朝、6時半に起床。今日は、小学校からの親友マキの結婚式です。
朝ご飯を食べて、まずは髪のセット。この日のために夜会巻きの練習を散々したんですが、どうやら私の髪は夜会巻きにはちょっと長いようで・・・・いや、でもこのまえお店のお姉さんにやってもらった時はきれいに出来てたから、やっぱり私がまだ下手って事なのかな(^^; 練習はしたけどイメージ通りのキレイな夜会巻きは出来なかったので、ちょっと変形のおだんごみたいな形に結い上げました。でも、この前買ったパールの飾りがついたスティックとコームで、なかなかいい感じに仕上がりましたよ。
メイクをして、着物を着る。途中でユウが起きちゃったんだけど、次郎君が朝ご飯を食べさせて相手しててくれました。
着付けをしてる間に、次郎君がユウの着替えまで済ませてくれたので、外出用の荷物だけを私が準備。自分の荷物と、ユウの分と。里帰りしてるカツミの実家に寄ってカツミを拾い、今日の会場であるホテルまで次郎君が送ってくれました。
ホテル近くのお店で着物をレンタルしてたミヅキは、そこで着付けも一緒にしてもらって先にホテルに着いてました。 「親族控え室に来てね」 とマキに言われてたので向かうと、なぜか親族に混じってしれっと控え室に座ってるミヅキの姿が(笑)マキのご両親に会ったので、お祝いを言いながらも 「あの、いいんでしょうか、私達もここ(親族控え室)にいて」 と聞くと 「もちろんよ〜!もう親戚みたいなものじゃないの!」 とあっさり笑い飛ばされるし(^^; マキの弟君やその奥さんも、私達がそこにいる事にまったく驚きませんでしたからね(苦笑)
係りの人に 「それでは上のお部屋へどうぞ〜」 と案内されたので、親戚の人に混じってぞろぞろとエレベーターで上がると、なんとそこは写真室。 「では、親族写真を撮りますので」 と部屋に入れられそうになり、慌てて遠慮しました。それはさすがに違うだろ(笑)
挙式はチャペルで。Aラインのドレスで、たっぷりとオーガンジーでドレープをとったスカートに大輪のレースのバラ。上半身のビスチェにはキラキラしたビーズとスパンコールが散りばめられた、マキらしく華やかでゴージャスなドレスでした。扉が開き、お父さんと腕を組んだマキの姿を見ただけで、なんかもう涙がこみ上げてきました。祭壇の前で、お父さんの手を離して新郎イクオさんの手をとるマキの横顔が微妙に緊張してるのを見ながら、カツミとミヅキと3人で早くもすすり泣き。
ここへ至るまでにたくさんの苦労があった事を知ってるから、余計に泣けてきちゃって。
挙式の後は、披露宴の受付を頼まれてたので3人で会場まで走る!(笑)続々とやってくるお客様の受付をこなし、披露宴の時間ギリギリに会場に入りました。お出迎えしてたマキの白無垢姿を写真に撮り損ねたのが心残り・・・・。もう私達が最後で、急いで会場に入らなきゃ!って状況で、写真撮らせてなんて言える雰囲気じゃなかったんだよね〜(;;)
白無垢でお出迎えしたマキは、色内掛けに替えての入場。赤を基調にした華やかな内掛けで、よく似合ってました。洋髪にしたのは正解だったね。
仲人さんによる新郎新婦の紹介があって、新郎側の来賓祝辞があって、新婦側の来賓祝辞があって、2人の出会いのきっかけになったという方の乾杯の挨拶があって、それがまたいちいち全部長いんだわ(苦笑)でも職業上、人前で話す事に慣れてる人ばかりで、やっぱり上手でしたよ。聞いててそんなに退屈しなかったもん。
あ、話し上手といえば、今日の司会をやってくれたのが熊本のローカル局のアナウンサーの男性だったんですよ。で、マキからその人にやってもらうと聞いた時は 「何もローカル局のアナウンサーじゃなくても、司会のプロもいるのになんで?」 なんて思ったんですが、実は意外なエピソードがあったんですね〜。
このアナウンサーの男性、10年ぐらい前に仕事中に大怪我をして、一時は復帰は無理だと言われてたんです。良くても下肢麻痺が残って車椅子生活になるって。でも、できる限りの治療とリハビリを尽くした結果、無事アナウンサーという仕事に復帰。その事故の時に入院してリハビリ生活を送った時の担当看護師の中にマキもいたんだそうです。
入院生活中に、日々の世話をしてもらったりリハビリをしながら 「もし自分が復帰できたら、そして今お世話になってる看護師さん達が今後結婚する事があったら、その時はぜひ、お礼に僕に司会をさせて下さい」 「じゃぁその時はお願いしますね」 なんて話をしたんだそうです。そして、その時のスタッフだったマキが結婚する事になり、それが実現したと。
あら、そんな良い話が・・・とちょっとビックリしちゃいました。そして、やっぱりしゃべりのプロだけあって、この司会も上手でしたよ。
乾杯の後しばらくしたら、マキは仲人さんの奥様に手を引かれて退場し、挙式の時と同じウェディングドレスに着替えて再入場。そのままケーキカットして、新郎新婦の親戚の子供から花束の贈呈があり、お礼に2人から子供達にお菓子のプレゼントがあり、高砂に戻ったところでいよいよ友人代表のスピーチ。
