて
そこそこの年齢の人でも、カップルで来ている人も多かった。
免許の更新に……しかも違反者講習にカップルで来る意義って、なんだろう?
私には到底、理解できないことだった。

社会人ってのは、ただでさえ「自分の時間」を作るのがムツカシイ。
好むと、好まざるとに関わらず、働かなければ食べていけないので
仕事中心の生活になりがちで、趣味の時間なんて、なかなか取れないのが現状だ。
そんな生活において「休日」というのは、貴重な時間だと思う。
私など「休日」と「給料」が生き甲斐で働いているようなものだし。
ただ「行列して待ち時間を耐える」という行事に敢えて突撃していく人は
よほど暇な人なのだろうか?? することが無いんだろうか?
日々「もっと時間を!」と思って生きている私は待ち時間など苦痛でしかない。
自分の免許の更新なので、仕方なく並んでいたに過ぎないのだ。

あるいは……彼らは「いっときも離れがたい」ほど愛し合っているのだろうか?
だとすれば、その愛は崇高なものなんだろうなぁ……と思う。
私だったら、その近辺まで一緒に行くことがあったとしても
「マクドナルドで本でも読んで待ってるから、言ってらっしゃいね♪」
……てあたりが、我慢の限界だと思う。とても一緒に待ってられない。
そう考えると、私がかつて抱いた愛情ってのはすべからく偽物ということなのか?

つくづく不思議で不可解な光景だった。

帰宅して、その話を家族にしたらば非難Go−Goだった。
「そりゃぁ、白蓮の感覚が、どうかしている」のだと。
なるほど一理あるかも知れない。
私が運転免許の更新をパートナーと一緒に行きたいという心根の持ち主なら
シングルライフに甘んじることはないのかも。
ま。だからって、こればっかりは変えられるようなものでもないのだけれど。

とりあえず、つつがなく運転免許は更新されたのだった。
次の更新は優良運転者として、講習免除でいきたいなぁ
……ってことで、今日の日記はこれにてオシマイ。


目次過去未来


エンピツ投票ボタン(押していただけると励みになります)↑
My追加

yurarraをフォローしましょう

【同月同日の過去日記】
2002年07月06日(土) 七夕前夜。

白蓮 |MAILHP