白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年08月15日(木) 『ベント 堕ちた饗宴』を観たりして。

お盆休み、最終日。レンタルビデオで『ベント 堕ちた饗宴』を観た。

第二次世界大戦のドイツでユダヤ人が強制収容所に入れられて
虐殺されたというのはは周知の事実だが
ユダヤ人と同じように、同性愛者も強制収容所に入れられていたことは
ユダヤ人虐殺ほど知られていないのではないだろうか?
『ベント 堕ちた饗宴』はその時代に生きたゲイの男性の物語だった。

題材が、題材なだけに「痛そうな話だなぁ」と予想していたが
痛いと言うか、キツイと言うか……感想が書きにくい作品だった。
涙と感動の物語というよりも「人間って…」
って呟いてしまいたくなるような
色々と考えさせられる内容だった。

人間って、恐ろしいほど自分勝手にもなれるけれど
誰かを想って「あんなこと」とか「そんなこと」もできたりなんかする
摩訶不思議な存在なんだなぁ……と思った。
恋人を死なせてしまった主人公の「愛」は自己愛の方が勝っていたが
強制収容所で主人公が見せてくれた「愛」は、自己愛ではなかった。
同じ人間が、いつも同じ結果を導くとは限らない訳で……
人間には計り知れない何かが秘められているのかと思ったり。
「いい」とか「悪い」とか、そ〜ゆ〜判断ってのは
簡単に出来るものぢゃないなぁと思ったり。

ちなみに、映画として面白かったかどうかを問われたら
キッパリと「面白くなかった」と言える類の作品だった。
言いたいことは良く分かったのだが
無駄が多くてダラダラした印象を受けた。
舞台作品を映画化したものだと聞いているのだけれど
もしかしたら舞台の方が良かったのかも? と思ったりした。
面白くなかったのにも係わらず、映画に込められたエッセンスというか
「言いたいこと」が分かるだけに、捨てきれない感じがした。
こ〜ゆ〜作品は「感想を書く」よりも、誰かと語りたいなぁ…と思った。
このテの作品が大丈夫な友人に「観てくれ」とお願いしてみようと思う。

とりあえずビデオの話は、この辺でおいといて。

お盆休みと浮かれていたが「アッ」と言う間に終わってしまった。
思えば、いつもの休みプラス1日しかなかったのだ。
まったくもって、休み足りないままに終わってしまった感じがする。
それでも、自分のことも、それなりに出来て良かった。
食事にも行った。ビデオも観た。PCゲームを買って、プレイもした。
そこそこリフレッシュしたことだし、休み明けも頑張っていこう。
……ってなことで、今日の日記は、これにてオシマイ。


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