白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年02月17日(日) ドミノが倒れてゆくように。

今朝、いつものように家をでて
いつものように電車に揺られて
いつものように奈良盆地を闊歩して職場に出たらば……

中堅の建築士のNさんが高熱を出して欠勤しておられた。
ここのところ、連日、忙しかったし
なによりも「風邪」や「インフルエンザ」の季節だから無理はない。
今日は「日曜日」だったので、お客様との接客もあっただろうに
それでも欠勤するということは、そうとう酷いのだろうと思った。
↑もっとも風邪っぴきで接客するとるなる、それもまた問題なのだが。

そして昼過ぎ。
夢見る建築士Kさん、持病の尿道結石が勃発してダウン。
痛みと闘いつつ、Kさんは静かに早退。
連続、深夜の二時、三時まで仕事をしていたのだから
過労が祟ったのだろうと思う。

そして夕方。
見積もり担当のYさんが、九度以上も熱がある身体なのに
それでも仕事をしていた事が発覚。
気が付いた同僚に迫られたYさん、渋々早退。
↑大人で九度以上発熱したら普通は立っているのも辛いはずなのに。

たった1日の間で、次々と3人もの人が倒れてしまうだなんて!!
まるでドミノ倒を見ているように
バタバタと倒れていってしまわれた3人の男達。
しかも、今が働き盛りの屈強な男達が……である。
なんとなく気の毒すぎて「おだいじに」としか言えなかった。
「ゆっくり休んでくださいね」とか言ってみたところで
気休めにしかならないだろうから……

いったい、人は何故、働かなければならないのだろう?

……などと、思わず思春期の若者のような事を思ってしまった。
考えなくても、答えは身体で知っているのだけれども。
みな、それぞれに、養っていかねばならない「家族」がいたり
そうでなくても自分の「食い扶持」を稼がなければならなかったりするのだ。
ただでさえ不景気なご時世、しかも不況の建築業界。
みな「今のポジション」を守るだけでも必死だったりして
ついつい、過労するまで働いてしまうんだろうなぁ。

そんな、こんなを考えていると、どこまでも「考え」が膨張してゆき
なんだか私もナチュラル・ハイ♪
↑人間は草臥れたり、嫌な事があると妄想に走りがちな生き物なのです。

どんな状況の人でも、とりあえず死なずに生きていて
「いま」「ここにいる」ということだけでも
スゴイことなんだなぁ〜〜〜〜とか思ったりして〜

ビバ! オヤジ!
ビバ! オバチャン!
ビバ! オニイチャン!
ビバ! …長くなるので以下略。

まったくもって、♪〜ハァ・ビバ・ドン・ドンってなもんだ。
仕事をする「人間」が倒れてしまったので仕事は完全停止状態。
おかげで私も早く帰宅できたのだけれど
人のことを語っていないで、まずは我が身を振り返れ……と。

今日はこれから、歯を磨いて、宿題はないので、もう寝ます。
まだ「小学生」でも起きている時間ですが
お布団に入って身体を休めよう……

これを読んでくださっている「あなた」
くれぐれも、お身体には、お気を付けくださいませ。
人間って「倒れる」時には、容赦なく「倒れて」しまうようです。
↑今日は3連発を目にして、驚いてしまいました。
もちろん身体だけぢゃなくて、気持ちの方も、ごゆるりと。
バタンと倒れてしまわない程度に、ゆるゆるお過ごしくださいませ。

倒れてしまった3人が、早く元気になることを祈りつつ
今日の日記は、これにてオシマイ。


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