金色の夢を、ずっと見てる

2016年10月14日(金) 今月末で1歳半。

うちにやってきてやがて1年4ヶ月になる2匹の猫、クロとハチ。その名の通り、黒猫とハチワレ猫です(笑)


で、その2匹。実は去年の去勢手術の術前検査で、猫エイズと白血病が陽性である…との診断を下されていました。もちろん、猫エイズと言っても人のそれと同じで、陽性反応が出たからって即病気になる訳ではありません。ウィルスを体内に持ってる、いわゆる『キャリア』の状態で、将来的に発症するかもしれない、という事。しかし発症してしまったら進行は早いらしいので、できるだけ発症しないように、栄養状態を良くしてやったり体調の変化に気を付けておくしかないな〜という状況で1年やってきました。

生後半年の時点でキャリアで、でも生まれてからずっと室内飼い。つまりどこかで感染してきたわけではなく、おそらく母猫からの母子感染なんですよね。もしかしたら母猫じゃなくて父猫なのかもしれないけど、2匹を譲ってくれた元の飼い主さんとは私は直接知り合いじゃないので、そこまでは確認できず。


でね、その1年前の検査の時に言われてはいたんです。
「子猫は、生後半年ぐらいの間は母乳の影響でウィルスが体内に残ってるだけで本当に感染してる訳じゃないってケースもあるので、来年の予防接種の時にでも再検査してみるといいですよ」
って。で、先日その予防接種に行ってきまして。


接種の前に
「再検査します?」
って聞かれました。聞いてみると、検査料は4000円…やる予定の予防接種が5000円だから、合わせて9000円。それが2匹(苦笑)検査して『やっぱり陰性でした!』ってなる可能性が高いのならそりゃやるけど、わざわざ4000円(×2)払って『間違いなくキャリアです』ってだめ押しされるの辛いな……とちょっとためらっていると、先生に言われました。

「検査してやっぱり陽性だったらもう確定なので、その時は、月イチぐらいでインターフェロンの注射に来てもらった方がいいんですよ。発症を抑制できるから」

あ、なるほど。運が良ければ陰性の結果が出る可能性もあるけど、陽性だったらだったで、そういう対策もできるのか。そのためにもはっきり診断したいのね。じゃぁしょうがない、やるか!


というわけで再検査。そしたら。





「…陰転してます!」





え、マジで!?


猫エイズも白血病も陰性。どうやら本当に、前回の検査では母乳の影響で陽性が出てただけだったようです。うわ〜本当にこんなことあるんだ〜!

驚きつつも喜んでいたら、先生がカルテに書き込みながらボソッと
「本当にあるもんだなぁ」
と呟くのが聞こえました(笑)え、先生も驚く?それってつまりかなりのレアケースだって事?


何はともあれ一安心。その日の夜はお祝いに猫缶を開けてあげました(笑)←普段はカリカリで、猫缶はたま〜にしかあげないのですげぇ喜ぶ。


その後ちょっと調べてみましたが、陽性と出たのが後から陰転する確率がどのぐらいなのかってのは判りませんでした。一般的にはその境目は生後半年だそうです。つまり母猫の母乳の影響が消えるのがその頃って事ね。でも病院や検査キットのメーカーによっては4ヶ月とか8ヶ月とか結構マチマチ。うちの場合、去勢手術のために検査したのがちょうど生後半年の頃だったので、まだギリギリ移行抗体が残ってたって事なのかなぁ。


なぜかハチの方が1kgほど重いという体重差には驚きましたが、2匹とも健康体ですよ〜とお墨付きをもらってホッとしました。順調にいけば娘が成人するぐらいまではいてくれるはずだけど、なんならもう猫又になるまでいてくれてもいいのよ?


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咲良 [MAIL]

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