メル子的日々思想

2006年08月08日(火) おんまく夢花火にて学んだこと

日曜日、おんまく夢花火に行った時のこと、
花火会場である港の駐車場にはたくさんの人が座って
シートなどで席を確保していたのです。

私とマブが到着したのは30分前。
ほとんど埋まっていたので端のほうにござを敷き、腰を下ろしました。

花火のオープニングの段階で、人が立ち上がり始めました。

そこで近くに居たオッサンが一喝「座りなさい!席があるんだから」
その横のオバサンも「座ってください、後ろが見えません!」
もちろん私たちは阻まれてほとんど見えません。

特にひどい夫婦が一組居て、子供たちにも
「あっちの方行ったら見えるよ」と座っている人たちの前に立たせます。
自分たちは子供を肩車して、周りの人がかなり文句を言ってるのに、
お互い腰に手を回して知らん顔。

美しい景色を、多くの人と共有することがそんなに嫌なんでしょうか。
自分たちの視界が美しければそれでいいんでしょうか。
前に座っているギャルママは、ちゃんと子供にも、
「後ろの人の邪魔にならないようにね」と言っているのに。

私は悲しみに打ちひしがれました。

途中で夫婦は席を見つけ、移動して着席していましたが、
フィナーレの花火が始まろうとしたその時、
大量の人が押し寄せてきて、私たちの前に立ちはだかりました。
後ろの女子中学生は何も見えないと嘆いていました。

さっきのオバサンが「しょうがないね」と言いました。
オッサンは「しょうがなくなんかない」と言いました。
そして「座りなさい!」と言っています。

私は意を決して、前の人たちに
「座ってもらえませんか?お願いします、見えないんです」
とお願いをして叫びました。

なんていうかびっくりしたけど、座ってもらえたわけです。

私は、多くの人と感動の景色を共有したかった。
多くの人にそういうモラルを持ってほしい。
モラルのない多くの人は、景色を独り占めしたいわけじゃないのかもしれない。
誰にも注意されたことがないから、気配りができないだけなのかもしれない。

注意なんかされなくてもモラルを持って欲しいと思うけれど、
ひょっとしたら注意するってすごく大切なことなのかもしれない…。
他人の子供を叱る大人が減っているというけれど、
それがこういうことを生み出すのね、と実感した一日でした。

私は叱れる人になる!ぞ!しょうがなくなんかない!


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