お腹の子、ダメでした。
昨日、午後からなんとなく下腹部が張ってたんです。 気にはなってましたけど仕事が終わって さて帰ろうとその前にトイレに入ったら出血が!!!
その直後から下半身の脱力感が襲ってきて なんていうのか腰から下が全体的に 下に引っ張られるような感覚なんです。
そのうち下腹部の張りが強くなってきてしまって とても車を運転して帰る事ができそうにありません。 すぐ彼に電話して、迎えに来てもらうことに。 彼が到着するまでの間に産婦人科に電話しておきました。
彼の車でそのまま病院に直行。 着くまでの間もお腹の張りは強くて真っ直ぐ座っていられないほど。 すぐ診察台にあがって当直医の先生に診察してもらいました。
その時はまだ、出血の量もそれほどではなく エコーでもまだ胎児は確認できていたんですが 胎嚢の形がいびつになっているということと 子宮内膜がやたらと収縮している動きがあるので もしかしたら、このまま流れてしまうかもしれないと言われました。
「安静をとるために、入院したり 点滴で出血や張りを押さえることはできますが 言いにくいことですけど・・・ 初期のうちはダメな時はどんな処置を施しても ダメなことが多いんです。 まずは自宅で安静にして様子を見て 変わりなければ、月曜日に見せに来てください。 それ以外の場合はまたすぐ来ていいですから電話ください。」
私、この時すでに”しょうがないよな”と やたら冷静に現実を淡々と受け止めてました。
最初から、なんとなく順調にいかない妊娠の経過。 つわりもほとんどなく、発育も良くなかったお腹の子。 来る時が、来たな、と思えました。
自分の体です。 なんとなく自分でわかります。 妊娠初期でこんなに子宮が張ってるなんて普通じゃないですもん。 まるで「プチ陣痛」のような張り。 何かが「降りてきそう」な気持ち悪い感覚。
自宅に帰っても、体を横にしてても その感覚は治まることはありませんでした。 そのうち出血も黒っぽい赤からだんだんサラっとした鮮血色に変わりました。
痛み、というほどのものはなかったんですが とにかくお腹が気持ち悪い。 寝ていてもジワジワと確実に出血が続いているのを感じてるうち 無性に泣けてきちゃって・・・。 「もうこの子とはお別れなんだな。」と 実感したからかもしれません。 納得してはいても、やはり悲しいしやるせない。 流れていく子供に何もできない、こうやって身を任せるしかないはがゆさ。 「ごめんね。さようなら。」そんな気持ちでした。
彼、一晩起きててくれてました。 自分だって風邪ひいて熱があるっていうのに。
朝、トイレに行くと出血の塊がかなり降りました。 お腹の張りとジワジワと続いていた出血はそれ以降ピタリと治まりました。
決定的です。
病院に連絡して、朝9時にすぐに向かいました。 案の定エコーにも、もう胎児はうつっていませんでした。
不全流産、というやつです。 診察台から戻ると 彼が先生から、経過と 子宮内をキレイにするため これから掻爬手術をすることを説明されていました。
麻酔と劇薬を使うため、心電図をとって 準備ができるまで2人で待ってたんですけど 彼、泣きそうな顔してました。 残念がってくれてる彼を見て、逆に私の方が 明るく努めてました。 私は昨夜一晩の間に、この子にお別れを言えたから。
点滴を受けているうちにボーっとしてきまして 処置をしてベッドに戻ってきたあたりはよく覚えていません。 もうろうとした意識の中、彼が傍に来てくれたのは気づいてましたけど そのあと3時間近くウトウトしては目がさめ 彼と二言三言会話してまたウトウト・・・・。
結局9時から3時近くまで病院にいたことになりますけど いったん帰っていいよと言ったのに 彼はずーーーっと傍についててくれました。 手を握っててくれたり話し掛けてくれたり。心強かったです。 一緒に食事も摂らず。(笑)
入籍、その直後の妊娠、とお騒がせいたしましたが 今回のことはとても残念な結果になってしまいました。
だけど、半月たらずの短い間に 流れてしまった子供はいろんなことを私達に残してくれたと思っています。 そして、諦めないで怖がらないで また、子供が欲しいと望める勇気もくれました。
彼とも話しましたが やっぱり、私達2人の子供が欲しいです。 私の体力が続くうちは、諦めないで頑張ろうと思います。 彼も、頑張ると言ってくれました。(何をだろう)
いつかまた、出会えるでしょうか? 私と、彼の子供に・・・。
|