これ、実は最初はカツミの予定だったんですよ。でもカツミが 「すごく緊張するからイヤだ〜(><)」 と言ってた矢先に 「披露宴は友達を減らしてお互いの仕事関係者が多いから、来賓スピーチのみにして友人スピーチはなしになりそう」 とマキが言い、カツミが安心しきっていたらやっぱり友人スピーチもやる事になり(笑)カツミがあまりに拒否するので困ったマキが『ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な』で決めた結果、ミヅキになったんだって(爆)←ちなみに『どちらに』のもう片方の選択肢はもちろん私。いや〜よかった、外れて(酷)
スピーチが終わり、やっと安心して料理が味わえる〜とリラックスしたミヅキ。その後、マキはお母さんに手を引かれて再度退場し、今度はカクテルドレスに着替えて入場→キャンドルサービス。
カクテルドレスは、ラメ入りの水色のドレス。ウェディングと同じAラインか?と思いましたが、良く見たらハイウェストのベビードール風ドレスでした。アクセントに黒いレースが配されていて、一番のポイントはスティック!普通はブーケを持つところが、おそらくドレスとセットの小道具なんでしょうね。キラキラした(多分スワロフスキービーズとかの)飾りがついたスティックを手に持ってたんです。魔法の杖か!?いや、あれはお姫様のスティックだ!!と爆笑。
キャンドルサービスが終わったら、花嫁の手紙。最後に両親への花束贈呈と、両家を代表して新郎父の挨拶、そして最後に新郎の挨拶。
なんつーか、今時逆に珍しくないか?ってぐらい、オーソドックスな披露宴でした。チャペルで挙式の後に白無垢に着替えて披露宴のお出迎え・・・と最初に聞いた時は 「間に合うのか!?」 と心配しましたが、その後も色内掛けからWD、CDと着替えた時もそんなに長時間待たされたって感じはしなかったんだよね。ホテルの美容・衣装部門の人、頑張ったんだろうなぁ。
でもね、最後の最後で泣かされました。
新郎新婦が退場して、お見送りの準備をしてる間、会場内では前撮りの写真をバックにしたエンドロールが流されたんです。仲人さんを始めとして、出席した人全員の名前が映画のエンディングのようにスクリーンに映しだされるあれです。
そこに映し出されるマキの笑顔が本当に嬉しそうで幸せそうで、見ながらまた3人で号泣してしまいました。いっぱいいっぱい辛い目にあってきたからこそ、本当に本当に幸せになってほしい。長い付き合いの中でいろんな思い出がありすぎて何を話していいか迷った・・・というミヅキの気持ちは、私達も同じです。思い出がありすぎて、その中にはマキの泣き顔もあるから、こうして心から幸せそうに笑うマキの笑顔が嬉しくて嬉しくて。きっと、エンドロールであんなに泣いてたの、私達だけだろうな。
披露宴の後は会場前で写真を撮りまくり、プロのカメラマンの人にも撮ってもらったりして、それからまた次郎君に迎えに来てもらいました。カツミを実家で降ろして、そのまま自宅へ。
次郎君は、朝から私達をホテルまで送ってくれた後、ユウと一緒に私の実家に行ってたんですよ。家でユウと遊んであげるにも1人じゃ限界があるから、ついでにお昼ご飯も世話になろうかな〜・・・って次郎君の方から言い出したのがすごい(笑)んでユウは私の実家に預けたまま、迎えに来てくれたんですね。
帰宅したら、まずはデジカメの画像をPCに取り込む。披露宴で撮り過ぎて、メモリーカードの容量が不安になってたんですよ(--; 二次会で撮れなくなったら困る!ってわけで。次郎君がその作業をしてくれてる間に私は急いでシャワーを浴びてさっぱりして、ついでに写真を何枚かプリントアウトしてもらう。二次会には、披露宴に呼べなかった職場の友達とかをたくさん呼んであるって聞いてたので、そういう人達に見てもらえるように店に何枚か挙式や披露宴の写真を飾ろう、とミヅキと計画してたのです。
化粧を直して着替えて、今度は自分で運転してミヅキとカツミを迎えに行く。次郎君は適当なタイミングでユウを迎えに行って、帰ってきたら今度はお義母さんが次郎君とユウの夕飯持って来てくれる事になってて。1人じゃユウをお風呂に入れるのが大変だからさ〜。入れるのはできても、ユウをあげる時に誰かいてくれないと困るんだよね。両方の親に助けられっぱなしです、本当に(^^;
二次会では、幹事を任されてまして。こういうのって、普通は新郎の友達が中心になってやるんじゃないの?と思いましたが、イクオさんのお友達って県外の人が多いらしいんです。大学が県外だったんで。なので結局、全部うちらでやる事になっちゃったんだよね。
