白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年02月05日(火) 羽根とスパンコールと私(変身願望とか)

今朝、私は「休日」だというのに、なんとなく憂鬱で陰気な気分だった。
原因は色々とあるのだけれど「陰気の虫」に憑かれてた
……という感じの、たいそう根の深い陰気さ加減だった。
起床して、PCを繋いでみたものの、このままでは
「1日コタツで昼寝してオシマイ」という1日を送ることは明白だった。

そうだ。とりあえず、外に出よう。

私は駅前の小さな書店で『関西ウォーカー』を購入して
目的地は雑誌まかせ…ということで都心向かう電車に飛び乗った。
しかし……
私が「観たい」と思う映画は、あつらえたように陰気な作品だったし
美術展はイマイチ良いものはなかったし
京都に「梅見」ということも考えたのだが
歴史の因習が色濃く残る町で1人梅見とは切ないというものだ。
どちらを選んでも「陰気の虫」を増長させることはあったとしても
撃退するのには役不足である。
……そこで私は考えた。

そうだ。宝塚へ行こう!!

昨年、宝塚の「宝塚変身写真館」でドレスアップして写真を撮った
その瞬間に味わった「いい気分♪」の記憶が私の頭の中を駆け巡った。
「乙女」のパラダイス、宝塚……
あの場所は奇妙なエネルギーに溢れているので
ちょっと、エネルギー下降気味の私には持ってこいの場所!!
まさに「神の啓示」とも思えるナイス・アイデア!
大阪だが「限りなく奈良に近い」場所に住んでいる私は
ほとんど「小旅行」とも言える場所……
兵庫県、宝塚市、乙女のパラダイスへ向かった。

「宝塚変身写真館」を訪れるのは2度目とは言うものの
↑「宝塚変身写真館」とは宝塚歌劇で上演した作品のコスチュームをきて
  プロのカメラマンが写真をとってくれる…という奇異な写真館である。
そんな場所1人で行く場所ぢゃないよなぁ〜などと思いつつ
↑昨年は友人と2人で出向いたのだ。
それでも、29歳の「おなご」は恥らいというものが減少しつつあるらしく
まったく平気で写真館の門をくぐったのだ。

ちなみに私が着たコスチュームは……
『珈琲カルナバス』のヒロインの真紅のセクシードレスと
『うたかたの恋』のヒロインの貴族的な趣のある純白のドレス
……の2着だった。
「馬子にも衣装」とは、まったくもって、その通りで
私は自分のコスプレ姿に非常に満足した。

写真館を出る際、写真館のスタッフから
「3時の公演(もちろん宝塚歌劇)をご覧になるのですね?」
……と不意に問われて、お調子者の私は」チケットも持っていないのに
「えぇ。もちろん♪」と「うっかり」答えてしまった。

宝塚という場所はチケットを持っていなくて会場に行っても
チケットが余ってる人がいて、ゆずってもらえる事が多いんだよ〜〜

なんて話を「宝塚ファンキー」の知人から聞いたのを思い出した私は
とりあえず宝塚大劇場へ足を運んでみたりした。
流石は「宝塚ファンキー」の情報である。
私はチケットが余っているという妙齢のご夫人から
いとも容易くチケットを入手することができた。

そんなこんなで、私は5年ぶりくらいご無沙汰していた
宝塚の「生・舞台」を観ることになってしまった。
朝の10時には、そんなことになるなんて思ってもいなかったのに
まったくもって、人生は不思議に満ちている。

久しぶりの「生・宝塚」は「それなりの・これ」った感じだった。
私は熱心な宝塚ファンではないので(しかしドレスは好きなのだ)
華やかなスパンコールだの
ラストでトップさんが背負ってくる「でっかい羽根」だの
それらを観られただけで充分過ぎるほどに満足だった。
異世界へのトリップ……
それが宝塚歌劇の持つ最大の魅力だと私は思っている。

帰り際に取りに行った「変身写真」はムフフな出来栄えだった。
不貞腐れモードで始まった休日ではあったが
思えば素晴らしい1日だったように思う。

休日の覚え書を記したところで
今日の日記は、これにてオシマイ!

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昨年『宝塚変身写真館』で写真を撮ったよ〜〜
……と友人、知人に話をしたところ
「何、着たの? オスカル? アンドレ? それとも黒のタキシード?」
10名中、9名は私が「男役」の扮装をしたと思っていらしい。
身長が143cmの男役がいるとしたら??
あぁぁぁぁ。私はドレスが好きなのに〜
どうやら私は友人、知人から「おっさん」と思われいるようだ(笑)


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