土日は、仕事の研修という名目の慰安旅行(笑)に行ってた次郎君。私も実家に泊まりに行ってました。
日曜の夜に帰ってきてから、どう対処するか決めよう。次郎君がお風呂に入ってる間にでもまたこっそり財布を見て、もし(まぁありえないけど)旅先で気付いて自発的に捨ててきてたら、今回は見なかった事にしてあげる。そのかわり、また発見したらその時は爆発する。まだ例の名刺が入ってたらとりあえず抜いて・・・・黙って捨てておくか、本人に突きつけて問いただすか・・・・その時の気分で。
と、思っていたのに、帰ってくるなり 「8時から消防団の話し合いなんだよ」 とまた出かけ、帰ってきたと思ったらもう10時過ぎ。ユウをお風呂に入れてもらう予定だったのにユウが眠くて待てず先に寝かしつけてる頃にようやく帰ってきて、しかも次郎君本人まで 「もう眠いから寝る。風呂はいいや」 ととっとと寝てしまいやがった。
仕方ないので、一応次郎君の財布を見てみたら・・・・・まぁ予想通り、まだ入ってたので没収。さてどうしようかな〜と思いつつ、私もお風呂に入って就寝。
そして今朝。
どうしよっかな〜、朝っぱらからケンカするのもイヤだよな〜、でも今日1日このモヤモヤを抱えて過ごすのもイヤだよな〜・・・・・・
よし。
「あのね、次郎君」 「うん?」(←作業服に着替え中) 「先に言っておくわ。財布を勝手に開けました」 「へ?」 「財布を勝手に見ました。ごめんね。で、それを踏まえて、だ」 「はぁ」 例の名刺を取り出して次郎君の目の前に突き付け 「これは捨てていいのよね?」 と笑顔で言ってやりました。
一瞬固まった後、引きつった笑顔で 「・・・はい、いいです」 「詳しい事はもう聞かないけどさ」(本当は聞きたいけど) 「はい」 「これ、いらないよね?それとももしかして、予約してまた行くつもりで取ってたの?」 「いえ、違います」 「ご予約するために取ってたわけじゃないのよね?じゃぁ捨てていいよね?」 「はい、ごめんなさい、捨ててください。・・・っつーか、見るかな、人の財布を」 「だからそれは最初に謝ったじゃん。勝手に見たよ、ごめんねって」 「・・・・今度から財布は車の中に・・・」 「そういう問題じゃないから」 「はい、ごめんなさい」
「いつ行ったのかとかは聞かないであげるから」 「・・・・敢えて何も言わない」 「うん、言わなくていいから。前にも言ったよね?絶対に行かないっていう約束が出来ないのなら、行っても私に気付かれないようにしてって。こういう物を無造作に残しておかないで」 「あの・・・・なんで財布を見たの?」 「なんとなく」 「なんとなくですか・・・・」 「そう。なんか気になったの」 「・・・・・気になったのか・・・・」
「ところで、次郎君今度いつ休み?」 「は?えーと・・・・とりあえず3日(祝日)は仕事だな・・・・・日曜は休めるかなぁ・・・・なんで?」 「買い物に行きたいの」 「・・・・何を?」 「何か買って」 「・・・・・はい」 「ちゃんと反省しろよ」 「はい、ごめんなさい」
というわけで、一応の決着がつきました。
まぁ見つけちゃった直後は私も頭に血が昇っちゃって、いつ行ったのか、どんなつもりで行ったのか、その時に私の事は少しも頭に浮かばなかったのか、どうせばれないと甘く見ていたのかばれてもいいやと私の事を軽く考えていたのか、問い詰めてやりたい気持ちにもなったんですが。
たまたま次郎君が旅行でいなかった&私も妹にユウを預けてミヅキと食事に行ってリフレッシュした事、結果的にクールダウンしまして。
上記の会話を、基本的には終始笑顔で進めることができました(←ある意味、余計怖かったかも)
私が勝手に財布をチェックしたというのはかなり予想外だったようですが、実は今までにも何度かチェックしてたんですよ。ただ、今まではせいぜい飲み屋のお姉ちゃんの名刺止まりだったから放置してただけで。
前にもこの手の話題で揉めた時に、キッチリ言っておいたんですよ。
その場の状況や酒量によっては理性が働かなくてそういうお店に行っちゃうかもしれない、絶対に行かないって言う約束はできない、とバカ正直に言いやがったので 「だったら、できない約束はしなくていいから、せめて行った事を私に絶対気付かせないようにしてね。知っちゃったら傷つくから、ちょっとでも私の事を大事に思ってくれるのなら、気付かれないように気を配って」 と言ったんです、私は。
だから今回の名刺の件は、そういうお店に行ったんだという事にも腹が立ったんだけど、どっちかというと、そんな名刺を手元に残しておいて私にばれるようなヘマをしたという点が許せなくて。
ばれてもいいや、とか、ばれたら泣くだろうけどいいや、とか、私の事を軽く扱われたようで腹が立ったんです。
今後、本当に反省して行かなくなるかと考えたら怪しいんだけど(苦笑)とりあえず、行った事をきちんと隠そうとするぐらいの反省材料にはなっただろう。
・・・・そりゃーさー、これに懲りてもう行かないって思ってくれた方がいいさ。でもそればっかりは確かめようがないじゃん。飲みに行かれるたびに後ろからこっそり着いて回るとかしない限り、『本当に行ってないか』なんて確かめようがないんだから。でもさすがにそこまではできないし。
確認できない以上、 「わかった、もう行かないよ」 って行ってくれる言葉を信じるしかないんだけど、その言葉だって疑おうと思えば疑えるし。それだとキリがないじゃん。
とりあえず、今度の次郎君の休みには、一緒に買い物に行って何か買ってもらおうと思います。次の日曜が無理でも、指輪でもピアスでもブランド物のバッグでも、少なくともそのお店で使った以上の金額のものを買ってもらうまでは忘れてあげない。
あ、でも、そういう会話の後で、ちゃんといつものように『いってらっしゃいのチュー』をして送り出してましたよ。今日の夕飯は、次郎君の好きなカレーにしてあげようかな。
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