メル子的日々思想

2007年07月29日(日) 感覚がない

この部屋のこの空気も、
この街のこの景色も、
すぐ目の前にあるものなのに、
ここに確かに存在するものなのに、
私だけが異次元の空間から、
捻じ曲げられた隙間より出てきたみたい。


なんでここにいるんだっけ、
と思いながら、
あの街で生活する私は、
やはり異次元の隙間から、
ぽとりと落とされた私みたい。


どこにいても、
なんでここにいるんだっけ、
が頭から離れなくて、

こういう時間ばかりが、
私を締め付けるあまりに、
あの街へ逃げさせるけど、

あの街の中には、何もなくて、
私も居ない。

消えてしまった私は、多分元から居なかった。



そんな日曜日の終わり際。


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