ARRIVE

2002年09月26日(木) できること

今日は私的な事なのですが日記でかかせていただきます。



昨日は遅番でした。
帰るなり、彼が「ご飯食べに行こう」というので
「お、珍しいな」と思いつつOKしたんですが

「実はさ・・・」
今朝の新聞を広げだしました。

その記事は
2ヶ月前に脇見運転をしていたトラックにはねられ
13歳の息子さんの命を奪われた両親が
運転手への厳罰化を求めて運動しているというものでした。




実はこの遺児のお父様はコックさんで
彼が学生時代にバイト先で大変お世話になった方です。
しばらくご無沙汰していた為
今朝の記事を見て、初めて息子さんの不幸を知った訳でして
いてもたってもいられず、とにかく何か協力できることはないか
とりあえず、そのお父様が経営されているレストランへ
出向いてみることにしたのです。


お店の方にはいらっしゃらなかったのですが
奥様が店に出ておられたので
店に来たいきさつをお話したところ
わざわざご主人を店に呼んでくださいました。


息子が帰ってくるわけではないけれど
人ひとりの命が奪われても、交通事故というだけで
窃盗や詐欺よりも軽い刑で済んでいる矛盾を感じている
同じような遺族がたくさんいるはずだ。
これから起こりうる悲劇をできるだけ防げれば

という気持ちで要望書を募っているという。



私も車を運転する立場だけど
あまりにも乱暴な運転をしている車はたくさん見ています。
スクールゾーンなどや下校時間で子供たちがたくさん
歩道を歩いているような細い道で
信じられないようなスピードを出して
通り抜けていく車もいます。

そんな運転をしていても「過失」で済むんでしょうか?

昨年、改正刑法で
「危険運転致死傷罪」が新設されたらしいが
適用されるのは飲酒運転、暴走、信号無視などに
限られていて
その他の死亡事故は「業務上過失致死罪」になるそうです。
ただ、実刑にならないケースも多いんだそうです。


罪を重くしたからといって人の命は戻って来ませんが
運転する側がもっと
交通事故の怖さ、人身事故を起こした時の罪の重さを知り
意識してハンドルを握り、事故をひとつでも少なくする為にも
交通事故の厳罰化は必要かもしれないと思いました。


便利な車、だけどそれが時に「凶器」にもなるんです。


私も今回のことで今よりもっと気をつけて
運転しなければと思っています。

そして、万が一人を傷つけてしまった場合
謝罪の気持ちと誠意をもって対処しなければとも思いました。



そんなわけで、私と彼は微力ながら
要望書を募る運動を手伝わせていただいています。

私事で恐縮でございますが
この日記を借りて
今回の事故の概要と、要望書の書式を載せたページを
リンクさせていただきますので

もし、共感していただき、賛同していただける方がおりましたら
是非、ご協力くださいませ。 <(_ _)>


康伸君、安らかに。。。









 < 過去  INDEX  未来 >


みなみ [MAIL]

My追加