続き。えーと、その3?
時が過ぎるのって早いですね・・・。 まさか4ヵ月後に続きを書くことになるとは。 自分も妄想内容を忘れるよ。
今、自分の過去妄想を見てふいてしまいました。 根岸のファティマの名前「舞茸」ってアンタ。 ふざけるにも程がある。
えー、続きです。
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「切られた腕を使うのか?」 「まあねー。取っといてくれてよかったよ」 中西の言葉を聞いて、辰巳が不思議そうな顔をする。
騎士が体の一部を失うことは珍しくない。 そのような時の為に体の各パーツのコピーを用意してる騎士も多い。 普通は、わざわざ状態の悪いものを使おうとは思わないのだが・・・。
中西は騎士の傷口を指す。 「これ、この切り口に合う腕じゃないとくっつけられないような切られ方してんの。 しかも、そーとー腕がいい医者じゃないと再生できないね」 「へえ・・・」 「剣にはばっちり毒が塗られてたっぽいし」 そうでもなければ騎士が片腕を失ったごときでこんな状態になるとは思えない。 「こーんなえげつないことすんのは、やっぱトレセン国の騎士、かな」 「・・・トレセン王国に潜入してこんな目に遭ったと?」 「こいつが三上の情報を持ってるっての、あながち嘘じゃないかもよ」 言って、中西は片目を瞑る。(いわゆるウィンクというやつだ) 辰巳は「全然かわいくない」と思ったが、もちろん口には出さなかった。
「さーてと」 中西は、ぱんと手を叩き、野次馬している宮廷騎士に指示を出し始める。 「根岸は間宮博士を治療室まで連れてきた後、このMHを片付けといて・・・っと」 そこへ、アキラが落とされた腕を抱えて戻ってきた。 そっと中西に渡す。 「ありがと」と言って受け取ると、中西はファティマの頭をなでなで。
常識的に考えると、今の状況って他国の騎士に侵入されてるゆゆしき事態なんだけど なーんかこの三上そっくりなファティマのせいでそーゆーカンジがしないんだよねえ・・・。 逆に助けてあげたいっていうかなんというか。 ああ、俺ってホント三上に甘い。 両頬を包むように手のひらを当てて「ううっ、俺のばか!」とうめきながらも ちょっと幸せそうな中西を辰巳は怪訝そうに見つめる。
「はっ、いけない!またうっとりしてしまった!」 「・・・・俺はもう、お前はこっちの世界に帰って来ないかと思ったよ」 辰巳のあきれ声は完全に無視して、中西は指示を続ける。 「近藤、渋沢のとこ行って。部屋でじりじりしながら報告待ってるだろうからね」
「・・・・俺も渋沢のところに・・・」 今にも倒れそうな様子で訴える片腕の騎士に中西は指を突きつける。 「あんたは治療が先!ハッキリ言って生きるか死ぬかってぐらいヤバイ状態なんだからね! アキラ、マスターの代わりに渋沢のところに行ってくれる?」 「はい」 小さい声ながらもしっかりと返事をした自分のファティマを見て、 「悪い、頼んだ。ホント言うと、もー限界・・・」 そう言うと、騎士は気を失った。
「えーと、あと他の者は・・・・」 中西は、庭に集まった大勢の騎士たちを見渡す。 そして人差し指を頬にあててにっこりと微笑む。
「今起こったことは忘れてねv」
他言したらコロスとばかりに背中からどす黒いオーラを漂わせる中西に 逆らえる者はいないだろう。おそらく。
凍りついた空気をよそ目に 「辰巳」 中西はくるりと振り向き、倒れた設楽を指差す。 「こいつを治療室へ運んで」 「おい中西、お前が治療するつもりか?」 「そのつもりだけど?」 「一応、お前も病人なんだが」 「言ったでしょ。『そーとー腕がいい医者じゃないと再生できない』って」 きっぱりと言う中西に辰巳は小さくため息をつく。 「確かにお前は『そーとー腕がいい医者』だがな・・・」 「間宮にも手伝ってもらうし」
ちなみに間宮はファティママイトであり、毒薬学の権威です。 趣味で爬虫類の毒を研究しているうちにスペシャリストになったらしい。
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長くて飽きてきたのでこれで終わりにしておきます。←アンタ・・・
このあと、手術をやり遂げた中西は辰巳が心配していた通りブッ倒れる羽目になります。
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