白い木蓮の花の下で  

    〜逝くときは白い木蓮の花の下で〜

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引越し先 白い木蓮の花の下で


2002年01月06日(日) 年賀状考察。社会人失格?

昨年末の日記で「年賀状だけの付き合いなんていらない」
……などと私は声高に宣言した。
その考えは、やはり今年も変わっていない。

しかしながら私は「無視」という行為が徹底的に嫌いなので
「なんで、この人から年賀状が?」と思う方からいただいた年賀状にも
それなりに、お返事を書いて投函した。
元旦にも、正月3日にも、せっせと書いて投函した。
まぁ、たいていは「それなりの・これ」だったのだけれども
1枚だけ、どうしても理解できない年賀状があった。

なんとなく愚痴っぽく、かつ見方によれば悪口めいた話になっちまうので
少し二の足を踏んでしまうのだけれど、やはり書いておくことにする。
この日記は誰の日記でもなく「私」の日記なのだから。
仕事始め早々に終電帰宅するほど残業して
しかも、草臥れ過ぎて、寝過ごして
「タクシー帰宅」で8000円も浪費しちやったりして
脳味噌の調子がイマイチで書いている文章だったりするのだけれど
「それは・それ。これは・これ」なのである。

私が理解できなかった年賀状はネットで知り合った方から戴いた。
互いに住所を教え合うような関係になった方だったのだけれども
その方はネット世界から半分、足を洗って
ネット世界の人間関係を清算されたような経緯があったり
私が出したメールにも返事がなかったりなんかしたので

私自身は「もう、これっきりだなぁ」と思っていた。

喧嘩をした訳でもなく、嫌いになった訳ではなかったのだけれど
反応が返ってこない相手を追いかけるのは、私の趣味ではないし
相手にとって「うざい」と思われるような関係に持ち込みたくはなかった。

緩慢に切断されていく人間関係があってもいい……そう思っていたのだ。

そんな経緯があっただけに、その方からの年賀状は非常に驚いた。
↑しかも手書きメッセージ付きだった。
私が1人勝手に「終わった関係」だと思っていただけで
本当はそうではなかったのだろうか?
とにかく申し訳ない気持ちで一杯になった私は、慌てて年賀状を書き
年賀状を出していかなかった理由と、近況報告などをメールした。
メールの内容はこんな感じ。

思い掛けず年賀状を戴いて、とても嬉しかったこと。
ネット世界の人間関係を清算されておられたようなので
私の方から年賀状を出そうかどうしようか迷ってしまった末
結局、出さずじまいで終わってしまったこと。
今年は弟の再手術があるかも知れないが、まずは頑張ろうと思っていること。
今年が、その方にとって素敵な年であるように祈っているということ。

ちなみに、そのメールに対する返事は無かった。
毎日PCを繋いでおられる方なので
メールは届いているだろうと思われる上に
基本的には「筆まめ」な方から6日以上返事がこないということは
「もう返事は来ない」という事だろうと推察される。

それにしても……これは私の失策だったのだろうか?
たとえ、それが「どこから、どう見ても嘘」であったとしても
「忙しくて年賀状を出すのが遅れちゃいました」と一筆添えるか
あるいは、まったく知らぬ顔をして年賀状を出した方が良かったのだろうか?

それよりなにより「メールもしない相手」に年賀状を出すというのは
どういった気持ちがあっての事だったのだろうか?
それが人間の「義理」とか「付き合い」といったカテゴリーに属するものなら
私は今まで、自分が考えていた以上に
「義理に薄く・付き合いも薄い」人間ということになっしまう。
だとすれば、少しばかり認識を変えた方がいいのかも知れない。

新年早々、色々と考えてしまった。
たかが年賀状。されど年賀状。
私が理解できなかった年賀状を出してこられた方との関係はともかく
今後、人間関係には、もう少しナイーブな心でもって挑みたいと思う。


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