中学時代からの友達(っつーかぶっちゃけ、ミヅキの中学〜高校時代の彼氏・笑)が店長をしてる店が、よく二次会とかでも使われてて店員も慣れてるという事で会場はそこ。飲み食べ放題の金額にほんのちょっと上乗せした額を会費に設定しました。と言っても、やたらゲームの景品とか用意して会費が高くなるよりは、特別な事はせずに安く抑えた方がいいよね・・・と相談したので、多分ここ最近の会費の相場からは若干安かったと思います。
準備したのは、コルクボードとメッセージカード。会費を集めた時にそのカードを配って新郎新婦へのメッセージを書いてもらい、コルクボードにかわいく飾り付けて2人にプレゼントする事にしました。ついでにそのボードにさっきの披露宴の写真を飾っておけば、お客さんにも見てもらえるじゃん♪と。
お店で用意してくれたケーキに2人で入刀してもらってファーストバイトをしただけで、後は何もゲームとか企画っぽい事しなかったんですよ。でも結果的には、それで正解だったの。と言うのも、お客さんの年齢層が・・・・若干高めだったんだよね。
まぁ新郎新婦が35歳と31歳なんだから当然といえば当然なんだけど、その友達や職場の人となると、多分平均年齢が30代。ゲームで盛り上がってイェーイ(>▽<)!!・・・・っていう年齢層じゃなかったの(笑)主役2人がマメに各席を回ってくれたおかげもあって、来てくれたお客さんのほとんどが新郎新婦と話せたし、すごく和やかで良い二次会だったって言ってもらえました。
最初と最後の乾杯の挨拶すら、その場で新郎新婦に人選してもらって指名するという行き当たりばったりな進行だったんだけど、楽しんでもらえたようです。っつーかその進行も、お店についてからいきなりミヅキに 「じゃぁ司会進行関係は咲良、よろしくね」 とか言われたぐらいで(苦笑)
受付と会費の徴収を私、メッセージカードを配って回収するのがミヅキ、それを飾り付けるのがカツミ。会の間も、マイク関係は私、受付やカードの漏れや抜けがないかを確認して回るのがミヅキ、飲み物が切れてないかとかに目を配るのがカツミ・・・って感じで、良い感じに役割分担してこなせましたと思います。
しかも、二次会が終わって精算してみたら、お金が少し余ったんですよ。新郎新婦+幹事1人分はサービスっていうお店の特典はあったんですね。でも、うちら3人はまだお金を出さずにおいて、最終的に足りなかったらそれを3人で割り勘にしよう・・・なんて言ってたんですが、カードやコルクボードなどのかかった費用はもちろん、別注だったケーキ代と幹事2人分の会費を補ってなお余ってしまった。
三次会などは特にしない予定だったので、ささやかな金額ではありましたが、新婚旅行の足しにでもしてくれとプレゼント。2人そろって 「いや、よかったら3人で適当に分けてくれ。なんだったらお疲れ様のお茶代にでも」 と言ってくれたんだけど、2人を祝うために集まってくれた人達から頂いたお金ですから。まだ新婚旅行は具体的に決まってないらしいけど、消費税分ぐらいにはなるかもよ(笑)と押し付けました。
本当は、イクオさんは県外から来てくれた久々の友達と飲みに行きたいから、じゃぁ三次会は新郎新婦別行動でマキはうちらとお茶でも行こうか・・・なんて話してたんですが、イクオさんがちょっと体調が悪かったせいもあり、飲み会は中止に。マキだけ、ちょっと時間をもらって2人が泊まるホテル(式を挙げた所)のラウンジで小1時間ほど4人でお茶させてもらいました。無事終わったね〜・・・なんて話しながらまったりとくつろぎ、マキが部屋に戻ってからも3人でさらに1時間ほどそこでおしゃべりしてから帰りました。
ママ友が街に出てるのでせっかくだからちょっと会ってくる、というミヅキと別れ、カツミを乗せて帰路に着・・・・こうとしたんですが、その時点でまだ11時。しかもカツミが 「なんか今になって軽くお腹空いてきた」 とか言い出したので、ファミレスにちょっと寄り道(^^; しばらくしゃべって、カツミを送って、最終的に帰り着いたのが1時ちょっと前だったかなぁ。
仲間内ではマキが最後だったせいもあり、なんかもう友達と言うより親のような心境でした(笑)イクオさんには今日初めて会ったんだけど、二次会の時も何度も 「今日はいろいろお願いしちゃってすいません」 って言ってくれて、最後に締めの挨拶をしてもらったんだけど、その後にも 「本当は、ちゃんと3人の事をご紹介して御礼を言わなきゃと思ってて、ちゃんとマキに3人の名前を確認してたのに、いざ挨拶したらすっかり抜けちゃって・・・・本当にすいません。本当なら、ちゃんと皆の前でお礼を言わなきゃいけないのに」 ってすごく謝ってくれて。いやそれは却って緊張するんで抜けてもらって良かったですが(苦笑)
今度のお正月には、イクオさんも含めて、全員が旦那同伴で集まれるね♪と楽しみにしています。すごく良い結婚式で、すごく良い1日でした。おめでとう、マキv
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